2006年公開作品
原作:『嫌われ松子の一生』 山田宗樹
監督:中島哲也
出演:中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介、香川照之
お勧め度★★★★☆ 星4.5 かなりお勧め!
<あらすじ>
ある日、東京にいる息子の所へ、父親が遺灰を持って現れ、亡くなった松子おばさんの部屋を掃除してほしいと頼みます。
ゴミ溜めのような部屋を掃除していると、いろいろな事に巻き込まれいき、徐々におばさんの事に興味をもちはじます。
そして、次第に松子の波乱万丈な生涯が分かってきます。
<感想>
洋画と比較しても決して引けを取らない完成度で、松子の生涯をアップテンポで、笑いと涙、そして時折見せるミュージカルシーンがとても高い次元でバランスのとれている傑作映画だと思います。音楽も隅々まで、ばっちり決まっています。
中島哲也監督はこだわりを持った素晴らしい監督ですね!
薄幸の女、松子役の中谷美紀さんの演技も、渾身の演技で120%実力を発揮しています。
甥の役の瑛太さんもはまっていたと思います。
見終わると、「松子の一生って一体何だったんだろう?」と、とても考えさせられる、そして、涙なくしては見る事の出来ない、不思議な魅力に満ちた作品になっていて、私は本当に人間くさい松子の魅力にとりつかれてしまいました。
外国の人にも是非見てほしい日本映画です。
ネタばれは、今度時間取れたら加筆したいと思います。