※ヤフー映画レビューに投稿したものを転載しました。
ネタばれ注意!
「母親の愛は世の中を動かす」
まず押さえておかなければならないポイントは実話をもとにしている事です。
①
②
③
④
⑤
②
③
⑤
以上のように、主人公のたどった道を追っていくと、いくつもの要素が交錯してポイントの分かりづらいものとなってしまう。
しかしこの作品では終始一貫して母親が巨悪権力に屈することなく子供を探すという母親の愛を中心に描かれています。
日本に置き換えると、北朝鮮によるめぐみさん誘拐拉致事件を追う母、横山早紀江さんのような視点ですね。
そして、ロス市警との確執は母親の行動を阻害する巨悪として表現されています。
この巨悪権力にいじめられ、遮られても、決してくじけず、ひたすら、わが子を探し求める姿がこの映画の命です。
結果的には、ロス市警の巨悪をあばくことにつながっていきます。
往々にして、事実を元に構成された映画の多くが、ヒットさせる為の映画的な演出でゆがめられ、事実から遠ざかっていくものが多くなりがちです。(ホテルルワンダ等)
しかし、イーストウッド監督は淡々とした映像でつづっている事に好感がもてました。
今