ザ・ビートルズ  To Know Her Is To Love Her | 半兵衛のブログ

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◆To Know Her Is To Love Her 

ビートルズファンならば誰でも一度は思うこと
それは、再結成・・・・
それはひとえにビートルズの曲をもっと聴きたいというファンの思いが発するシグナルなのでしょう・・・
しかし、ジョンもジョージもすでに亡くなりビートルズのオリジナルの再結成は100%なくなりました。

しかしですよ・・・
ビートルズが正式にレコードとして出すような録音がされていない曲が世の中にはでまわっているのです。

今回取り上げたいのはそんな曲たちで、イギリスの国営放送であるBBCのラジオライブにて、
放送されたものです。結構みなさんの知らないカヴァー曲をビートルズは披露しているのです。

それが「ザ・ビートルズ・ライヴ!!アット・ザ・BBC」です。
1962年から65年の間にビートルズがBBCラジオで演奏した全92曲、全270テイクの中から、ジョージ・マーチンが選んだ56曲が収録されています。

今回取り上げるこの曲は
原曲は1958年テディーベアーズの「To know him is to love him(会ったとたんに一目ぼれ)」です。
なんとフィル・スペクター(当時18才)が作曲&プロデュースしています。
(ビートルズはhimをherに変えて女歌から男歌へと変えて1963年6月13日に録音しています。)

ビートルズといえば彼らがカバーする曲は、ある意味オリジナル以上の輝きを放ち、それらを超えるクオリティーをみせることがしばしばあります。
そして、このできはすばらしい! 正式録音された曲と遜色のない出来栄えだと思います・・・なんで、正式録音してくれなかったのだろう?
まるで、有名食堂で決してお客さんには出さない自分たちの食べるための料理(まかない食)のような感じのような曲です。
まぁビートルズファンとしては、そんなクオリティーの高い作品を忘れた頃に発表してくれたのでよしとしますか・・・

ビートルズが初めてアメリカツアーに向かった飛行機に偶然「フィル・スペクター」が乗っており、その時に一番積極的にフィルに話しかけていたのはポールで、ジョンはその時はほとんど会話をしなかったそうです。実はフィルに当時一番あこがれていたのはポールだったようです。
皮肉にもビートルズのアルバム「Let it be」で、フィルをプロデューサーとして迎えたのはジョンで、その後のソロ活動でも彼との親密的な関係を築いてきました。

この曲はジョンのお気に入りだったようで、ビートルズが有名になる前のレパートリーの一つでした。歌詞のほうはなぜか数年後に出会うヨーコとの関係を暗示されているような気がしてなりません。特に「僕のために生まれてきてくれたんだ」の部分に感じます。

静かな曲で、ジョン得意のシャウトなしでも、磁石のようにグイグイと引き込まれてしまいます。この人はほんと唄うために生まれてきた来た人なのでしょうね・・・
この惹きつける何かはやはり天賦の才なのですね。

そして、ラジオのための一発録りだったのでしょうが、ジョンだけではなくバックコーラスのハーモニーもピッタリあっていていい味を出していますね! ポールもジョージもがんばっています!やはりビートルズは優れたライブバンドでもあったのだと思います。


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To Know Her Is To Love Her

               :フィル・スペクター

彼女を知ることは 彼女を愛するっていうこと
彼女が笑ってくれるだけで 僕の人生は報われる
彼女を知ることは 彼女を愛するっていうこと
そして僕は彼女を愛するんだ・・・

彼女に尽くして 喜んでもらいたい
みんな言うのさ 彼女と僕が寄り添って歩ける、
そんな日がいつか来るだろうって 
そうさ! 彼女を知ることは 彼女を愛するっていうこと
そして僕は彼女を愛するんだ・・・

なんで、彼女はわかってくれないんだろう? 
僕がどれほど首ったけなのか・・・ 
いつかわかってくれるだろう
僕のために生まれてきてくれたんだから

彼女を知ることは 彼女を愛するっていうこと
彼女が笑ってくれるだけで 僕の人生は報われる
 
彼女を知ることは 彼女を愛するっていうこと
僕は誓う
僕は誓う

なんで、彼女はわからないのだろう? 
僕がどれほど首ったけなのか・・・ 
いつかわかってくれるだろう
僕のために生まれてきてくれたんだから

彼女を知ることは 彼女を愛するっていうこと
彼女が笑ってくれるだけで 僕の人生は報われる

彼女を知ることは 彼女を愛するっていうこと
僕は誓う
僕は誓う

                   訳:半兵衛
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Teddy Bears - To Know Him Is To Love Him




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