あなたの保険大丈夫ですか?将来の年金支給額知ってますか?直ぐに計算出来ますよ -219ページ目

「不安」こそが保険のセールストーク

 「『医療保険』も『がん保険』も解約していいことはよくわかりました。でも、保険を解約した後に、急に入院するようなことになったら……と思うと、なかなかやめられません。保険って難しいですよね」

 過日、保険相談に見えたお客様から、こんなメールを頂きました。お気持ちはわかる気がします。ただ、本当は、保険が難しいのではないと思います。おそらく、人の感情のコントロールが難しいのです。

 もともと、ご相談の内容は「子供は自立したので、死亡保障を減らして、今より保障が手厚い『医療保険』と『がん保険』に加入しました。この判断は正しいでしょうか? ちなみに200万~300万円のお金であれば持っています」というものでした。

 私は「それくらいのお金が自由になる方であれば、『医療保険』も『がん保険』も不要でしょう」と回答しました。「そうなんですか!? 意外です」とおっしゃるお客様には、次のように説明して納得頂きました。

 「実は私も数年前まで、病気や入院のリスクが高まる世代は、医療保障などを厚くしていくべきだと考えていました。でも、それは間違いでした。たとえば『医療保険』は、『入院することに賭けるクジ』のようなものでしょう。すると、中高年からの加入は『当たりが多く出そうなクジ』を求めるのと同じことになります」

 「当たりが多く出そうなクジ」は、いくらで売られるでしょうか? 情報開示がされていないので、ここからは推察ですが、仮に「医療保険」の経費率が宝くじ並みだとしたら、10万円の当たりクジは20万円くらいで売られるはずです。そんな仕組みと関わる場合、たくさん当たりが出そうな年齢の人ほど、より高いクジを買って多くを期待した方が良いでしょうか? 違いますよね?

 「がん保険」にしても、一般に、診断時に支払われる保険金は100万円です。既に100万円持っている人が、「がんに罹ることに賭けるクジ」に執着するのは変ですよね?

 宝クジのたとえは、お客様にもわかりやすいらしく「言われてみたらそうですよね」と何度も頷かれる方が多いものです。それでも、冒頭に書いたような連絡を頂くことがある、ということです。

平野復興相「バカ発言」 記者クラブよ、言葉狩りもいい加減にしろ

tanakaryusaku

 平野達男復興相は、あやうく鉢呂前経産相の二の舞を演じるところだった。18日、福島県二本松市であった参院民主党の研修会で「私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカな奴がいる」と述べたことが、記者クラブの言葉狩りにあったのだ。
 各紙、被災者の気持ちを踏みにじる、といった趣旨で批判的に書き立てた。   反民主党の色彩が強い産経新聞は一面で大きく報じた。テレビはさらに過剰だった。「平野復興相の進退問題に発展する可能性もある」とハシャイだ局もあった。
 「大臣として許されざる言葉だ」などとする大島理森・自民党幹事長の言葉を借りるところは、演出過剰でさえある。野党はちょっとでもスキがあれば突いてくる。タメにする批判なのだ。それを利用して「バカ発言」が客観的に見て問題であるかのような書き方をする。姑息と言わざるを得ない。
 マスコミの揚げ足取りに怒りを露わにしたのは、国民新党の亀井静香代表だ。
 亀井氏は「(平野復興相は)大事な人が死んだので万感の思いを込めて言ったまで」。
 新党日本の田中康夫代表が呼応した。「芸能人の葬儀で『バカヤロー、どうして死んでしまったんだ』などと言うけど、テレビ局の記者さん達、あれは認めるの?」。

 怒りの収まらない亀井氏は「そういう報道をするマスコミはバカのひと言につきる。低俗な連中の集まりだ」と声を荒げた。定例会見に出席していたクラブ詰の記者に「あなた方の心ない報道が日本人の心をドンドン裂いてゆく。反省せなダメだな」と釘を刺すことも忘れなかった。(亀井、田中両氏の発言は19日の定例記者会見)
 国の命運さえ左右する原発事故やTPPなどの問題では、何ら真相に切り込めず、ただ言葉狩りや検察リークの垂れ流しにいそしむ記者クラブ。そんな彼らが発信するマスゴミ報道に右顧左眄しているのが、民主党政権だ。この国の将来は極めて危うい。

事故後7か月にして初めて自主避難者の意見聴取 原子力損害賠償紛争審査会 ~下~

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 原子力賠償紛争審査会は20日、15回目にして初めて自主避難者の声に耳を傾けた。「家のローンも始まったばかり。それでも子供たちを守るために避難した…」。伊達市から札幌市に自主避難した宍戸隆子さん(39才)は、官僚や学識経験者からなる委員の前で意見陳述した。
 宍戸さんの夫は福島県の県立高校で教師だった。福島第一原発の爆発事故直後の3月15日に福島の県立高校は合格発表を行った。その日は雨となった。宍戸氏は勤務する学校に『生徒を「放射能の雨」に晒してはいけない。合格発表は止めるように』と要望した。教頭は「県が決定したことだ」と一蹴し、「放射能の雨」が降るなか合格発表は行われた。
 学校に居辛くなった宍戸氏が校長に「辞めたい」と申し出ると、校長は「退職願いの書き方を事務長から聞くように」と素っ気なかった。慰留もしなかった。隆子さんは、原発事故によって家も夫の仕事も奪われたのである。
 「自主避難者の多くは、お父さんが福島に残ったまま。家族とたまに会って別れる時、一番泣くのはお父さんといわれる。交通費の援助があれば少しは楽になる。二つかまど(二所暮らし)の生活は本当に苦しい…」。隆子さんは時々声を詰まらせながら訴えた。
 隆子さんと共に意見陳述したのは、「子供たちを放射能から守る福島ネットワーク」代表の中手聖一さんだ。
「自主避難者は最初、変人扱いだった。政府もマスコミも『大丈夫、ただちに健康に影響はない』と言ってたから。だがネットでチェルノブイリの情報と照らし合わせてみるとおかしいんじゃないかと思うようになった。変人と思われなくなったのは、政府と東電の信用が落ちて行ってから」。

 福島市の瀬戸孝則市長は、宍戸さん、中手さんに先立って意見陳述をした。「今度の原子力災害では国に適切な法律がなく、県と市に経験がなかった(中略)交通事故と放射能は違う。時間がかかるほど(被害は)大きくなる(中略)自主避難者は福島県で5万人、福島市で1300人もいる。来年の小学校入学者は去年の半分ほど(中略)正しいアドバイザーがほしい。毎日毎日、放射能の話をするのにも限度がある」。
 東電が原発事故を起こし、政府とマスコミが安全デマを流した。政府は補償範囲を狭めたいために適切な処置をとらなかった。宍戸さん、中手さん、瀬戸市長の話から改めて思い知らされる。
 中手さんは陳述の最後に声を振り絞るようにして訴えた。「(マスコミ報道で)十分に理解したから避難したのではない。わからないから大事をとって避難したんです。できるだけ(避難した時期で)分けないでほしい。国は可能な限り踏み込んでほしい。そうすれば、我々はどれだけ救われることか」。
 紛争審査会の出す助言を東電がすんなり受け入れるとは考えにくい。また、「審査会の助言に従うよう」政府が東電を指導するとは考えにくい。マスコミが東電を批判することはもっと考えにくい。  
 政府とマスコミが東電に大甘なため、自主避難者は追い詰められた状況にある。紛争審査会が思い切った結論を出さなければ、さらなる悲劇が起きる。