M.M.誌上年間ベストアルバムを無理くり聴いてみる 2010年 弐 | 偽クレモンのブログ

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〇R&B/ソウル/ブルース ウェイクアップ/ジョン・レジェンド&ザ・ルーツ

知らない。レジェンド、ルーツって、ブリブリの原点回帰モノかな?こういうことか?

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調べると、ジョン・レジェンドは1978年生まれスプリングフィールド出身のR&Bシンガー、ソングライター。ザ・ルーツは1987年から活動しているヒップホップグループとのこと。そんな二組のコラボ。オザケンとスチャラダみたいなものか?じゃ、聴いてみよ。

John Legend & The Roots Ft. Black Thought - Hard Times - YouTube

ん?全然思っていたのと違う。調べると、’70年代R&Bのカバー集とのこと。この曲はカーティス・メイフィールドの作で、私でも知っている曲。演奏はザ・ルーツなんだよな?ちゃんと演奏できるヒップホップグループなんだ。しかも骨太な演奏。と思っていたら、3:00からラップが始まった。要るか?これ?付け足し感満々だけどな。

総じて、良かった。他の曲も聴いたが、私でも全然聴ける。入った蕎麦屋で掛かっていても・・ま、そりゃいいか。いや、それどころか、これ買ってもいいかな、とさえ思える。でも、どちらかというとザ・ルーツに興味がある。骨太に弾けるヒップホップグループって、なんかいいな。

 

〇ラップ/ヒップホップ My Beautiful Dark Twisted Fantasy/Kanye West

名前は知ってる。カニエ・ウェストは1977年生まれ、シカゴ出身のラッパー。著しくどうでもいいが、2020年時点でグラミー賞ノミネート延べ69回、うち21回受賞・・・ははh。ラップっていつからそういう音楽になったの?ストリートからホールへ表現の場が移ったわけか。そんな彼の5枚目のアルバムらしい。聴いてみよ。

Dark Fantasy - YouTube

イントロはともかく、本編はラップらしいラップ、と思いきや、時折歌部分が挟み込まれるって寸法な。結局そうしないと楽曲として成り立たないし、グラミーに引っ掛かるよなこともない、と。ちなみに、ジャケットはコンプラに抵触するのでモザイク。アートとエロの境界線、大衆とマニアの境界線を、ネットがメチャクチャにした結果、こうなった。

 

〇ハウス/テクノ/ブレイクビーツ Greatest Hits/dOP

知らない。dOPはフランスの電子音楽トリオ(英版wikiより)。アルバムはこれ1枚で、シングルEPは多数出している。このアルバムは、全て彼らが関わった音源のみで構成されたDJミックス作品とのこと・・・全て彼らの音源なら普通に音楽アルバムじゃないの?だったらザッパだってそうだし。ま、いいか。聴いてみよ。

No More Daddy - YouTube

悪くないが、これは1位なのが腑に落ちない。ま、1曲聴いただけで判断は尚早か。今の自分の心持にも因るかもしれんが、疲れた体に染みこむ感がない。抽象的だが、私が電子音楽に惹かれるのはそこなので。

 

〇ワールド・ミュージック Marches Noir/Amazigh

アマジークとは、アフリカ北部のモロッコ、アルジェリアに住む、所謂ベルベル人のことだが、ここでは、それを芸名に使用しているアーティスト。グナーワ・ディフュージョンのリーダとのことで、それなら知ってる。グナーワ・ディフュージョンのアルバムは何枚か持ってる。アルジェリアの伝統音楽にロック、ヒップホップ、レゲエをチャンプルーした、今を感じるが浮ついてない根っこはしっかりしたグループで好きだった。なかむらとうよう師も高評価だった。じゃ聴いてみる。

Amazigh Kateb Amral' Guerba - YouTube

良い。なんでこれを逃したかなぁ俺。この頃はほとんどCDを買ってなかったからな。(後でOKIを買っていたことが判明した。)

さて、この曲は、マグレブの伝統音楽を今に落とし込んだ、という点で所属グループと変わりないが、よりルーツ音楽を前面に押し出している。地中海沿岸の音楽家は、ソロになるとよりルーツ寄りになる傾向があるのかな?マヌー・チャオもそうだし。いや、このルーツ回帰は素晴らしい。バンドで新しいものを取り入れなきゃ、という呪縛から解き放たれ、かえって新しく強い音が生まれている?全部聴いてないが、同時期に出たモロッコのハッサン・ハクムーン作に迫るんじゃないか?今購入できるなら買おっと。

 

〇ラテン アオ・ヴィーヴォ・ノ・リオ/ロベルタ・サー

知らない。ロベルタ・サーは1980年、ブラジルはリオグランデ・ド・ノルテ州出身のシンガー。ブラジル音楽は、’50’60頃が最高で、昨今は全くノーマーク。じゃ、聴いてみよと思ったが、これはDVD作品だった。調べたがこのDVDの収録曲は一切判らないので、2009年のライヴ映像を。

Roberta Sa - Pra se Ter Alegria (2009) - Cicatrizes - YouTube

可もなく、不可もなく。歌もサウンドも、ついでに容姿も。ま、これなら広くウケるでしょう。DVDだからの1位かな?音だけだったらそれほどじゃない。審査員が鼻の下延ばして選んだに違いない。真っ当なMPBを継承している点では好感が持てる。

 

も一回、改めます。