令和5年8月11日。
暑い日が続き、
食欲も落ちてきています。
コテコテしたものを食す気にならず、
あっさりとしたものが食べたい、
という思いから、冷たいそばを食べに行くことにしました。
目指したのは、
島根県浜田市三隅町にあるお蕎麦屋さん。
JR山陰線 三保三隅駅の前にあります。
しかし、三保三隅駅の前には人一人おらず、
30度を超える暑さの熱風のみ漂っていました。
未電化、単線の山陰線は電車の本数も少なく、
利用客も低迷しています。
それでも、
この地方特有の真夏の青空のためか、
寂しさはなく、明るい雰囲気が漂っています。
例えるとすれば、南国のような明るさ、
ゆったり感という感じでしょうか。
実は島根県石見地方は、
九州性温暖気候のため、
天気も良い日が多いのです。
そのため、石見地方は冬に雪が積もることは
ほとんどありません。
”山陰”と呼ばれる暗いイメージは、
実は島根県東部の出雲にあると思います。
こちらは東北性気候となるので、
冬はドンヨリとした雲が多く、
雨や雪が多くなっており、
暗い雰囲気があります。
同じ島根県でありながら、
東西200キロ近くにあるため、
このように気候も風土も、
そして人々の性格も大きく異なっているのです。
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三保三隅駅から青空が遠くまで広がっていました。
訪れたお店は「そば聖」さん。
午前11時から営業開始です。
10時45分に訪れると、
すでに1台の車が待機していました。
11時の開店まで、
駐車場の端に座って待ちます。
人の行き交いがほとんどないのに、
開店時間が近づくと車が続々とやってきました。
島根ナンバーだけで啼く、県外ナンバーの車もたくさん来ました。
最近、「そば聖」さんは美味しいという評判が広まり、
県外客も増えてきて、並ばないと入れないこともあります。
午前11時。
お店の扉が開きました。
我々は2番目に入店。好きなテーブルに座れるので、
一番奥の席に着きます。
こちらがメニュー表。
浜田の名物アナゴの天ぷらを載せたメニューが
おすすめとしてありました。
何にしようか迷いましたが、
冷たいそばが食べたいので、「もりそば」の大盛りを注文しました。
普通盛りが800円+250円となります。
このお店、日によってそばの品種を変えています。
この日は、島根県中部にある三郷町産の「三瓶そば」。
美味しいと評判のそばの品種です。
約15分くらいで注文したそばが来ました。
小さなカステラとエビの天ぷらが付いていました。
だし汁につけ、
食べると・・・
「美味い!」
カステラも甘みが抑えられており、
美味しかったです。
店の外は30度以上の気温で、
熱風が漂っていましたが、店内は一服の清涼感が漂っています。
しばし昼食休憩の後、
次の目的地へと出発します。
つづく。
