カシアス・クレイ(モハメド・アリ)が、ソニー・リストンの試合に勝利した夜にマイアミのホテルで祝賀会を、クレイとマルコムX、そしてジム・ブラウンとサム・クックの4人で密会したことを題材にした舞台劇『ワン・ナイト・イン・マイアミ(One Night In Miami)』が映画化されるという情報が発表されてから、サム・クック役は誰が演じるのかがファンの間では注目されていた。
そしてその役に選ばれたのがトップ画像のレスリー・オドムJr(leslie odom jr)だ。(ソース・リンク)
この顔と名前を覚えてられるだろうか?
実は7年前に、ここのブログ記事で伝記映画化のサム・クック役に推していたのがこのレスリー・オドムだった。(Sam Cooke Biopic Until Completion.vol,16)
映画は多分『レザボア・ドッグス』のようなホテルの一室で繰り広げられるワンシチュエーションものだと想像するが、劇中ではサム・クック役が"A Change Is Gonna Come"など数曲サム・クックの曲を歌うことになっている。
となればバックの演奏がついたステージ映像ではないので、俳優に口パクでサム・クック本来の音源を被せるやり方は出来ないことは明らかだ。
そこで俳優でもあり、曲も歌えるレスリー・オドムに白羽の矢が立ったように思う。
他の役はこんな感じ。
マルコムX役にはキングズリー・ベン=アディル(Kingsley Ben-Adir)。
カシアス・クレイ役にはイーライ・ゴリー(Eli Goree)。
ジム・ブラウン役にはオルディス・ホッジ(Aldis Hodge)。
この4人をシャッフルして誰を誰役にするかと選択し直したとしても、この並びの人選になるのではないかと思えるほど見た目ではそれぞれがハマり役だと思う。
マルコムX役のキングズリー・ベン=アディルは、「 『ワン・ナイト・イン・マイアミ』は、人種、アイデンティティ、友情のテーマを強く探求する黒人男性へのラブレターだ」と言っている。
時代を変えようと立ち上がった、60年代の黒人男性の寵児が交わした会話が、今のアメリカにどう響くか見ものだ。
舞台劇では海外に行かない限り観ることは出来なかったが、今回は映画化とあって日本に居ながらでもこの『ワン・ナイト・イン・マイアミ』が観れそうだ。
どうにかミニシアターでも良いので映画館で観てみたい。
それもなければせめてビデオは手に入れたい。
ビデオは古いか、せめてDVDで。。。
DVDももはや古いか。
もうどうでもいい、とにかく観せてくれぇ(^_^;)



