【2020年5月19日】

★マルコムXの誕生日


サム・クックと親交のあったマルコムXの誕生日。
映画『マルコムX』では、サム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」がラストシーンで使われていたのが印象的だったが、現在撮影中という『ワン・ナイト・イン・マイアミ』でも、サム・クックとマルコムXが登場し、サム・クック役がチェンジを歌う。
コロナ禍で撮影は中断されてると思うが、是非作品として完成させて頂きたい。そして映画館で。




★マーヴ・グリフィンがサムを歌う(61)

俳優、歌手、司会者の肩書をもつマーヴ・グリフィンが自身のクイズ番組「マーヴ・グリフィン・ショー」で、サム・クックの問題の後、サムの曲を歌ったという。
番組は2組のカップルが3択問題を答えて競い合うというもの。
その3択の1つにサム・クックが含まれていたという。
残念ながらサムが登場して歌ったわけではない。
その時の映像ではないが、番組の雰囲気を知れる映像があった。






★アルバム「My Kind of Blues」録音(61)



テレビ番組でマーヴ・グリフィンがサムの曲を歌っていた時、当の本人であるサム・クックはニューヨークにあるRCAのスタジオに入り、5月19日と20日の2日間で、ブルース・アルバム「My Kind of Blues」を録音していた。
ヒューゴ&ルイージは、前年の秋にヒットしていたレイ・チャールズの「Georgia on My Mind」の、黒いレコードが白いオーケストレーションされた音で覆われたものをサム・クックにもさせようとしていた。
それまでのシングルで「ワンダフル・ワールド」や「チェイン・ギャング」、「キューピッド」などのサム・クックらしい曲をヒットさせていたにも関わらず、アルバムではコパの白人層が好む曲を録音していた。
サム・クック・ナイトでは出演者の大津さんがこのアルバムからの選曲を好んでされることが多い。
確かにこのアルバムの曲たちは、後半にかけてのダイナミクスが感動的で、胸をすくような気持ち良さがある。
以前からのサム・クックの同胞のファンには、ヒューゴ&ルイージがサムに与えた影響を良く思わない人も多いが、「ティーンエイジ・ソナタ」にしても、サムの声質の良さを上手く引き出してくれた功労者だと思っている。



大丈夫、パーティーを続けましょう。