令和5年9月9日。
島根県浜田市にある「しまねお魚センター」へやってきました。

実はこの日、砕氷艦しらせが来港し、艦内見学会が催されたのです。

破氷艦「しらせ」は海上自衛隊所属となっており、

南極観測隊の送迎などの業務を行うほか、

災害時などにも活躍しています。

 

 

お昼前の11時過ぎ。

会場となるお魚センターには、

露店が並んでおり、観覧ではなく、もはやお祭り状態のようです。 

 

今回の目的である砕氷艦しらせに乗るには、

シャトルバスに乗り、少し離れた停泊地へと移動する必要があります。

 

シャトルバスに乗るため、

受付で住所、氏名を記入の上、

持ち物検査のセキュリティチェックを受けると、

腕にオレンジのチェック輪を巻かれました。

テロ対策でしょうか。。。

 

セキュリティチェックを済ませて

待つこと3分。

大型バスがやってきました。

 

乗り込むと、

豪華なバスで、アコンも効いており快適でした。

(この日は暑かったのです)

 

30人近くの人が乗ると、

バスが走り始めました。

いよいよ停泊地へと向かいます

 

5分くらい走ると、

岸壁に大きな船が停泊しているのが見えました。

砕氷艦「しらせ」です。

 

 乗船用のタラップには、

「ようこそ、しらせへ」と書かれた歓迎幕が掲げられています。

 

間近に見ると、背も高く、大きな船でびっくりしました。

10階建てのビルくらいの高さがあります。

 

そして、船上には万国旗が風にはためいています。

おそらく南極に基地がある国の国旗でしょう。

*注:「週末よさこい生活kayo」様より、万国旗ではなく

国際信号機で、「W E L C OM E」(ようこそ)を意味している、

とのメッセージをいただきました。

当方の認識不足ですみませんてへぺろ

 

いよいよタラップを上がり乗船します。

タラップは急な傾斜となっており、

しかも金属製のため滑りやすくなっています。

歩きにくく、皆さん、ゆっくりと上っていました。

 

タラップを上がりきると、

いよいよ船内見学です。

船内は一方向に進む形で、

船内を一周できるような順路となっていました。

 

船横にある甲板を進むと、

上空に救難用のボートがつるされていました。

難破した際などに乗るのでしょうか。。。

 

さらに進むと、

船尾にある甲板へと出ました。

この日は晴れており、

秋を思わせる空が甲板の先に広がっていました。

 

浜田港付近の陸地も見えます。

 

船尾には、大きな格納庫も設置されています。

 

ここが格納庫。

ヘリコプターなども入る大きさです。

この日は何やら行列ができていました。

 

行列の先には、

なんと、南極の氷(実物)!

しかも触ることもできます。

近づいてみると、

ピチッ、ピチッという音が聞こえます。

氷の中の空気がはじける音だそうです。

南極の空気が、遙か遠くの日本ではじけていると思うと、

神秘的な気がしました。

 

船尾から船首へとやってきました。

最初に見えるのは、塔のような細長く高い建物。

上方にある白い部屋は「見張り台」だそうです。

最近、東南アジアを航行すると、

海賊に狙われることがあると聞いたことがあります。

見張り台はこうした海賊を見つける際にも利用されているのかもしれません。

 

さらに先の船首へやって来ると、

白色の大きなクレーンが見えました。

 

南極へ航行する際や観測のための荷物を積んだコンテナを

荷揚げ、荷下ろしする際に使われるのでしょう。

 

クレーンを操作する操舵室も見えます。

宙ぶらりんのよう操舵室ですが、

怖くないようでしょうか。。。

 

いよいよ船室のある船内へと入ります。

急な階段を上りきると・・・

 

船橋にたどり着きました。

操舵室がある場所です。

 

窓の外には、

先ほど見学いたクレーンが見えます。

船首の先には青い海が広がっていました。 

 

 

船橋内には、航海に必要な

方位磁針(コンパス)もあります。

大きいですね。。。

 

そしてなぜか旭日旗が4枚も飾られています。

そのうちの2枚はボロボロで下半分がなくなっていました。

きっと古くなった旭日旗も捨てることなく、

そのまま使用しているからでしょう。

それだけ旭日旗を大切にしており、

大きな意味を持っているのだと思います

 

多くの観覧者が船橋にある操作パネルとみたり、

窓の外に広がる海を眺めていました。

 

壁に掲げられている写真を見ると、

南極を進む「しらせ」の姿がありました。

よく見ると、船底から水のようなものを噴射しています。

近くにいた船員(海上自衛隊の隊員)さんに伺うと、

融雪剤とのことでした。

船底から融雪剤を出して、進んでいるとのことです。

 

船橋を出て、階段を降ります。

すると、船内のいろいろな施設が現れました。

まずは散髪屋さん。

 

中を見ると、

こじんまりとした殺風景で、席も1席のみでしたが、

きちんと大型の鏡もありました。

 

こちらは、南極を観測する観測隊の隊長室です。

 

斜めから除き、部屋の奥を見てみると、

大きなソファがありました。

 

こちらは観測隊の隊員室だそうです。

 

中はこんな風景。

隊長室とは異なり質素でした。

 
こちらは食堂。
8人掛けのテーブルが置かれていました。

 

途中には消防用の用具も置かれていました。

館内で火災が起きた際には、

自分たちで消火せねばなりません。

 

いろいろな器具や操作盤が取り付けられており、

観覧者から船員さんに対して多くの質問をされていました。

聞きたいことがたくさんあり、

見学時間も長くなってしまいます。

 

県内見学も終盤です。

船から港を眺めると、見学うぃし終えた方、

これから見学に船上へと上がる方、

それぞれの姿が見えます。

 
下船して、もう一度船を撮影。

 

船首、船尾を見ると、

普通の船は尖っていますが、

「しらせ」は婉曲の形をしています。

 

船内で船員さんに聞いたところ、

砕氷艦は氷を砕きながら進むために、

婉曲になっているのだそうです。

 

氷上から船の重みを使って砕氷するようなイメージだそうです。

 

船首付近の係留ロープには旭日旗が掲げられていました。

 

韓国の観覧式典では旭日旗を掲げていたために、

寄港を拒否されるというニュースが以前ありました。

第二次世界大戦の軍国主義の象徴だということで、

拒否されたそうです。

 

いちゃもんをつけられても、

毅然と抗議されていたので、

すばらしいと思いました。

 

「しらせ」の旭日旗も、

その活動を誇らしく思うかのように、

風にはためいていました。

 

ペンギンが歩く南極を進む「しらせ」。

「しらせ」に乗船する海上自衛隊員さんは

通常の任務外の業務もしなければならないことも

あるそうです。

観測隊員を無事送迎するため、

災害時には災害支援のために頑張っている海上自衛隊員さんに

敬意を表します。

これからも頑張ってください。

 

[乗船記念スタンプ]

 

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令和5年8月11日。お盆です。

島根県浜田市三隅町にある蕎麦屋「そば聖」で、

おいしい「もりそば」を食べてました。

 

 

 

その後、向かった先は、

同じ島根県三隅町井野山。

国道9号線から山側の道へと入ります。

 

しばらくすると、離合が難しい、狭い道路を通って、

山を登っていきます。

 

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15分くらい走って、

着いたところは高原のような場所。

 

ここは、島根県浜田市三隅町井野にある、

「野山嶽ひまわり園」です。

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高原のような山の上にあるひまわり畑です。

入場料は無料!そして、駐車料金もいりません!

 

ひまわり畑に入ります。

広島県世羅町にある「ひまわり畑」ほど広くなく、

小規模のひまわり畑ですが、それでも10万本もの

ひまわりがあるそうです。

 

 

山の上にあるため、

空の青と、山の緑と、ひまわりの黄色といった色彩鮮やかな

風景を味わうことができます。

 

太陽に向いて咲いているのでしょうか?

同じ方向に向いています。

 

 

 

ひまわりの花のバックに広がる青空。

山の上にあるせいか、それほど暑くなく清涼感さえ感じます。

 

<動画>

 

ひまわり畑のある野山嶽。

説明看板を見ると神話とも関係があるようです。

 

約30分ほどの見学でしたが、

「山の上」という変わった場所にあるひまわり畑であること、

 

そして、こちらのひまわり畑は地元有志の方の善意によって

成り立っていることを知り、感動しました。

 

入場料も駐車場も無料、そして、ひまわりを切り取り持ち帰ることも無料、

と親切な運営に心が打たれました。

 

わずかですが、寄付をさせていただきました。

来年もまた来ようと思います。

 

山を下り、家路につきます。

帰り道は国道ではなく、山間を通る農道を通ります。

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きれいなひまわりと、それを支えるボランティアの人たちの美しい心・・・

久しぶりに、清々しい心に帰ることができました。

気持ちの良い心だと、車を走らせる時も楽しいものですね。。。

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令和5年7月。

亡くなった四万十の知り合いの方のお墓詣でを済ませ、

四万十市に宿泊した二日目の朝。

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前日とは打って変わり、

快晴の朝でした。

 

今回宿泊したホテルは朝食なしの素泊まり。

ホテルをチェックアウトすると、

朝食を取るため近くの喫茶店へと向かいました。

訪れたのは「喫茶かもん」。

トンボ自然公園近くにある喫茶店です。

 

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駐車場はほぼ満車。

 

店内に入ると、天井が高く開放感のある空間が広がっています。

我々は、窓際にあるテーブルへと案内されました。

店内は満席です。

 

モーニングは6種類。

ドリンクも選ぶことができます。

 

窓の外は暑そうな空気と、

生い茂った草木が広がっています。

 

こちらが「おにぎり」セット。

おにぎりにお味噌汁、サラダ、ゆで卵と、

コーヒーが付いています。

 

私は朝定食。

卵かけご飯ができます。

 

アイスコーヒー。

ホットより高い料金を取る喫茶店もありますが、

こちらは同額。お得ですね。

 

朝食を食べ終え、

帰宅の途へとつきます。

 

実は高知市でもう一泊する予定だったのですが、

Gotoキャンペーンも終わり宿泊料金が高くなったこと、

また連続テレビ小説「らんまん」の影響でしょうか、

満室のホテルが多かったことから、帰宅することにしたのです。

 

四万十らしい青空が広がります。

 

四万十川にかかる赤鉄橋です。

30年前に初めて訪れた四万十市(当時は中村市)と変わらぬ姿です。

 

自宅までは約400キロの道のり。

まだまだ長い道のりです。

 

途中、道の駅なぶら土佐佐賀で寄り道したり・・・

 

須崎市では、スーパーマルナカで「かつおの刺身」を買い・・・

 

同じく四万十市を去る際に買った「本まぐろの刺身」に加え・・・

 

マルナカ店内にあるフードコートで「鍋焼きラーメン」を注文し、

高知県最後の食事を済ませたのでした。。。

 

あっ、忘れていた。

鍋焼きラーメン+「チャーハン」セットでした。

 

 

刺身2品、ラーメン、チャーハン・・・

高知に来ると、いつも大食漢になってしまいます。

それくらい、高知県の料理は美味しいのです。。。

 

四万十市から須崎市を経て、

国道194号線で愛媛県西条市へ。

そこからしまなみ海道への入り口となる今治市に着いたのは、

午後3時。四万十市を出てすでに6時間。

 

そして、中国自動車道のPAに着いたときには、午後5時を過ぎていました。

 

夕暮れが近づく中に、

中国山地の山並みが広がっています。

 

今回は四万十市の親しい知り合いのお墓詣りで、

しかもたった一泊のしまんと旅行という寂しい旅行でした。

 

自宅まで残り100キロ。

亡き人に想いを偲ばせながら家路へとつくのでした。

 

終わり。

令和5年7月。

西土佐で亡くなった方のお墓詣りのために

訪れた四万十。

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初日の移動では大雨で道路が通行止めとなったため

四万十への到着が大幅に遅れるなど、

結構苦労しました。

それでも居酒屋好きの我々は、

この日も四万十市中村にある居酒屋へと繰り出しました。

 
時刻は18時前。

少々寂れた感があるアーケード街を進みます。

 

懐かしさを覚える小さな路地を通ったりしながら・・・

 

訪れたお店は「たくみ」さんです。

 

四万十市で数ある居酒屋を訪れましたが、

このお店は初めてのお店で、わくわくします。

 

こちらは付き出し。

マッシュポテトのようで、手作りでした。

 

 こちらがメニュー。

郷土料理の「カツオのたたき」や「青さ海苔の天ぷら」のほか、

一般的な料理も並んでいます。

 

 まず注文したのは、「揚げだし豆腐」。

出汁が効いており、とろろ昆布も載っていました。

 

飲み物は、角ハイボールを注文したのですが、

あまり上手に作っていなかったため、おかわりはせずに、

四万十の柑橘「仏手柑(ぶっしゅかん)」で作った、

「ブッシュハイ」を注文。

 

そして、「青さのりの天ぷら」。

中がモチっとした揚げ方となっていました。

天ぷら汁ではなく、藻塩で食べるようです。

 

あっさりとして、キュウリと茗荷の和え物のような料理も注文。

箸休めです。

 

その後、郷土料理には地酒が一番、

というわけで土佐鶴を注文。

青さに合う~お酒です。

 

なぜかエビの唐揚げも注文。

普通のお味です。

 

店内についてですが、カウンターと小上がりのテーブル席のみです。

客層を見ると、観光客はおらず、地元のなじみ客という感じでした。

そのためか、おもてなし感はほとんど感じられませんでした。

 

居酒屋「たくみ」では、完全なアウェイ状態で疲れたので、

もう一軒行くことに。

 

馴染みのお店「ひがし」です。

予約なしの突撃でしたので駄目かなと思ったのですが、

カウンター席は空いているとのこと。

速攻で入店しました。

 

突き出しです。

もずく、照り焼きなど。

 

「ひがし」さんで、いの一番に注文したのは、

鰹の刺身です。

 

高知といえば鰹ですが、

この旅ではずっと食べておらず、

もはや「鰹が食べたい~」という中毒状態でした。

戻り鰹ではないですが、

脂がのってとても美味しかったです。

 

続いて、こちらもこのお店に来たら必ず注文する「白身魚の土佐酢和え」。

酸っぱすぎない、絶妙な酢加減が自慢の一品です。

これに地酒「土佐鶴」を飲むと幸せな気分になります。

 

こちらは「だし巻き卵」です。

昨今の物価高による卵の値上げのためか、

こちらの料理も値上がりしていました。

それでも美味しかったです。

 

「ひがし」さんで軽く一杯飲んで、

お店を後にしました。

四万十市中村は人口に比して、

飲み屋が多い町と言われています。

狭い路地にもたくさんの居酒屋が照明を灯していました。

 

古そうなお店がたくさんあります。

 

スナックも多いです。

 

そんな路地を歩き進め、

本日、本当に行きたかったお店は、ここ↓

店名は不明。

 

店内からは、地元民らしき客の声が聞こえてきます。

が、外からは中が全く見えないため、

入る勇気が湧かず、入店を諦めたのです。

次回、もっと酔っ払って気持ちが大きくなったときに、

思い切って入ってみようと思います。

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この日、これにて退散。

夜空には、きれいなお月さんが我々を見守るのように、

明るく輝いていました。 

 

つづく。

 

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令和5年8月11日。

暑い日が続き、

食欲も落ちてきています。

 

コテコテしたものを食す気にならず、

あっさりとしたものが食べたい、

という思いから、冷たいそばを食べに行くことにしました。

 

目指したのは、

島根県浜田市三隅町にあるお蕎麦屋さん。

 

JR山陰線 三保三隅駅の前にあります。

漫画・映画「天然コケッコー」の舞台となった
島根県西部は石見地方と呼ばれ、
神楽の盛んな地域。

 

しかし、三保三隅駅の前には人一人おらず、

30度を超える暑さの熱風のみ漂っていました。

 

未電化、単線の山陰線は電車の本数も少なく、

利用客も低迷しています。

それでも、

この地方特有の真夏の青空のためか、

寂しさはなく、明るい雰囲気が漂っています。

例えるとすれば、南国のような明るさ、

ゆったり感という感じでしょうか。

 

実は島根県石見地方は、

九州性温暖気候のため、

天気も良い日が多いのです。

そのため、石見地方は冬に雪が積もることは

ほとんどありません。

 

”山陰”と呼ばれる暗いイメージは、

実は島根県東部の出雲にあると思います。

こちらは東北性気候となるので、

冬はドンヨリとした雲が多く、

雨や雪が多くなっており、

暗い雰囲気があります。

 

同じ島根県でありながら、

東西200キロ近くにあるため、

このように気候も風土も、

そして人々の性格も大きく異なっているのです。

 

===>>>

三保三隅駅から青空が遠くまで広がっていました。

 

訪れたお店は「そば聖」さん。

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午前11時から営業開始です。

10時45分に訪れると、

すでに1台の車が待機していました。

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11時の開店まで、

駐車場の端に座って待ちます。

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人の行き交いがほとんどないのに、

開店時間が近づくと車が続々とやってきました。

島根ナンバーだけで啼く、県外ナンバーの車もたくさん来ました。

最近、「そば聖」さんは美味しいという評判が広まり、

県外客も増えてきて、並ばないと入れないこともあります。

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午前11時。

お店の扉が開きました。

我々は2番目に入店。好きなテーブルに座れるので、

一番奥の席に着きます。

 

こちらがメニュー表。

浜田の名物アナゴの天ぷらを載せたメニューが

おすすめとしてありました。

 

何にしようか迷いましたが、

冷たいそばが食べたいので、「もりそば」の大盛りを注文しました。

普通盛りが800円+250円となります。

 

このお店、日によってそばの品種を変えています。

この日は、島根県中部にある三郷町産の「三瓶そば」。

美味しいと評判のそばの品種です。

 

約15分くらいで注文したそばが来ました。

小さなカステラとエビの天ぷらが付いていました。

 

だし汁につけ、

食べると・・・

「美味い!」

 

カステラも甘みが抑えられており、

美味しかったです。

 

店の外は30度以上の気温で、

熱風が漂っていましたが、店内は一服の清涼感が漂っています。

 

しばし昼食休憩の後、

次の目的地へと出発します。

つづく。