起立性調節障害に対する施術において、心理的な問題があるか否か。そういう問いかけを、保護者の方からされることはとても多いです。
で、実際に必要かどうかを答えるとすると、
「必要となることが多い」
というのが答えになります。
じゃあ、ただ心理セラピーの施術を受けらばよいのか?心療内科などに行けばよいのか?と問われれば、答えは「NO」になります。
ある心の問題を持つ子がいたとします。
その子が、何らかの問題をきっかけで起立性調節障害を発症しました。
こういった場合治療の順番としては、まず体の問題・症状をある程度解消してから、心の問題に対応しないといけません。
心理セラピーや心理療法の種類にもよりますが、心の問題にも相応の体力やエネルギーを消耗します。
そこを考慮せずに、心の問題だからと言って心理療法を行うと、改善しないばかりかさらに悪化する場合もあります。
さらにお子さんが、心理療法を忌避するようになってしまい、いざ心理療法が必要だとなった時に、積極的に心理療法を受けてくれなくなってしまうことにもつながります。
結果として症状が長期化され、学校への復帰も難しくなります。
そういう結果にならないように、親も施術者も気を付けながら大対応をしていきましょう。
体の施術に関しては、先日のZOOMセミナーでもお話しさせていただいたと思います
心理的な問題に対しては、8/19のZOOMセミナーである程度お話しできたらと思います。ご希望の方はZOOM内で直接ご相談をお受けいたしますので、その旨ご連絡いただければと思います(ご希望者が多数に及ぶ場合、先着順なおかつセミナー時間内のご対応になりますのでご了承ください)