1968年リリースの通称ホワイトアルバムの中の一曲
ポール・マッカートニーの作品
歌い上げることなく、ストリングスもなく、ほぼ生ギター一本で演奏されるこの曲は、何も誇張されることなく、ただ淡々と歌われます。
曲に託されたメッセージはシンプルで、「チャンスを伺い飛び立っていく」というものです。
ある意味ポールの作った応援歌ともいえます
黒人の解放を思い浮かべるのもいいですし
私たちの身近な事に置き換えれば
受験生が厳しい受験勉強という試練の果てに、合格する事をあてはめる事が出来ます。
想像が広がるように、あえて特定の物を排除しているようです。
私はこの曲が好きで、ポールのベスト作品の一曲に入ると思います
わずか2分足らずの小作品ですが、壮大なストリングスや歌い上げでなどの派手さでごまかす事がなく、たんたんと歌われるこの曲は素晴らしい出来栄えのフォークソングだと思います。
その出来栄えの素晴らしさを証明する様に、多くのミュージシャンがこの曲をカヴァーしました。
ポールのアコースティックギターの使い方が大変素晴らしく、一オクターブ上の音を和音にする奏法（オクターブ奏法）が使われています。
また、このアルバムに収められている、「マザーネイチャーズ・サン」も同様に素晴らしいフォークソングです。ジョン・デンバーのカバーが有名です。
ビートルズのギター楽譜集では、この曲がかなり多く目にとまります。
ビートルズのメンバーの中では3人が代表的なアコースティック・ギターの演奏があり、ポールのこの「ブラック・バード」ジョージは「ヒア・カムズ・ザ・サン」ジョンは「ノルウェーの森」が代表的であり、ギターを弾く人達の練習曲になっています。
歌詞の一節をジョンが手伝ったとされていますが、どの部分か謎です。”傷ついた羽根で飛び方を習う”の部分でしょうか？
ビートルズの作品はシングルカットされていない作品でも、キラ星のごとく輝く作品が沢山ありますね。
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Blackbird
作詞作曲：レノン=マッカートニー
Blackbird singing in the dead of night
ブラックバードが真夜中に歌っている
Take these broken wings and learn to fly
傷ついた羽根で飛び方を習う
All your life
君の人生の中で
You were only waiting for this moment to arise.
君はただ目覚めの時を待っていた
Blackbird singing in the dead of night
ブラックバードが真夜中に歌っている
Take these sunken eyes and learn to see
くぼんだ目で見る事を学ぶ
All your life
君の人生の中で
You were only waiting for this moment to be free.
自由になることを君は待っていた
Blackbird fly Blackbird fly
ブラックバードは飛んでいく ブラックバードは飛んでいく
Into the light of the dark black night.
真っ暗な夜に光の中へ向けて
Blackbird fly Blackbird fly
ブラックバードは飛んでいく ブラックバードは飛んでいく
Into the light of the dark black night.
真っ暗な夜に光の中へ向けて
Blackbird singing in the dead of night
ブラックバードが真夜中に歌っている
Take these broken wings and learn to fly
傷ついた羽根で飛び方を習う
All your life
君の人生の中で
You were only waiting for this moment to arise
You were only waiting for this moment to arise
You were only waiting for this moment to arise.
君はただ目覚めの時を待っていた
訳詞：半兵衛
※Blackbird とは英語でスズメ目ツグミ科の鳥クロウタドリの事を差します
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Paul McCartney - Blackbird （Abbey Road studio LIVE）