経験値も低すぎるほど低く、知識も無いのに
何故か組織のリーダーになっている人っていますよね。
得てして、そんな人選をした人も
やはり、そんなレベルの人です。
負の連鎖は、こうやって続きます。
残念な現実です。。
西郷從道(西郷隆盛の弟)は
明治政府 優秀なリーダーとして、後世に名を残した人物のひとりです。
鳥羽・伏見の戦いでは 自ら最前線に立ち、
銃弾が体を貫通するほどの傷を負ったと言われています。
子は親の背中を見て成長しますが、
会社組織も同じこと
どこで聞いたのか、本で読んで覚えたような知識を押し付けたって
誰も理解しません。
なぜなら、部下たちの方が 経験をしているし、
勉強もしているからです。
西郷從道は、部下から信頼され慕われ
明治維新に、大きな改革をした人物だったそうです。

木造総二階建銅板葺のこの洋館は、
明治10年代(1877~1886)のはじめ
西郷從道が東京上目黒の自邸内に建てたものです。
在日外交官との接触も多かったため
「西郷山」と呼ばれる程の広い敷地内に、
和風の本館と少し隔てて本格的な洋館を接客の場として設けたそうです。
(テレビアニメ はいからさんが通る を彷彿させたのは、おれだけかな?)
印象的なのは、半円形のベランダ
これがなんとも美しい。
木々が彩るこの時期、白い洋館とのマッチングは
色鮮やかで、目が釘付けになる。

部屋に入ると
高い天井と、豪華な壁の装飾が目に飛び込んできます。
接客に使われていた部屋にある椅子には、座ることができる。
運よく、ガイドの時間に入ったおれたちは、
ガイドさんに、『是非座ってみてください』
と促されて
テーブルに着いた。
垂直の背もたれには菊の紋章が入っている。
座した太股がきちんと乗っかるひろい座面には
柔らかくもなく、硬くもない弾力があり、
座った瞬間に、背筋がまっすぐになる。
革表面の温度が外気温と同じになっているため、
座った瞬間、『ぴり』っと、緊張感に似た感覚がはしる。
なかなか座る事の出来ない椅子を、体験できた。
くりかえしになりますが、
運よくガイドさんによる説明の時間と重なったため、
普段は上ることのできない二階部屋に入ることができた。
あの、
半円形のベランダに行けるのだ。
心弾ませて、ベランダまで出ると、
さえぎる事のない180°の視界がひろがるのである。
ポカポカ陽気の今日は、
やわらかい風を全身に感じた。
明治村は全面、木々に覆われているため、
マイナスイオン全開なのだ。
実際に建っていた 上目黒からは 富士山が見えたとのこと。
そんなことを想像しながら景色を眺めていると
彩り鮮やかな木々の向こう側に
さきほどまで居た 聖ヨハネ教会堂が見えた。
まさに絶景である。
限られた時間内に観光しなければならないおれたちは
惜しみながら
そんな 旧西郷西郷從道住宅 を後にした。
何となく西に傾きかけた太陽を背に
一丁目のバス停まで歩き、
五丁目行きのバスを待つのであった。
つづく
写真提供 ライダー写真家唐澤さん



