日本酒 越の若竹 | くればのブログ

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上越市を中心に活動する SingerSongWriter 中村賢一

アメブロを含むSNSをすっかり放置してしまいました。
 
いろんなことが片付くと楽になると思えば
また
新しいイベントが発生する。。
いつになっても楽にはならないものです。
 
さてさて
このたび、気がつくと
10日間くらいの間でいろんなところに旅をしていました。
 
横浜(だらだらと2日間過ごす)→東京(時計の衝動買い)→
→上越に戻る(雁木亭で日本酒を楽しむ)→
→戸隠を抜けて長野に向かう(藤田麻衣子弾き語りライブ)→
→上越に戻る(途中、天狗の隠し梅酒 購入)→
→新潟経由で福島へ(猪苗代湖)→郡山(夜の街で飲んだくれる)→
→海沿いをひたすらドライブ→寺泊水族博物館→上越に戻る
 
こんな感じです。
ブログを放置してしまった分、
体験したこと、数回にわたってゆっくりと書いてみたいと思います。

お付き合いいただければ幸いです。
 
 
 
 

 
横浜で用事を済ませた後、東急東横線で東京まで向かった。
付き合いで行ったスカイツリーのイベントだったのだが
おれはひとり、
目的もなく、ただぶらぶらとお店をまわった。

 


一般市販されているものは、ネットで購入した方が安いし
高速で届けてくれる時代である。
ショップで売っているものには特に興味が無い。
まあ、そんな感じでぶらぶらしていたら
腕時計を販売しているブースに入っていた。
 
な・なんと!
ガラスウィンドウの向こうに、欲しかった時計があった。
Calvin Klein の旧ロゴの入った時計だ!
新しいロゴは全く興味がないが、
この旧ロゴマークのこのシリーズが欲しかった。
 
ガラスの扉の向こうから店員さんに出してもらって
手に取り、
『これください』 と、話をするまで、3分とかからなかったと思う。
 
まさに衝動買いである。
 
でも・・
とってもお気に入り♡♡♡
 
思わぬ収穫のあったスカイツリーでした。
 

 
 
 

 

 


上越に戻り、
日本酒のたくさん置いてある雁木亭でひとりの時間を堪能した。
 
先日、上越の情報誌の表紙を雁木亭が飾っていたので、
ふと、マスターと会話がしたくなり
多くの人が行き来する仲町通りを避け、川沿いに向かった。
 


のれんをくぐると、
たくさんの笑顔と笑い声が飛び込んできた。
相変わらず賑わっている雁木亭である。
テーブル、椅子、棚と、全ての調度品が木でできている。
 
ちょうど
数人の団体が帰った後のカウンター席に座った。
軽い木の椅子を引くと
木の床の上を『ココココ』っと、心地よい音が響き
うまいものを食べる準備が整う。
 
 
マスターに
本日のお勧めの焼き魚を注文し、
ついでにマスターお勧めの日本酒を聞くと
(そういえば聞いたこと無かったな)
『越の若竹?』を勧められた。
・・なんと、お酒メニューの中で一番安い
 
後で調べてわかったことだが
『越の若竹』は、上越にある小さな蔵元である。
 


お猪口を頂き・・・そう、
雁木亭は、ざるに入ったたくさんのお猪口から好きなのを選ぶ。
 
今日は分厚くて重い、いかにも土で作ったお猪口を選んだ。
とっくりから、その透明な液体を注ぎ、
口に運ぶ。
 
もともと上越はお酒がうまい。
感想は
ん~ 普通においしいだけ・・
 
ちょっと辛口である。
 
 
そんなこんなで、何種類かあるお通しをつまみに飲んでいると
魚が焼けて、目の前に置かれた。
焼き魚のいい香りだ・・
 


カサゴ?の仲間?かな?
おれは焼き魚をうまく食べられない。
基本、骨を取るのが面倒なのだ。
 
魚をつっついて
骨からほじくりながら食べた。
『あっ』
うまい
 
うまいのだ。
ほくほくの魚肉が、香り立ち、うまいのだ。
 
久しぶりの焼き魚である。
雁木亭で食べる地のものは本当にうまい!!
 
やっぱ、焼き魚はめんどくさいな
と、思いながらつっついていたのだが・・
なんと
このあと、新しい発見があったのだ。
 
 
『越の若竹』(繰り返し説明すると、お店で一番安いお酒)
を口に運ぶ
 
あれ?
あれ?
お酒、おいしい・・
 
さっきまで口の中で楽しんでしたお酒が
別のお酒に変化した感覚だ。
 
あれ、
さっきまでしなかった香りが口の中いっぱいに広がった。
 
そう、
そうなのだ
このお酒、焼き魚によく合うのだ。
 
魚をつっつきまくって骨の裏側まで食べた。
お頭の後ろも・・
もう、食べるところが無いほど食べた。
 
皿の上には、
無残にも、何の生き物かわからなくなった残骸が残った。
 
おれがびっくりした。
焼き魚が苦手なおれが、骨を残して完食したのだ。
 
 
どれだけの時間、
無言でつっついていただろう・・
幸せな時間だ!
 
『こりゃあ~猫もまたぐな』と、
マスターの声が聞こえた。
 
『え、何それ?』
『猫すらも食べるところが無く、またいでいくって、ことわざですよ』
へーそんなことわざがあったんだ・・
 
うまいものを食べているときは、
ひとは無言になる。
 
これが、ひとり飲みの醍醐味である!!
 
 
 
さて、
では今回はこの辺にしておきます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。