セットアップをカスタムした | 偽クレモンのブログ

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去年の暮、1年それなりに仕事したことを誉れとし、自身の褒美にセットアップをオーダーメイドした。去年の誕生日に夏用を作ったが、その出来が素晴らしかったので、同じ型で冬用を作ることにした。これだ。

 

生地はホームスパン風の茶色。ホームスパンとは、もともと手織りの野趣あふれる生地のこと。流石に今現在手織りの生地が市場に出るとは思えない。その手のサイトによると、’(現在のホームスパンは)繊度を不ぞろいにし、雅味をもたせて紡いだ太番手の機械紡績糸を使い、力織機で織ったものがほとんどです。’とのこと。

襟はピークトラペル。ピークトラペルは古のタキシードやフォーマルウェア用のラペル。シングルのモッズジャケットに使う人はあまりいないらしいが、先回やってみて凄くよかった。もうこれは新たなスタンダードとして市販したらどうか。裏地は今回は地味にダークオリーブ無地。田舎の爺のジャケットがテーマだ。

 

そして、それ以上に珍しい拝み合わせボタン。先回、こんなのやったことないという職人を拝み倒して作ってもらったことは、既にご案内済み。この田舎臭い生地にこそ、相応しいボタン仕様ではないだろうか。良い!見えてないが、ボタンホールはあえての白。これも効いている。

 

裾は、セミスクエア。襟は今後どうするか判らんが、この裾は私のスタンダードだな。

 

いや~、大満足。爺になっても陽だまりでこれ着て惚けるぞ!