福島2号機の核爆発・・・東電のサボりだが大丈夫
福島2号機の核爆発・・・東電のサボりだが大丈夫
福島2号機にホウ酸を投入したと発表された。これは核爆発を防ぐためのものだが、現在までのデータから言うと大爆発が起こる可能性は無いではないが、かなり低い。福島原発事故の直後は、燃料集合体がまだ形をなしていたのでホウ素の注入は危険信号だったが、すでに燃料は破壊されている。
東電が詳細なデータ(原子炉の温度や圧力、水の投入量や放射線の状態)を出せば専門家が判断できるが、出さないばかりかウソを繰り返しているので、その中から本当の情報だけを取り出すのが難しいが、すでに2号機の燃料は細かくなって原子炉か格納容器の下に落ちていると考えられる。
冷やすために水を投入しているので(水は核爆発を誘発する)、本来は水を投入しない方が良いのだが、核爆発の可能性を作っている。しかし、全体状況からいって避難する必要はないと思われる。東京、神奈川以北から宮城まで、風向きに注意をすること、インフルエンザ用のマスク、それに2,3本のペットボトルを用意する必要はある。
(原子炉は、臨界に達すると核爆発(質量欠損が起こって、その分の熱が出ることを言う)する。爆発の程度は付近が危険になることから、広島のようになることまで範囲は広い。第二次世界大戦の時にアメリカで原爆の実験をしていたときには数人が死亡した核爆発が起こっている。日本では原子炉を安全に見せるために「臨界」という言葉を使うことが多いが、「臨界」と「核反応」はまったく違うもので、「臨界に達したら核爆発する恐れがある」ということだ.科学は厳密に用語を使用する必要があり、政治的理由で変えてはいけない。)
時間ができれば、もう一度、詳しく解説したい。
中部大学武田邦彦
(平成23年11月2日)
福島2号機にホウ酸を投入したと発表された。これは核爆発を防ぐためのものだが、現在までのデータから言うと大爆発が起こる可能性は無いではないが、かなり低い。福島原発事故の直後は、燃料集合体がまだ形をなしていたのでホウ素の注入は危険信号だったが、すでに燃料は破壊されている。
東電が詳細なデータ(原子炉の温度や圧力、水の投入量や放射線の状態)を出せば専門家が判断できるが、出さないばかりかウソを繰り返しているので、その中から本当の情報だけを取り出すのが難しいが、すでに2号機の燃料は細かくなって原子炉か格納容器の下に落ちていると考えられる。
冷やすために水を投入しているので(水は核爆発を誘発する)、本来は水を投入しない方が良いのだが、核爆発の可能性を作っている。しかし、全体状況からいって避難する必要はないと思われる。東京、神奈川以北から宮城まで、風向きに注意をすること、インフルエンザ用のマスク、それに2,3本のペットボトルを用意する必要はある。
(原子炉は、臨界に達すると核爆発(質量欠損が起こって、その分の熱が出ることを言う)する。爆発の程度は付近が危険になることから、広島のようになることまで範囲は広い。第二次世界大戦の時にアメリカで原爆の実験をしていたときには数人が死亡した核爆発が起こっている。日本では原子炉を安全に見せるために「臨界」という言葉を使うことが多いが、「臨界」と「核反応」はまったく違うもので、「臨界に達したら核爆発する恐れがある」ということだ.科学は厳密に用語を使用する必要があり、政治的理由で変えてはいけない。)
時間ができれば、もう一度、詳しく解説したい。
中部大学武田邦彦
(平成23年11月2日)
「先進医療特約」だけを販売できない理由
「保険にはもう入っているんですけど、先進医療特約が付いていないので、入り直そうかと思っています」
「健康保険が適用されない『先進医療』の技術料を1000万円まで保障します」といった案内がなされている「医療保険」や「がん保険」の広告の効果でしょうか。「先進医療特約」が気になる方が多いようです。
ただ、私は、既に主張してきたとおり、「先進医療特約」目的で、「医療保険」や「がん保険」に加入する必要はないだろう、と考えています。
「先進医療特約」の人気は、前立腺がんや肺がんなどに有効で、患者さんの体への負担が少ないことが評価されている「先進医療」の費用が高額であることが認知されてきたからでしょう。
たしかに「粒子線治療」「陽子線治療」などには、300万円前後の費用がかかります。「それくらいのお金なら……」と泰然としていられる人ばかりではないはずです。
とはいえ、問題は「どれくらいの人が、数百万円の自己負担を余儀なくさせられる治療を受けることになるのか」ということでしょう。
それについては、文芸春秋SPECIAL季刊秋号「がんを生きる」に、興味深いデータが載っています。厚生労働省の2010年度実績報告から「粒子線治療」と「陽子線治療」を受けた人の数が、合計で約2000人であることが確認できるのです。日本の人口は約1億2800万人ですから、6万人に1人未満です。
単年度の数字で、評価できるものではないかもしれません。それでも、私は、高額の先進医療が存在していることと「医療保険」や「がん保険」の価値は、分けて考えることにします。
そもそも、全ての先進医療が高額なのではなく、大腸がんに対する「内視鏡的粘膜下層剥離術」など、14万円程度の治療もあります。がんに関する研修会でお会いした講師の方によると「先進医療とは、要するに、まだ実証が少ないため、公的保険の対象になっていない治療。それが受けられないと助かる者も助からないといった治療ではない」ということなのです。
一方で、私は「先進医療に対応している保険」自体は、保険本来の存在意義にかなうものだと思います。発生確率が低いからこそ、低料金で大きな保障を持つことができるからです。
「健康保険が適用されない『先進医療』の技術料を1000万円まで保障します」といった案内がなされている「医療保険」や「がん保険」の広告の効果でしょうか。「先進医療特約」が気になる方が多いようです。
ただ、私は、既に主張してきたとおり、「先進医療特約」目的で、「医療保険」や「がん保険」に加入する必要はないだろう、と考えています。
「先進医療特約」の人気は、前立腺がんや肺がんなどに有効で、患者さんの体への負担が少ないことが評価されている「先進医療」の費用が高額であることが認知されてきたからでしょう。
たしかに「粒子線治療」「陽子線治療」などには、300万円前後の費用がかかります。「それくらいのお金なら……」と泰然としていられる人ばかりではないはずです。
とはいえ、問題は「どれくらいの人が、数百万円の自己負担を余儀なくさせられる治療を受けることになるのか」ということでしょう。
それについては、文芸春秋SPECIAL季刊秋号「がんを生きる」に、興味深いデータが載っています。厚生労働省の2010年度実績報告から「粒子線治療」と「陽子線治療」を受けた人の数が、合計で約2000人であることが確認できるのです。日本の人口は約1億2800万人ですから、6万人に1人未満です。
単年度の数字で、評価できるものではないかもしれません。それでも、私は、高額の先進医療が存在していることと「医療保険」や「がん保険」の価値は、分けて考えることにします。
そもそも、全ての先進医療が高額なのではなく、大腸がんに対する「内視鏡的粘膜下層剥離術」など、14万円程度の治療もあります。がんに関する研修会でお会いした講師の方によると「先進医療とは、要するに、まだ実証が少ないため、公的保険の対象になっていない治療。それが受けられないと助かる者も助からないといった治療ではない」ということなのです。
一方で、私は「先進医療に対応している保険」自体は、保険本来の存在意義にかなうものだと思います。発生確率が低いからこそ、低料金で大きな保障を持つことができるからです。
「ダブルB」から「シングルM」へ1 森林とCO2
「ダブルB」から「シングルM」へ1 森林とCO2
福島原発事故は、1)私たち大人の責任であり、2)子供たちが被曝した、という点では、その原因を求めて直しておくのは、これも大人の責任でしょう。
福島原発事故のもっとも大きな原因は、日本社会、または日本の大人の行動が「ダブルB(ダブルバインド)性」が強く、日本人の意思や心が「シングルM(シングルマインド)」(裏表ナシ)ではなかったことと思います。そこで「批判ばかり(ダブルBを批判する)」だけではなく、これからは「前向きに(シングルMを具体的に)」書くことにしたいと思います。
第一回目は、もっとも優しいダブルBで、日本の大人の幼稚性に基づくものを取り上げ、原発ばかりの話題をしばしの間、忘れたいと思います。
・・・・・・・・・
日本の環境専門家は次のように言います。
学問的研究会「森林はCO2(二酸化炭素)を吸収しません」
ホームページ「森林はCO2(二酸化炭素)を吸収します」
その心は 「ウソを言って補助金を貰います」
・・・・・・・・・
樹木はCO2を吸収して体を作ります。そして死してCO2を微生物が分解して自然は「持続性」を保ちます。森林は今日、誕生する樹木もあれば、今日、朽ち果てる樹木もあります。森林は増やし続けることもできません。
このような国民の「幼児性」と指導者の「不誠実」が福島原発事故を招きました。
首相、知事、市長「原発は安全です」
立地委員会 「原発は危険だから僻地、海岸に作ります」
その心は 「ドイツに美味しいワインを飲みに行きたい」
私は日本人として恥ずかしい。シングルMにする方法は簡単です。1)温暖化は日本は歓迎、2)日本は海に囲まれているから気温は変わらない、3)もし気温が変わるとしたら中国とアメリカだがCO2の削減はしていない、4)「森林はCO2を吸収する」というウソを止めてシングルMで行く、5)景気は良くなり若者の就職率はあがる、6)暗い昼休みは終わりになる、7)特に東京の人は森林もないのだし、気温も3.5℃も上がっているのだから黙る。
シングルMの誠実は社会を子供たちに引き継ぎたいと思います。瀬戸内海に浮かぶ大三島にいると心は綺麗になり、日本人のルーツ、素朴な心、美しい海、人情溢れる人々、私たちが忘れたものを思い出します。今日は、講演に疲れてすぐ寝たいと思ったのですが、この大三島の自然が私に呼びかけています。
中部大学武田邦彦
(平成23年10月31日)
福島原発事故は、1)私たち大人の責任であり、2)子供たちが被曝した、という点では、その原因を求めて直しておくのは、これも大人の責任でしょう。
福島原発事故のもっとも大きな原因は、日本社会、または日本の大人の行動が「ダブルB(ダブルバインド)性」が強く、日本人の意思や心が「シングルM(シングルマインド)」(裏表ナシ)ではなかったことと思います。そこで「批判ばかり(ダブルBを批判する)」だけではなく、これからは「前向きに(シングルMを具体的に)」書くことにしたいと思います。
第一回目は、もっとも優しいダブルBで、日本の大人の幼稚性に基づくものを取り上げ、原発ばかりの話題をしばしの間、忘れたいと思います。
・・・・・・・・・
日本の環境専門家は次のように言います。
学問的研究会「森林はCO2(二酸化炭素)を吸収しません」
ホームページ「森林はCO2(二酸化炭素)を吸収します」
その心は 「ウソを言って補助金を貰います」
・・・・・・・・・
樹木はCO2を吸収して体を作ります。そして死してCO2を微生物が分解して自然は「持続性」を保ちます。森林は今日、誕生する樹木もあれば、今日、朽ち果てる樹木もあります。森林は増やし続けることもできません。
このような国民の「幼児性」と指導者の「不誠実」が福島原発事故を招きました。
首相、知事、市長「原発は安全です」
立地委員会 「原発は危険だから僻地、海岸に作ります」
その心は 「ドイツに美味しいワインを飲みに行きたい」
私は日本人として恥ずかしい。シングルMにする方法は簡単です。1)温暖化は日本は歓迎、2)日本は海に囲まれているから気温は変わらない、3)もし気温が変わるとしたら中国とアメリカだがCO2の削減はしていない、4)「森林はCO2を吸収する」というウソを止めてシングルMで行く、5)景気は良くなり若者の就職率はあがる、6)暗い昼休みは終わりになる、7)特に東京の人は森林もないのだし、気温も3.5℃も上がっているのだから黙る。
シングルMの誠実は社会を子供たちに引き継ぎたいと思います。瀬戸内海に浮かぶ大三島にいると心は綺麗になり、日本人のルーツ、素朴な心、美しい海、人情溢れる人々、私たちが忘れたものを思い出します。今日は、講演に疲れてすぐ寝たいと思ったのですが、この大三島の自然が私に呼びかけています。
中部大学武田邦彦
(平成23年10月31日)