36年前のTUBEのLOVESONGに私が初めて泣いた夜|TUBE春畑道哉ビルボード大阪感想① | 中学英語やり直し英文法教室 オンライン 大阪 東京 Clear Colors

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中学英文法を基礎からやり直しできる大人の英語教室です。教室ホームページはhttps://clearcolors.jp/ ★TUBEが好きでファン歴39年目。このアメーバブログでは英語記事以外の内容を自由に伸び伸びと投稿しています。

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※画像はFender公式サイトより。ファイナル横浜の時の画像のようですが、全会場これ着ていましたね。春畑さんはパーソナルカラーはイエベ(イエローベース いわゆるアイボリーからオークル系の肌の方)?オレンジ系よく似合う。ちなみに前田さんは真逆のブルべ(ブルーベース)かな。


TUBEギタリスト春畑道哉
ビルボードライブ
東京・大阪・横浜

SPRING HAS COME 
season 3

今回のビルボード6日間 12公演

※開催地
1&2日目:東京
3&4日目:大阪←やっとココ
5&6日目:横浜

※ステージ展開
1~3日目:前半←まだココ
4~6日目:後半
ステージ終盤で全員スタンディング&ダブルアンコールになったのが前半後半の分岐点

のそのそと書き続けて、
今回からついにめでたく大阪編。

TUBEの世界観で表現すると
「おいでおいで♪西の都」大阪編です。

私は関西在住の関西人
今回3会場の中で、一番伸び伸びと過ごせたのは大阪。

前回までの東京編は、ライブ全体の雰囲気がメイン。

しかし今回の大阪初日記事。
ライブ感想というか、私自身の心の中の話になります。

今回のビルボードライブの全公演。
毎回ドラマのような出来事がありましたが、その中でもこの公演は思い出に残りました。

ちなみに大阪の残り3公演。
陽気で刺激的で楽しい展開のみ。

この記事と同一人物かと思うほど、TUBERさんたちと新しいご縁がジャンジャン生まれました。

ビルボードライブの相席。
今までこれを苦手に感じていたのですが、今回の大阪でめちゃ良いものだと思いました。

しかしアホやな、過去の私(*'ω'*)
思い込みで世界狭めたらあかん。

では今回の記事を。
一ヶ月半遅れの感想記事ですが。

ここからファイナル会場の横浜に向けてぶっ放しますんで、どうぞ・・・

長いよ(笑)

※3/2(土曜日)
大阪初日1部 

今回全12公演のなかで、物理距離的に春畑さんと最も近かったのはこの席。

しかしこの回ぐらいから会場内を撮っても同じやなと思って、毎回真剣に撮っていないw

仕方ない、これを出します↓

この画像は去年冬。
シングライクトーキングの佐藤竹善さんの時?

あれ?高橋克典さんの時?

写真はイメージですw
まあこんな感じの構図でした。
要するにめっちゃくちゃ前だということです。

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最前列中央テーブル。

この時の私の椅子はガチ最前列ではなく、同テーブル内の一つ後ろ。

一つ後ろになるだけで全然違う。
春畑さんが観客席に目線を向けやすい距離の席でした。

しかしそうなると・・・
目の前に春畑さんがいる。
春畑さんと向き合う感じになる。

これアカンて。
私は他が見えなくなる。
私自身の視野がめちゃくちゃ狭くなりました。

そうなると想定外の感情が。

たいていの人はここで春畑さんに素敵な恋愛感情を抱くのでしょうが・・・

いやそれが。。。
私はそれはなかった(親愛なる春畑ビルボードレディのみなさん。ライバルは増えませんのでご安心ください)

(だって私は前田さんが好きだし、竹善さんが好きだし。私ってボーカリストが好きなのか?と今気づく。私よりも会話が上手な男性が好きなので、たぶんそうなんだと思います)

私の場合はなぜか過去の未消化の感情が、
まさかの春畑さんの目の前でぶわーっと思い出して、フラッシュバックしました。

私は後日ブログを書くこともあり、ライブ会場ではできるだけ全体を見るクセがあります(そうでないとブログが書けないのだ)

ですがこの公演は唯一できなかったのです。

なぜか?
それはこの曲を聴いた時。

感情のフラッシュバックは、まさかのこの曲↓が理由ですね。

もう35年前ぐらいになるのかな。
TUBEの80年代の楽曲。

「LOVE SONG」
TUBEの初期の頃のバラード。

今回はこれのギターインスト。

リリースは1988年頃?
当時のTUBEが経験した出来事に影響されて、前田さんが書いたと思います。

当時の前田さんの心情を歌っているこの曲。

ファン内では人気ではありますが、
全く夏のイメージはないため、残念ながらいまだにレアな曲。

悔しいけれどいつか僕も
輝き失うだろう
僕が歌うLOVE SONG
記憶のかなたに消えて
名前さえ忘れ去られても

Just wanna sing for you tonight
瞬間(今)だけを感じてよ
ありったけの想いこめてLOVE SONG

Just wanna sing for you tonight
君が目の前に居て
素敵な夜をわけあえりゃいい

この曲を初めて聴いた時、私はまだ10代。

当時の前田さんはまだ22~3歳頃。
春畑さんは20歳頃かな。

前田さんがこんな大人びた歌詞を書いていることに、改めて驚きました。

あの頃の前田さんの声。
今とは違いR&Bっぽいハスキーボイス。

胸をしめつけられるようなシャウトする歌い方をしていた。

きっとだれもがそうだと思いますが、10~20代の頃に聴いた曲はその先の人生の柱になってると思います。

私もそう。
聴くたびにこの当時から現在に至るまでのことを思い出します。

それもネガティブなことを。

それも今の春畑さんから聴くなんて。
ダメだろ反則だろ、これは( ;∀;)

でもすでに4公演聴いているのに、なぜ今?

それは物理的距離が近いから。
春畑さんが目の前にいて、私と対面になる構図。

私との距離が近すぎて、まるで弾き語りをしてくれているように錯覚したからゆえ(実際前田さんはいないのだが、私の脳内では前田さんのボーカルが再現されていた)

春畑さんの演奏を聴きながら私は

そういえば私は昔、
こんなこと言われてきたな・・・

そんなことを思い出しはじめました。

✳︎ではここからネガティブ、ドッカン入ります。


「あの人、休みの土日も働いてるんだって♪」
「よほどお金に困ってるんじゃない(笑)?」
「あんな人生になったら老後は悲惨♪」

「でも私たちは違うの♡ステイタス高い結婚相手いるし、この先もう働く必要ないって一生安泰♡」

見た目も性格も何もとりえがない可哀想な女。

だから仕事しかやることないんだ。
でもそんな女なんて末期だろ?
終わっているだろ?ってことです。

しかし‥これ大概なハラスメント案件。
今どきこんなことをいう女子って、果たしているのか??

でもほんの20年前までは珍しくない話。
私が育った集団組織ではそれが正義でした。

その中に入れなかった私は、負け組。
要するに私は欠陥商品扱いでした。

でも私を目の前にすると今度は‥

勝ち組とか負け組じゃなくて♪
結婚がすべてじゃない♪

お仕事がんばっているって
すごいよね♪素敵なことよね♪

無責任なことを言われたものです。

愛されお嬢様から、そのまま愛され奥様になる。

これが私の育った世界では当然の流れ。

男性にどれだけ尽くされるか、
愛されて与えられるかがステイタス。

自分で努力してつかみとる?
そんなの恥だ、哀れだと言われる世界でした。

私とは生きる世界が違う
そんな彼女たちのこの無邪気で無神経な残酷さ。

これが強烈に嫌いでした。
(彼女たちはおおむね同世代ですが、いまだに匂いを感じたら私は無意識に拒絶しています。ダメですね)

しかし当時の私は情けない。
欠陥商品だから自分がダメ人間だと思うしかない。

でも自立できる経済力さえつけば‥

この同族集団から出ていける。
二度と言われ続けなくても済む。
負け組にならなくても済む。

そう信じていました。
しかしそんなに甘くない。

逃げてもダメなのです。
私自身が負けているうちは。
その物事の本質を理解できないうちは、ダメなのです。

だれも私を知らない世界で新しい私になろうとしても、現実はそんなに甘いものではありませんでした。

「あなたみたいな若くもないし、大したとりえのない女が泣いても、ただ汚いだけ」

今度はこれ言われましたね。

いやまさにその通り。
私はしょせん世間知らずな愛されお嬢様→奥様たちの世界で、いきがっていただけ。

大した仕事もできませんでした。
仕事ができるバリキャリな女性なんてなれやしない。

そう言われる理由は今はよくわかりますが、あの当時はかなり強烈に堪えました。

世の中には泣いてもOKな女とダメな女がいるのか。

しかしこの私にはその資格すらないのかと。



私は子供のころから幼稚園でも有名な泣き虫っ子でした。

だけどこの瞬間から泣けなくなりました。

私はどこに行っても居場所がない。
そんな泣いても価値がない「汚いだけ」の存在でしかない。

これ以上自分をみじめに扱われるのは嫌だったからです。

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そして時は流れて現在へ。

私はデビュー期からTUBEファンですが、今のようにライブに定期的に行き始めたのは、わずか数年前。

(今の私を見た人は、だれ一人そう思わないはずでしょうが)、
それまでライブに行かなかった理由はいくつかあります。

そのうちの一つが、
好きが同じの同族集団との交流が嫌。

すでに出来上がっている世界。
今さらのこのこ入っても、自分の好きな気持ちを軽く扱われる。

ここでもまた同じ。
昔のような気持ちになるだろう。。
また許せない感情しか生まれないだろうと。

実は私はいまだにライブ会場に入るたびに、強いネガティブな感情があります(TUBEでもシングライクトーキングでも)

「過去の私にそう言ったような人、今日はこの会場内にどれぐらいいるんだろうか」

ダメですね。
こんな思考。
無意識にそう思ってしまう、つくづくそんな自分が悲しくなります。

そして私が抱えている複雑な感情。
まだもう一つあります。

私はTUBEのライブ感想記事を書く際に、あえて書かないことばが2つあります。

「涙」
「泣く」


そもそも前田さんの歌詞に多いことば。
もちろんファンのみなさんもそうなる。

だからTUBEのライブ感想記事ではお約束でもあることば。

だけど私はこのことばを書くことができない。

「世の中には泣いても可愛くて素敵と言われる女と、泣く価値すらないと言われる女が同時に存在する」

これが私の中で消えない劣等感になっている。

だれもにとって当たり前の感情。
だけど私は後者。

なぜ私には同じことが許されないのか。
そう思う気持ちが消せない。

そして時は流れ、今。。。

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※公演カクテルとの集合というか記念写真 at Billboard Osaka

私が初めてTVで春畑さんを見たのは15歳。
春畑さんは18歳頃?

そして今。
36年後の春畑さんが今の私の目の前で、この頃に聴いたこの曲を弾いている。

春畑さんのギターインストを聴きながら、前田さんの歌詞が脳内で再生された瞬間・・・


そんな自分を許しても良いのではないか。

もっと受け入れてやっても良いのではないか。

「過去の私を否定した人たち、この会場内に何人いるんだろうな」なんて考える必要、ないんじゃないのか。



そんなことをぼんやり思い始めているうちに、
私は気が付けば涙で心がクレンジングされたようです。

泣かない女が泣いた。
この記事は一言で言うと、まあそういうことです。

TUBE前田さんの30年以上のソロ曲に
「泣けない君へのラブソング」というのがあるのですが、まあそんなタイプの私です。

でもこの日この時私が泣いたのは、周囲のだれも知らない。
もちろん普段一緒にいるTU友さんたちも。

見たのは演奏途中にちらっと顔を上げた、春畑さんだけ。

そりゃまあ「え?」となりますよね。
目の前にもういい歳して泣いてる女が視界に入りゃ。
(↑だからそういう自虐的な書き方やめなさいよ)

私自身が驚きました。
まさか春畑さんを観てそう思ったとは。人生はわからないものです・・・ね。

あ、大阪初日1部だけでここまでこの話になっている(*'ω'*)。

続きは次回に。
残り3公演の記事は通常運転に戻ります。

この記事と同一人物かと思うほど、TUBERさんたちと新しいご縁がジャンジャン生まれます。

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