平原 綾香 その① 「 ジュピター 」 | 半兵衛のブログ

半兵衛のブログ

映画やドラマ好きなので映画やTVドラマのレビュー、ビートルズ関連の曲紹介や、古い洋楽ロック、気になるJポップスのレビューをしています。ペタは見ません、いいねを中心に訪問しています。

◆平原 綾香 Jupiter

前回、クラシックポップスのタイム・セイ・グッバイを取り上げたので、しばらく、クラシックと現代音楽(ポップス)との融合をテーマにしてみたいと思います。

今回取り上げるのは、平原 綾香のデビュー曲「Jupiter」です。

この曲は2003年発売され第46回日本レコード大賞優秀新人賞などを受賞、シングルCD100万枚(出荷)を達成。着うた等のダウンロード件数は160万など、快挙をあげています。

原曲はイギリスの作曲家・ホルスト(G. Holst)の組曲「惑星」の第4曲「木星 快楽をもたらす者」 (Jupiter,the bringer of Jollity)です。

※ホルストの原曲に日本語の歌詞をのせて歌うことを提案したのは平原綾香自身である。また、歌詞の一部には、平原綾香自らが書いた言葉“私の両手で何ができるの?”“ありのままでずっと愛されている”“いつまでも歌うわあなたのために”などが織り込まれている。ウィキペディアより
※著作権は日本では死後50年で消滅します

-----------------------------------------------------

 Jupiter 

作曲:ホルスト
作詞:吉元由美、編曲:坂本昌之
           歌:平原綾香


Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
深い胸の奥で つながってる
果てしない時を 越えて輝く星が
出会えた奇跡 教えてくれる

Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
この宇宙(そら)の御胸(みむね)に抱かれて

私のこの両手で 何ができるの?
痛みに触れさせて そっと目を閉じて
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じて あげられないこと

愛を学ぶために 孤独があるなら
意味のないことなど 起こりはしない

心の静寂(しじま)に 耳を澄まして

私を呼んだなら どこへでも行くわ
あなたのその涙 私のものに

今は自分を 抱きしめて
命のぬくもり 感じて

私たちは誰も ひとりじゃない
ありのままでずっと 愛されてる
望むように生きて 輝く未来を
いつまでも歌うわ あなたのために


-----------------------------------------------------



この曲の持つスケール感を損なうことのない彼女の歌唱力は、低音から高音まで幅広いレンジをもっており、特に低音部が印象的です。
「神(宇宙)」と「命」、「愛を学ぶための孤独、」「すべてに注がれる愛」等で、どこか宗教的なものを感じます。そして、なによりも、何か不思議な力を注入されているような、気がしてきます。

普段クラシック音楽の聞く事のない私たちに、このようなポピュラーソングに仕立てて、クラッシック音楽の持つ魅力を伝えてくれており、そこに詩の力が加わり一層、心に響くものになっています。
この曲をきっかけにクラシック音楽に目覚める人も多いかも知れませんね。


↑ちょうど3分目のあたりから

プロレスラーアニマル浜口さんの娘 京子さんがレスリングの試合の前にこの曲を聞いて気分をたかめているそうです。

$半兵衛のブログ-JYUPI