アニメ MONSTERS 一百三情飛龍侍極 とONE PIECEの問題点 | 半兵衛のブログ

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MONSTERS 一百三情飛龍侍極(モンスターズ いっぴゃくさんじょうひりゅうじごく)は2024年1月22日よりNetflixとアマゾンプライムビデオで配信が開始されたONE PIECEの作者尾田栄一郎の短編(25分)作品。

 

原作:尾田栄一郎(ONE PIECEの作者)

時間:25分

監督・構成:朴性厚

キャラクターデザイン:小島崇史

アニメ制作:E&H production

おすすめ度 ONE PIECEファンなら必見!

<ストーリー

平和な時代に唯一つ、緩やかな時の流れを搔き乱す〝恐怖〟が天空を舞っていた。
その土地の絶対の壊滅をも意味するという〝恐怖〟。それは竜の出現だった――。
若き19歳の尾田栄一郎が『ONE PIECE』連載前に描きおろした伝説の短編、侍・リューマの剣戟活劇譚!!

 

 

尾田栄一郎さんといえば、1997年7月から連載された言わずとしれた「ONEPIECE」が代表作ですが、本格デビューする前にいくつかの短編作品を発表しています。その中の1つの作品が今作品です。

 

◆見どころ

今作の見どころはなんといっても19歳の少年が書いた作品ですが、ストーリーテラーとしての尾田さん実力の片鱗を見ることができるのか?もう一つはその後の作品ONE PIECEとの関連があるのか?興味ありますね。ONE PIECEではスリラーバーグ編で「リューマ」という人物が登場しています。それとどこかで既視感がある刀ですし、髪の毛もよく見ると緑色がかっていますね。偶然なのでしょうか? なお、今作品のナレーターはゾロ役の中井和哉さんです。

 

リューマ:ブルックの影が入った、新世界ワノ国からきた将軍(ジェネラル)ゾンビ。ウソか本当か空飛ぶ竜を斬りおとしたと語り継がれる伝説の侍。スリラーバークでゾロに敗北し、名刀・秋水を差し出す。

 

◆尾田栄一郎先生の短編作品
①『WANTED!』(1992年):尾田栄一郎のデビュー作で、西部劇風のコメディ作品です。
②『一鬼夜行』(1993年):日本の妖怪を題材にしたアクション作品です。
③『神の左手悪魔の右手』(1993年):超能力者の少年と殺人鬼の対決を描いたホラー作品です。
④『ROMANCE DAWN』(1996年):『ONE PIECE』の原型となった海賊冒険作品です。2バージョンが存在します。
⑤『MONSTERS』(1994年):侍と竜の戦いを描いた剣戟活劇作品です。『ONE PIECE』との関連性があります。


※これらの短編作品は、1998年にジャンプコミックス『WANTED! 尾田栄一郎短編集』としてまとめられて出版されました

 

◆TVアニメ「ONE PIECE」の問題点

ONE PIECEは日本を代表する漫画であるのは間違いが有りません。しかしONE PIECEを知らない人に普段ならアニメをおすすめしたいところなのですが、問題があります。その1つが話数が多すぎる問題です。2024年1月10日時点で1070話もあります。これを全部見ようとすれば、単純に1話あたり25分で計算すると合計26750分で時間に直すと約446時間です。24時間寝ないで見続けると約18.5日かかってしまいます。

 

原作の漫画はどうかと言うと現時点で107巻発売されています。

読み切る時間は、読むペースや収録話数によって異なりますが、一般的には次のようになります。1冊あたりの読み切る時間は、約35分から60分で計算すると、107巻までの読み切る時間は、約62時間から107時間です。

 

◆TVアニメはおすすめしにくい

アニメの446時間に対して原作62時間~107時間なので4~7倍の情報量があります。アニメの一番の問題点は、原作の余計な引き伸ばしです。今のアニメは原作進行中の場合クールごとに区切る事が多いですが、ONE PIECEの場合は休むことなく毎週放送されるため、原作にアニメが追いついてしまいます。追いついても放送しなければならないので、原作の4~7倍の時間をかけて放送します。中にはアニメオリジナルストーリーを入れることもあります。このケースはドラゴンボールに当てはまります。海外のファンからは「睨み合いで20分持っていかれる」と揶揄されるアニメの問題点です。余談ですが、毎週コンスタントに原作がジャンプに載れば良いのですが、連載が遅れるケースも多くあります。結果としてアニメの方は原作とかけ離れたものとなりおすすめしにくいのです。

 

◆朗報!ONEPIECE関連ニュース

という事でNetflixがこの問題を解決してくれそうです。アニメーション制作もWIT STUDIOなので期待できそうです。代表作は進撃の巨人、甲鉄城のカバネリ、スパイファミリーなど。

 

 

※ネタバレ