皆様、こんにちは。
ヒプノセラピーとNLPのマスタートレーナー、今本忠彦です。
私はよく、こんな質問をいただきます。
「ヒプノセラピストなのに、なぜ仏教を修行しているのですか?」
「心理学と仏教に、一体どんな関係があるのですか?」
私の答えは、いつも決まっています。
「ヒプノセラピーもNLPも、その深淵を理解しようとすれば、仏教という数千年の智慧に辿り着かざるを得ないからです」
今回は、その驚くべき理由について、YouTube動画で詳しくお話ししました。
■ 脳科学や心理学だけでは語り尽くせない「心の深淵」
現代では脳科学や心理学が飛躍的に発展したと言われています。
しかし、驚くべき事実があります。
実は、「心とは一体何なのか?」という根本的な問いに対して、
現代科学はまだ完全な答えを出せていないのです。
私たちに「心」があることは明白なのに、
それがどこから来て、何でできているのか。 最先端の科学でさえ、
いまだ暗闇の中を歩いている状態なのです。
◾️日本の臨床心理学の礎を築いた河合隼雄先生
かつて、日本の臨床心理学の礎を築いた河合隼雄先生は、
こんな趣旨の言葉を遺されました。
「仏教こそが、臨床心理の原点である」
心理学は西洋で生まれましたが、その源流を辿っていくと、
実は数千年前から東洋が探究してきた「仏教的智慧」に突き当たります。
では、仏教が説く「心の真髄」とは何でしょうか?
■ 私たちの現実は「夢(幻)」のようなもの
仏教(般若心経)の核となるのが、「空(くう)」の思想です。
「この世に、それ単体で固定して存在する実体(じったい)は何一つない」というこの教えは、
驚くことに最先端の量子物理学の理論とも見事に合致しています。
動画内では、この「空」を「虹」に例えて解説しました。
虹は美しく見え、写真にも撮れます。
しかし、追いかけて掴もうとしても、そこには水滴と光があるだけで、
虹という「物体」はどこにも存在しません。
これと同じことが、私たちの「セルフイメージ」や「深い悩み」にも言えます。
たとえば、パソコンやスマホの画面に映る「美しい画像」を想像してみてください。
画面を拡大していくと、そこにあるのは赤・緑・青の小さな光の点(ピクセル)の集まりに過ぎません。
「画像」という実体があるのではなく、無数の点が特定のルールで並んでいるから、
私たちの目には「絵」として見えているだけなのです。
■ 「因縁(いんねん)」というネットワークで成り立つ世界
では、実体がないのになぜ「存在」しているように見えるのでしょうか?
それは、様々な原因(因)と条件(縁)が複雑に絡み合っているからです。
これを仏教では「因縁」と呼びます。
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「因」: 直接的な原因(虹で言えば、太陽の光)
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「縁」: それを助ける条件(虹で言えば、空気中の水滴や、それを見るあなたの視点)
この「因」と「縁」が組み合わさった瞬間にだけ、現象は現れます。
私たちの悩みも同じです。
「過去の出来事(因)」に、「今の体調や環境(縁)」が重なり、
脳というスクリーンに「悩み」という虹が映し出されているだけ。
条件が変われば、その虹は跡形もなく消えてしまいます。
■ 「空」を知ることは、最高の癒しになる
「自分も悩みも、実体がない空である」と知ることは、決して虚しいことではありません。
むしろ、究極の救いになります。
なぜなら、固定された実体がないということは、「どんな状態も、条件(因縁)次第で書き換えが可能である」
という希望そのものだからです。
つまり、
ヒプノセラピーやNLPを深いレベルで理解するためには、
そして、これらの知識とスキルを使って
効果的なセッションを提供するためには、
空の理解があるに越したことはありません。
■ 本物の智慧を求める方へ
これからヒプノセラピーを学び、極めたいと思われている方は、
小手先のテクニックではない「本物」の軸を持つことが大切です。
「ただの資格取得で終わりたくない」
「心の仕組みを、真理のレベルで理解したい」
そんな想いを持つ方は、ぜひ今回の動画をご覧いただき、
ヒプノセラピーやNLPが持つ真の可能性を感じていただければ幸いです。
また、私のスクールでは、定期的にヒプノセラピーの講座を開催しています。
詳細は、以下のリンクより。
では、またお会いしましょう!