ジョンの奏でるアコースティックギターの演奏がすばらしい名曲で、なんと!情事を描いています。
これほど高い完成度を誇っていながら、ジョンの発案によりポピュラーミュージック史上初の試みとなるインド楽器のシタール(演奏はジョージ)が使用されており、実験的な曲でもあるにもかかわらず見事にマッチングしており、曲のイメージを広げる事に成功しています。
この曲を境に、ロックに使用される楽器構成が変化してゆき、その後のミュージックシーンに多大な影響を与えています。そして、曲の出来栄えを証明するように、ローリングストーン誌の選ぶオールタイム・グレイテスト・ソングの83位にランクインされています。
溢れんばかりの才能を感じますね
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Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
作詞・作曲 :レノン=マッカートニー
以前、俺は女をひっかけた、
というか彼女が俺をひっかけたのかもしれない
彼女は部屋に俺を招き入れた
悪くはないね ノルウェー産の木材を使って内装した部屋も
彼女はここにいてと頼むんだ
そして、「どこでもいいから座ってちょうだい」って言った
あたりをみまわしたんだけど 椅子なんかありゃしない・・
ワインを飲みながら、絨毯にすわり
機会を待っていたんだが
2時過ぎまで話していてら彼女はいった、
「もう寝ましょう」ってね
彼女は笑いながら 「あたし朝から仕事なの」って
俺は仕事じゃないって言ったけど
結局は風呂場で寝る羽目になってしまった
そして、翌朝起きたら、一人ぼっちで
彼女は鳥の巣にはいなかった
そして残された俺は自分で慰めた
いいよね、ノルウェー産の木材を使って内装した部屋も
訳:俺様(半兵衛)
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タイトルが「ノルウェーの森」となっていますが、これは当時日本語タイトルをつけていた東芝音楽工業のディレクターの意味のとり間違いによるもので、Norwegian Woodとは直訳するとノルウェー製の木材となり、ポールの解説によると、多くの人(イギリスの労働階級)がノルウェー産の安物の松の木の木材を使って部屋を内装していたそうです。
「曲の中で、僕はあまりにも用心しすぎて、ちょっとこだわり過ぎていたと思う。当時の僕は、妻(シンシア)に家の外で僕が何をやっているかという事を知られたくなかったのでね。僕はいつもあれやこれやの情事に関わっていたので、この曲の中でも僕は煙幕をはって、情事を凝りに凝って描きたいと思った。」プレイボーイ誌ジョン・レノンインタビューより
情事の曲なので俗説として、「I was knowing she would」(やらせてくれると思っていた)を速く言うと「Norwegian Wood」
となるため、あながちこの説は否定できないと思いました。
すなわちタイトルの隠れた意味は「やらせてくれると思っていた」となります。
最後の 僕は火をつけたの部分ですが、いろいろな説があります
1暖炉に火をつけた
2タバコに火をつけた
3放火した
1番は暖炉が必要な冬場で風呂で寝るときっと凍え死ぬので1番は没
2番のタバコはただ単にタバコに火をつけたと歌えばいいのでこれも没
3番の放火はいくらジョンでも放火はしないので没
私の思うには、やらせてくれると思ったけどやらせてくれなかったので、もやもや気持ちを解消するために、自分のハートに火をつけた=自家発電=オナニーという珍説を唱えておきます。
○村上春樹ノルウェイの森
1000万部越えを達成した小説。
本書は「雨の中の庭」というタイトルで書き始められた。このタイトルはドビュッシーのピアノ曲集『版画』[注 6]の中の一曲「雨の庭」(Jardins sous la pluie)に由来する。しかし途中で「ノルウェイの森」というタイトルに変更される。題名に迷った村上が、妻に作品を読ませて意見を求めると、「ノルウェイの森でいいんじゃない?」という返答があったという。ビートルズの曲の題をそのまま本の題にするということで、本人は当初気が進まなかったというが、周りの「題はもう『ノルウェイの森』しかないない」という意見が多勢だったため今のタイトルとなった。 <ウィキペディアより>
誤訳でノルウェイの森となったにもかかわらず、それをタイトルにしてしまったという事になりますね。ちなみに海外の翻訳版のタイトルは、ビートルズの曲名そのまま「Norwegian Wood」となっています。
○私の”この1曲”
”Norwegian Wood”も大好きな曲だ。メロディがすばらしい。あんまりすばらしいから、最近、一部を自分の曲に使わせてもらったよ。 byポール・サイモン mojoより
