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安全な食生活を目指して(3)・・・被曝側の計算

安全な食生活を目指して(3)・・・被曝側の計算

粉ミルクが汚染されると、「粉ミルクだけでは大したことは無い」ということが報道されています。その記事を見ると、専門家や記者は「なにが汚染されても、法律に違反して安全と言わなければならない」とどこかから圧力がかかっているとしか思えません.

専門家ならこのような場合の食品安全の求め方について十分な知識を持っているはずなのに、奇妙な計算をしているからです。またメディアもこれまでのホルムアルデヒド事件、食品事件、農薬事件などで報道したときには、食品安全の考え方にそって報道していたのに、原発事故だけは「独自の計算」をして「安全」と報道しています.

まず、簡単な専門家の間違いですが、「汚染されたもの以外は一切、汚染されていないか、それとも消費者が食べない」ということと、「放射性物質はセシウムしかない」ということ、さらには「4月から今まで食材の汚染は隠されることなく、すべて公表されていた」という非現実的な前提をおいているからです.

でも、最初のコオナゴの汚染から始まって、水、お茶、牛肉、ほうれん草、小松菜、ワカメ、マダラ、アユ、キノコと汚染がある度に、つねに専門家とマスコミは非現実的な仮定をおいて、個別に計算し被曝量は低く見積もっています.本当に不思議です.

良心的ではない生産者の立場からはほうれん草が汚染されたとき、「ほうれん草だけを食べてくれれば良いし、第一、牛肉がどのぐらい汚れているか知ったことか!」ということになりました.それが今回の粉ミルクでも同じなのです.それに加えて、被曝で健康を害するのは生産者ではなく、食材を食べる消費者であり、子供たちです.だから、被曝の計算を子供たちの立場で行うのは当然です.

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農薬の規制を考えてみよう.ある農薬が認可され、食材に含まれる許容量が決められると、その値はすべての食材に適応されます.ほうれん草だけに農薬が入るわけでもないので、スーパーで買うお母さんにしてみれば、「ほうれん草を1束と小松菜を3束を買ったから、もう買えない」などと計算するわけにはいきません.すべての食材に農薬が入っているとして規制してくれないと現実には買い物をすることができないのです.

野菜に使う農薬だから、「肉の分は何も入らないとして良い」ということにもならなりません。肉には肉の添加物があり、また、社会には草食主義の人もいれば、体の調子が悪くて肉類などを控えている人もいるからです。食品というのは口に入るものですから、生産者や流通業者は「誰でも大丈夫」という前提が必須ですし、それが日本の誠意、社会的な責任、企業の倫理というものです。

だから、一つ一つの食材の許容量は、「同じものが、すべての食材に同じ量だけ入っていても大丈夫」ということが前提になります。私が「足し算のできない専門家」というのは、何かの汚染が報告されると、「それだけしか食べない.それだけしか汚染されていない.(放射線の場合は、それに加えて)空間からの被曝もない」ということで計算しなければなりません.

ところで、一日で採る標準的な食材は厚生労働省などから示されています.現実に細かく計算するときには食材別に1日で食べる量を計算し、それに1キロあたりのベクレルを考慮し、50年にわたる被曝線量を計算するのですが、そんなことは日常的に不可能ですし、しょっちゅう変わります。それに現代の日本は誠意のない農家や加工メーカーがあるから、「汚染されたものを売ってから発表する」という始末で、事後に計算しても意味はありません.

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専門家の方、記者の方は「被曝する子供側にたって計算する」ということを実施してください.「安全を守る」というのは「業者を守る」と言うことではありません。また、危険すぎる計算も安全すぎる計算もいけません.計算は正確にして、その結果をみて消費者がどのように考えるか、それは消費者の判断です.自分で「安全だ」などと言うこと自体が間違っています.それに法律(外部内部合わせて1年1ミリ。もちろん4月から今まで)を守ってください。もし法律に違反するなら、「違反する」と宣言してから記事を書いてください.

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「被曝する子供を守る」という点では、食品安全では当然ですが、1)セシウムだけが測定されていても他の放射性元素があることが判っているのだから、それを加味するのは(被曝する側で考える)、2)4月から6月頃まで放射性ヨウ素で汚染されていたときに、まったくベクレルが表示されなかった、3)政府の暫定基準値は1キロ500ベクレルと法律違反の値(健康にどのような影響があるか判らない値)であること、4)専門家もマスコミも政府に従うのではなく、法律を遵守することが前提であること、5)同じものが同じ量だけ全部の食材に入っているとするか、それとも他の食品の汚染度で最高に汚染されたものを食べる人を前提にすること、などがまず必要です.

食品安全では、今までの経験や理論から「個別食材では、汚染限度の理論値の100分の1で規制する」と決まっています.日本の食品の安全はこの「100分の1理論」で国民の被害を抑えてきたこと、だからこそ中国食材をマスコミが批判したことも思い出さなくてはいけません.

中部大学武田邦彦
(平成23年12月8日)

検察リークと記者クラブある限り、第2第3のムネオが生まれる

tanakaryusaku


 国策捜査で逮捕、起訴され有罪判決を受けた鈴木宗男前衆院議員が6日、仮出所し、国会内で記者会見を開いた。鈴木氏は検察の取り調べ全面可視化を強く訴えた。
 2002年、「宗男ハウス」に代表される「北方領土疑惑」が洪水のようにメディアから垂れ流された。いずれも検察のリークを記者クラブが受けて書いたものだった。北方領土開発をめぐって鈴木氏が業者から多額のワイロを受け取っていた、とする内容だ。
 だが検察が収賄で起訴した(できた)のは、国有林開発にからむいわゆる「やまりん事件」と、網走港の防波堤建設工事(島田建設事件)などだった。北方領土の「ほ」の字もなかったのである。
 起訴した「やまりん」「島田建設」の両事件も冤罪の臭いが濃い。検察が証人を誘導し調書(ストーリー)を作りあげてしまったのだ。裁判は調書優先主義であるため、調書ができた時点で検察側の有利に裁判は進む。有罪が見えてくるのである。鈴木氏側は再審の申請を検討中だ。
 記者会見前、鈴木事務所の関係者が「薄暗い所に長く入っていたので、カメラのフラッシュはたかないで下さい」と要請すると、場内から笑いが漏れた。「いや冗談じゃないんです」。事務所側の言葉に筆者はリアルを感じた。
 席に着きマイクを握った鈴木氏は、ダムが決壊したようにまくし立てた。「冤罪を防ぐには全面可視化しかない」。被疑者本人が頑張って否認しても、検察は証人をたぶらかして調書を採ってしまう、というのである。こうした現場を目の当たりにした鈴木氏の話には、大きく頷かざるを得なかった。
 鈴木氏が逮捕された2002年、検察が事件を作り上げ、記者クラブメディアはお先棒を担いだ。今回、鈴木氏の仮出所が決まった際、家族や鈴木事務所よりも先に記者クラブメディアに情報がリークされた。ほぼ10年を経ても構図は変わっていないのである。
 裁判員制度の下で被告が裁かれるのだが、裁判員はマスコミ報道の影響を否が応でも受ける。検察が事件を作り記者クラブメディアが国民に刷り込む、というシステムが健在である限り、第2第3の「鈴木宗男」が生まれる。

【Occupy経産省】「原発止めろ」 女たちは十月十日座り込む

tanakaryusaku

 霞が関の経産省前が住所変更された。新しい住所は「東京都フクシマ村 未来を孕む女たちの とつきとおかのテントひろば」。十月十日とは胎児が母親のお腹にいる期間だ。この間、経産省前に座り込むのである。
 元祖テントは男性が中心だが、こちらは“女性テント”だ。「原発廃止」を求める女性たちが運営する。
 蛮勇をふるって花園に足を踏み入れると、楽しそうな話し声が耳に飛び込んできた。女性たちはカセットコンロで沸かした茶を啜りながら、四方山話に花を咲かせている。食べ物の話から原発問題まで話題はつきない。原子力村の総本山である経産省と対峙しているという悲壮感はみじんもないのだ。
 女性テント発起人の椎名千恵子さんと話して視野の広さに驚いた。右翼が来ても原発推進派が来ても受け入れる、という。意見や思想が違う相手とは「とことん話す」そうだ。実際、原発推進派の女性が訪ねてきたことがある。数時間にわたってディスカッションした。笑顔で帰っていったその女性は、また来た。筆者の取材中も来訪者が絶えなかった。
 「今までのような戦い方じゃダメ。巨大な敵(原子力村のこと)を相手にしているんだから。どんどん繋がっていかなきゃ」。椎名さんの『脱原発闘争哲学』だ。
 経産省の職員と警察官が力づくで“男性テント”を撤去しようとしたことがあった。その時、体を張って経産省職員と警察官の侵入を阻止したのは女性だった。「天皇陛下以外とは話をしない」と言って頑と撥ね除けたのだった。
 筆者は体を張った女性に「天皇陛下の名前を持ち出したのはなぜ?」と尋ねた。女性は「天皇陛下の名前を出すとあの人たちは言うことを聞くから」と答えてくれた。原発を停めるためなら天皇陛下さえ持ち出すのである。戦い方が上手だ。

 隣の“男性テント”には今も毎日のように経産省の職員が来て「違法ですから撤去して下さい」と催促する。だが女性テントには、経産省の職員や警察は一度も来ていない。彼らだって女性の胎内から生まれてきたのだ。「退去して下さい」とは言い辛いだろう。まして強制排除は難しい。
 「原発事故で命を脅かされているので、命を育む期間座り込みを実行する」(椎名さん)。来年9月11日まで続く女性たちの闘争は、脱原発運動に新しい地平を切り拓きそうだ。
 テントのメンバーで川柳作家のわかち愛さんは「革命の風、おなごから吹いてくる」と喝破した。