愛する人との死別
今日は「愛する人との死別」について、お話ししたいと思います。
私のヒプノセラピー・プロフェッショナル講座を受講してくれた、Rayさんという方がいます。
彼女には、愛する娘さんがいらっしゃいました。
その娘さんは高校生のとき、何の予兆もなく、自ら命を絶たれたのです。
その話を初めて聞いたとき、私は胸が締めつけられる思いがしました。
なぜなら、私にも一人息子がいるからです。
「もし自分の身に同じことが起きたら、果たして立ち直れるだろうか……」
そう思わずにはいられませんでした。
しかし、Rayさんは違いました。
もちろん、彼女の悲しみが完全に消えることはないでしょう。
それでも、彼女はとても前を向いて生きておられます。
彼女は自分自身の体験を赤裸々に語った本を出版したり、ブログを通して、
同じような経験をした人たちに希望のメッセージを発信し続けています。
その姿には、静かな強さと、深い優しさ、そして強烈なユーモアがありました。

https://www.amazon.co.jp/愛する人を亡くしたあなたへ-Ray/dp/4867341347
そして、
Rayさんのアメブロはこちら。
私自身の「別れ」の経験
私自身も、人生の中でいくつかの「別れ」を経験しています。
学生時代、親友を突然失いました。
しかも、亡くなるその日に、ちょっとした言い合いをしてしまったのです。
たまたま言い合いをしたあの日が、まさか最後になるとは思いもしませんでした。
また、幼い頃から仲の良かった親戚を二人も亡くしています。
愛別離苦(あいべつりく)
人生には、自分の力ではどうにもならないことがたくさんあります。
仏教では、これを「四苦八苦」と言い、その中に「愛別離苦(あいべつりく)」――
愛する人と別れる苦しみ、という言葉があります。
人が生きている限り、いつか必ず、避けられない別れの時がやってきます。
これは誰にでも起こりうることです。
そして、それがRayさんにも起こったのですが、
彼女の姿を見ていると、確かに“光”はあるのだと感じました。
暗闇の中に灯る小さな明かりのような存在
彼女の存在は、同じように愛する人を亡くした方々にとって、
まるで暗闇の中に灯る小さな明かりのような存在になるでしょう。
深い悲しみを知る人だからこそ、誰かの痛みに本気で寄り添うことができる。
その姿は、言葉を超えて、多くの人の心を癒していくでしょう。
ヒプノセラピストとして学ぶこと
Rayさんの存在は、私のように人を支える立場のヒプノセラピストにとっても、
大きな学びを与えてくれます。
ヒプノセラピーの中には、亡くなった方との心の和解を助ける「知覚ポジション」というテクニックがあります。
これは、ゲシュタルトセラピーで使われる“エンプティチェア”をイメージの中で行うものです。
(この手法を“悲嘆療法”と名づけ、
あたかも自分独自の技法のように紹介されている方もいらっしゃるようですが、
もともとは心理療法の世界で長く共有されてきた古典的なアプローチです。)
しかし、このRayさんの本からは、単なるテクニック以上に、
「どうすれば人の痛みに寄り添えるのか」ということを、
あらためて再確認させてくれました。
ヒプノセラピーを学んでみませんか?
今日は少し重い話になりましたが、
この大変な人間としての人生を生き切るためには、
いろんな知恵が必要なのだと感じました。
そして、このような知恵を学ぶ良い機会として、
ヒプノセラピーがあるのだと思います。
ということで、次回のヒプノセラピー・プロフェッショナル講座の日程は、
こちらのページからご確認いただけます。
それでは、またお会いしましょう。
ヒプノセラピー・NLPマスタートレーナー
今本忠彦