名古屋駅西口で名トマソンの存続確認 | 偽クレモンのブログ

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名駅に相方孝行で訪れたついで、駅西口をのたくってみたのは理由がある。西口銀座を100mほど行ったところにあった名トマソンの存続を確認するためだ。

 

名古屋駅は東口が表玄関として早くから開発された一方、西口は取り残されて、いい意味で昭和臭の残る、悪い意味で寂れた界隈として、その手のマニアから注目を浴びていたものだ。昨今、ビッグカメラのフラッグシップ的な店舗ができたり、えーっと。。後は特にないけれど、なんとなく開発が始まったようで。昭和臭がジョジョに無くなりつつある気がして。上記の名トマソンもそろそろ危ういな、と察したのであった。

 

このテイストのビルヂングは、たぶん、昭和独特のものと思う。内部が窓1つ/1部屋だったら面白いのだが、そうではなさそう。

 

 

我が青春のシネマスコーレ。’80年代の独身時代にたびたびお世話になった。。。いや、変な意味じゃなくて。確かに往年は2Fから上が風俗だったが、踏み込んだことはない。閑話休題、名古屋には今池ってところにも単館があって、また、当時は頻繁に関東へ出張していたので東京・横浜でも単館に行きまくっていたので、どこで何を観たかは全く混乱して判らなくなっている。「ブラジル」「蜘蛛女のキス」「ラウンドミッドナイト」の豪華三本立てはここで観たきがする。

 

看板住宅もまだ多く残っており、中でもここは白眉。分かりにくい写真だが、タイル張りだ。(いや、タイル風プレートだったかな?)

 

隣との隙間がない看板状の商店群と、戦前の生き残りかもしれない看板でない密着商店群。古今東西入り混じっているように見えるが、現役なのは今と西。西といっても日本より西ってことだが。何十年前はこんな商店群がずーーっと連なっていたが、今は随分と隙間が目立つようになった。

 

さて、肝心の名トマソンだが・・・なくなっていた・・・・トホホーン。ま、そもそも廃墟に付属していた物件だったので、遅かれ早かれこうなることは明白だったのだが。

 

仕方ないので、2018年の撮影した在りし日の名トマソンを紹介する。おそらく、銭湯跡である。おそらく、というのは、netで調べた範囲では、ここが何の跡なのか明確には判らないのであった。

 

撤去したタイルはどうしたのだろうか?多治見のモザイクタイルミュージアムにでも行っていたらいいのだが。前もって工事日程を言ってくれたら、もらいにいったのに。埋めてあるアーチ状の部分や、モルタルの細工も実に興味深い。完全体の写真・資料はないものか?

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私は落書きに対して特に目くじらを立てる方ではないが、これだけは許せない。ここに落書きするセンスの無さ。ダサイ。ダサすぎる。ダサいチンピラほど最低なものはない。不良はカッコよくなきゃ本当にダメだ。これやったヤツは不良仲間にも相手にされないダメ人間だったろうな。等と、既に失くなった物件にブツブツいっても仕方ないっと。

 

以上。形あるものいずれ壊れる。だからこそ美しい、等と達観できないな。まだまだ青二才故。