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クラリネットのことなど

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バスクラリネットにはLow EbとLow-C の楽器がありますが、

Low-C の楽器となると高価で、楽器があまりにも重く大きすぎるため、扱うのも難しくなります。

(学校備品でYCL-622がある学校もあるようですが、成長途中の生徒の立場で考えると、良いことではないように思います。)

 

中価格帯で木製のLow Ebの楽器を選ぶとなると、

・クランポン BC1180 (C-26)

・ヤマハ YCL-621II

の2択となりますが、この選択肢であればヤマハのYCL-621IIを選びましょう

YCL-621IIを選んでおけば間違いないです。

 

理由は、ダブル・レジスターの点です。

 

これが有るか無いかで、高音域の吹きやすさが全く変わります。

いくらクランポンでも、シングル・レジスターでは、どうしても高音域は吹きづらくなりますから。

 

「クランポンのバスクラだが高い音が吹きにくい」

という質問もネットで見かけますが、C-26やBC1180を使用しているため、シングル・レジスター・システムで、高音域が吹きづらいだけのことが多いようです。

 

これより安い価格帯は

・ヤマハ YCL-221(YCL-221II)

がありますが、シングルレジスターで、なおかつ樹脂管です。

 

樹脂管のVitoやセルマーUSA、木製のルブランやノブレのバスクラリネットは、基本的にシングル・レジスターですので、たとえ木製のルブランでも高音域は吹きにくさがあります。

そのためアメリカでは、

「ルブランの木製を買うなら半額以下のVitoを買うべきだ」

と言われているようです。

 

ただ、これらのバスクラは中古で多く出回っているため、

選ぶなら「ノブレ」か、あれば「ルブランのEsprit 155S」が良いかなと思います。

小竹管楽器製作所。

 

板橋区の柳澤管楽器の近くにあり、フルートを製作していた。
古くは北爪利世氏のアドバイスを受け、ベークライト製のクラリネットも製造していたようである。
その後フルートは2000年過ぎに廃業するまで作られており、
初心者向けとはいえ、非常に吹きやすい良くできた高品質な楽器を作っていた。
そのため、山野楽器等でも取り扱われていたように思う。

 

洋白製のK-22、洋白製+銀メッキのK-25S、歌口が銀製のK-30S、頭部管銀製のK-40S、管体銀製のK-50Sというラインナップだったように思われる。

 

プリマの一員?であったがホームページはなく、楽器製造メーカーとしての情報も資料になく、詳しいことが不明な会社である。

かつての工房は現在、同じプリマ楽器でかつ近所であった、ヤナギサワの所有となっている模様。

 

東京都板橋区大原町29-11
代表者は小竹末広氏

横山管楽器製作所について

 

まず、イワオフルートとは別の会社である。
イワオフルートの前身と紹介されていることがあるが、
確かにイワオフルートの成り立ちから見ても親族の方の可能性はあるものの、少なくとも別の工房であり別の会社である。
(イワオフルートは横山岩雄氏によって荒川区にできたメーカーであることが、イワオフルートのホームページにも書かれている)

 

こちらは台東区北上野にあった町工場で、フルートの製作や管楽器修理を行っていた。
少なくとも90年代後半までは続いていた模様で、

工房の入り口には「横山管楽器製作所」と書かれた木の表札があった。

 

60年代~70年代のものと思われる、オパール(OPAL YOKOYAMA)と書かれたトランペットやトロンボーン、フルート、ベークライト製のクラリネットがオークション等でも出るが、
少なくとも90年代には「ALTES(アルテス)」ブランドでフルートを製作していた。
トランペットも存在したようで、80年代にOPALからALTESにブランド名の変更があった可能性もある。

 

昭和40年代と思われるクラリネットは一風変わったもので、
あらゆるメーカーが似たり寄ったりの低品質なベークライト製クラリネットを作る中、
金属製トーンホールなど独自の発想で個性的なものを作っていた。

 

東京都台東区北上野1-11-13
代表者は横山久雄氏
当時の電話番号 03-842-1856

Hernals フルートでおなじみのオガワ楽器。

小川清保氏により、昭和32年から「ヘルナルス」ブランドでトランペットやトロンボーンを製作していたが、

昭和42年よりフルートの製作を始め、海外への輸出も行っていた。

 

河合楽器と取引があったようで、カワイのフルートはオガワ楽器製、という話もここから出たものと思われます。

 

ブランド名はヘルナルス(Hernals)とオガワ。

オークション等で未だに見かけるほど、70年代には安価なフルートをたくさん作っていたが、
「とりあえずフルートを吹いてみたい」
「一番安い楽器で良い」
という層が主な客層であったと思われるオガワ楽器にとって、
80年代、90年代となるにつれ、安く質の良いヤマハの211や台湾製の安価なものに取って代わられてゆくなど、やや厳しい時代になっていったのではないだろうか。

 

現在は、少なくともフルートは製作していない模様。
しかし80年代には、「フルート専門メーカー」として雑誌で広告も見かけた。よってトランペットなどの金管楽器は、早いうちに手を引いたようである。
安価な楽器のイメージだが、リングキーのものや銀製のものなどもラインナップされていた。

従業員も10人程度いたようで、2000年代まではフルートを製造していたと思われる。

 

東京都台東区入谷2-18-5
代表者は小川慎一氏

昭和31年4月12日、上野精養軒にて「村松フルート一万本製作記念祝賀会」が行われた。

それが世界に向けて「日本のフルートの時代」の幕開けを告げる日であったことは、当時誰も気づいていなかった――

という内容を、檜山陸郎氏は著書「楽器産業」に書いています。

 

「それから20年後、

日本楽器(ヤマハ、ニッカン)、村松フルート製作所、イワオ楽器、横山管楽器(オパール)、河合楽器、鈴木楽器(スズキフルート)、パール楽器、三響(サンキョウ)、オーケー産業(マテキ)、古田土(コタト)、小竹(コタケ)、桜井、夏木、林(S・ハヤシ)、オガワ楽器(ヘルナルス)、鳥本(ライトマン)、斉藤フルート(FS)、宮澤管楽器・・・の多数に及び――」

とあります。

 

このうち、ヤマハや村松の他、パール、サンキョウ、ミヤザワ、マテキ、コタト、桜井、ナツキなどは現在も有名。

(S・ハヤシというのは現在、オカリナやケースカバーを手掛ける林楽器商会(東京都杉並区)のようである。)

しかし、鈴木、斉藤は既に存在せず詳細が不明。

鳥本は、東京都中野区にある楽器商社の鳥本楽器が手掛けていた模様。

横山オガワについても詳細は不明だが、比較的近年まで存在していた。

鈴木フルートはプリマの販売だったようですが、1960年当時、

村松の「Model 111~113」が21,000円、115、116が45,000円の時代に

『P.S.M.フルート(鈴木製)

・よくとおる音 ・正確な音程 ・良心的な仕上げ

総洋銀 ストレート型歌口 18,000円、波型歌口 19,000円』

と広告に載っています。

カワイも製造元など詳細が不明で、小竹管楽器も、高齢のよるためか2000年代後半あたりに廃業となりました。

(追記:マテキフルートも惜しまれつつ廃業となりました)

 

ここには書かれていなかったが、「ナカムラフルート」や「タネフルート」など、廃業してかなり年月の経つメーカーもあります。

カワイのフルートについて、こちらも他の管楽器同様情報が少ないため、書いてみます。

 

2000年代、カワイが管楽器撤退する直前のカタログより

 

《ピッコロ》

KPC-120 \140,000

調子:C

頭部管:洋白銀メッキ

主管、リッププレート:ABS樹脂

キィ:洋白銀メッキ

 

KPC-401 \300,000

調子:C、Eメカニズム付き

管体:グラナディラ

キィ:洋白銀メッキ

 

《フルート》

KFL-123ES \60,000

カバードキー、Eメカ付

管体・キィ:洋白銀メッキ

 

KFL-123ES \63,000

カバードキー、Eメカ付

管体・キィ:洋白銀メッキ

●教則本・教則ビデオ付き

 

KFL-123ESU ¥80,000

U字頭部管の採用により小さなお子様でも楽な姿勢で演奏を 楽しむことができます。また、通常のストレート頭部管も付属しています ので、お子様の成長にあわせて長期にわたりご使用いただけます。 (U字頭部管は幼児から小学生低学年のお子様に最適です。)

 

KFL-145ES ¥78,000

カバードキー、Eメカ付

管体・キィ:洋白銀メッキ

リッププレート:銀

 

KFL-145ESR ¥81,000

オフセットリングキー、Eメカ付

管体・キィ:洋白銀メッキ

リッププレート:銀

 

KFL-220E ¥85,000

カバードキー、Eメカ付

管体・キィ:洋白銀メッキ

リッププレート:銀

 

KFL-320E ¥136,000

カバードキー、Eメカ付

頭部管:銀、主体・キィ:洋白銀メッキ

 

KFL-420E ¥210,000

カバードキー、Eメカ付

管体:銀、キィ:洋白銀メッキ

 

KFL-540E ¥210,000

カバードキー、Eメカ付

管体:銀、キィ:洋白銀メッキ

 

 

かつて、カワイのフルートは台東区にあるオガワ楽器が製造し、カワイブランドで販売している、という話もありましたが、

実際のところはどうなのでしょうか?

木製のピッコロなどもラインナップされていることから、他のメーカー(OEMを多数手がけているイワオフルート等)の可能性もるのではないでしょうか。

かつて、昭和30年代、40年代に多くの吹奏楽の楽譜を出版し、演奏されていた共同音楽出版社ですが、

今から50年以上前の広告に、軍艦行進曲についての記述があります。

 

以下は引用です。

~~~~~~~~~~

▼「軍艦行進曲」は共同版だけが標準本格編曲であります。

 瀬戸口先生の「軍艦行進曲」は、海軍軍楽隊で編曲してこれが制式となりました。リズムの入れかた、楽器の扱いかたに於て、この名行進曲を百パーセント生かして、正に威風堂々たるスタイルであります。

 第一テーマ第四小節の下降のスケールは、バリトンやテナーサキソホンでやるのが正しく、サーカス等ではクラリネットでやったりしますが、そんな真似をすると聴衆の失笑を買いバンドが軽べつされます。またトリオの変奏は、コルネットが絶対に吹かなくてはなりません。バリトンやトロンボーンの旋律をコルネットが一緒にやると、「軍艦行進曲」の良さがなくなります。この変奏は四小節づつを、毎日練習して片づけて行けば、半月もすれば中学二年生位の奏者なら、誰でも出来るようになりますし、またこれが非常によい運指とタンギングのレッスンになります。

コルネットで、これが出来ないバンドで、無理にごまかしの演奏をするほどなら「軍艦行進曲」は演奏しない方がよいと思います。日本を代表する世界的な名行進曲を原曲を充分尊重して芸術的に演奏することが、私達吹奏楽演奏者の本分だと思います。

~~~~~~~~~~

 

当時、他社である「音楽之友社」からも出版されていたことから、そちらへの批判なのかもしれません(楽譜未確認)が、時代を感じる、現在では考えられないような広告や言い回しです。

クラリネットでも書きましたが、2005~6年頃、河合楽器が管楽器事業から撤退しました。
弦楽器や打楽器もありましたが、今では全てありません。

カワイのサックスについての情報は、ドイツB&S社や、イタリアのGrassi社のOEMで、KAWAIのロゴをつけ販売していた、ということくらいしか情報が手に入りにくいため、85~86年頃の広告と、90年代・2004年頃に販売されていたサックスカタログの情報を書きたいと思います。


~ 80年代半ばの広告より ~

カワイ サックス 80年代 広告

B&Sの、Blue Label(ブルー・レーベル)と同じものと思われます。
ソプラノ:ESS-190L、
アルト:EAS-170L、
テナー:ETS-200L、
バリトン:EBS-400L
です。YAS-23などのようにキーがニッケルメッキ?ということもあり、スクールモデルの位置付けだったのですね。
とはいえ、スクールモデルにしては少々贅沢というか、決して扱いやすくはないのではないかと思わなくもありません。
made in GDR の KAS-138L(EAS-138L?)は、この後のモデルかと思われます。



~ 94年のカタログより ~

ソプラノサックス
KSS-190L ラッカー 200,000円
KSS-821L 銀メッキ 315,000円
KSS-811L High F# ラッカー、彫刻 350,000円


アルトサックス
KAS-139L ラッカー、High F#付 159,000円 (B&S製)
KAS-158L ラッカー、High F#付 185,000円 (台湾製?製造国の刻印等なし)
KAS-821S 銀メッキ、High F#付 288,000円
KAS-240L ラッカー、High F#付、彫刻入 250,000円 (Grassi製 Professional 2000)
KAS-915L ラッカー High F#付 300,000円
KAS-915LE ラッカー、High F#付、彫刻入 315,000円
KAS-911L ラッカー、High F#付、彫刻入 370,000円 (Grassi製、Prestige)


テナーサックス
KTS-165L ラッカー、High F#キー付 185,000円 (B&S製)
KTS-166L ラッカー、High F#キー付 186,000円 (B&S製)
KTS-280L ラッカー、High F#キー付、彫刻入 327,000円 (Grassi製、Professional 2000)
KTS-821S 銀メッキ、High F#キー付 340,000円
KTS-915L ラッカー、High F#キー付 350,000円
KTS-915LE ラッカー、High F#キー付、彫刻入 370,000円
KTS-911L ラッカー、High F#キー付、彫刻入 390,000円 (Grassi製、Prestige)

バリトンサックス
KBS-405L ラッカー、Low Aキー付 420,000円



~ 98年頃のカタログより ~


“パワフルかつブリリアント。アンサンブルの中音域を華やかに広げる極上の音色。アンサンブルにあっても、ソロであっても、演奏者の思いを忠実に音に映 す。カワイ・サクソフォンがあくまでもハンドクラフトにこだわるのは、掲げる目標の高さゆえ。常に信頼の品質を生み出しています。”

ソプラノサックス
KSS-190L クリアラッカー、キイ:ニッケルメッキ 200,000円 (上記のESS-190Lと同じ)
KSS-821S 銀メッキ 315,000円
KSS-811L クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 350,000円

アルトサックス
KAS-139L クリアラッカー、High F#キー付 187,000円 (B&S製)
KAS-358L ゴールドラッカー、High F#キー付 198,000円 (台湾製?製造国の刻印等なし)
KAS-220S 銀メッキ、High F#キー付 270,000円
KAS-240L クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 250,000円 (Grassi製、Professional 2000)
KAS-915LE クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 315,000円

テナーサックス
KTS-166L クリアラッカー、High F#キー付 227,000円 (B&S製)
KTS-280L クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 327,000円 (Grassi製、Professional 2000)
KTS-821S 銀メッキ、High F#キー付 340,000円
KTS-915LE クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 350,000円
KTS-911L クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 390,000円 (Grassi製、Prestige)

バリトンサックス
KBS-405L クリアラッカー、Low Aキー付 455,000円
KBS-625LE クリアラッカー、High F#キー・Low Aキー付、彫刻入 550,000円
KBS-915LE クリアラッカー、High F#キー・Low Aキー付、彫刻入 680,000円


~ 2004年頃のカタログより ~

ソプラノサックス
KSS-190L クリアラッカー、キイ:ニッケルメッキ 178,500円
KSS-821S 銀メッキ 262,500円
KSS-811L クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 231,000円

アルトサックス
KAS-25L クリアラッカー、High F#キー付 170,100円
KAS-139L クリアラッカー、High F#キー付 231,000円 (B&S製)
KAS-220S 銀メッキ、High F#キー付 273,000円
KAS-915LE クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 294,000円

テナー
KTS-25L クリアラッカー、High F#キー付 201,600円
KTS-166L クリアラッカー、High F#キー付 273,000円 (B&S製)
KTS-821S 銀メッキ、High F#キー付 325,500円
KTS-915LE クリアラッカー、High F#キー付、彫刻入 336,000円

バリトン
KBS-405L クリアラッカー、Low Aキー付 504,000円
KBS-915LE クリアラッカー、High F#キー・Low Aキー付、彫刻入 714,000円


同じ機種でも、不可思議な価格の変化が気になります。
また、インターネット上では、90年頃以降はB&SからGrassiへ変わったというような記述も見られますが、
中古でも見かけるカワイのアルトサックス「EAS-138L」はB&S社製で made in GDR、
カタログにあるサックス「KAS-139L」もB&S社製で、made in Germany ですので、
決して、東西ドイツ統一後にカワイにサックスを提供しなくなったわけでもなく、最後までB&S製のものはあったようです。

また、こちらも時々中古で見かけるカワイの「EAS-240L」は、Grassi の Professional 2000 という機種ですが、
90年代後半のカタログでは「KAS-240L」と、E→Kに変わっています。
おそらく同じ機種ではないでしょうか。

となると、Grassiの機種と、B&Sの機種を同時期に発売していたことが分かります。

Grassiが廃業したのが2000年頃、B&Sのドイツ製のサックスがなくなったのが2003~2004年頃の2000年代前半だったと思われるため、それほど時代が違わないはずです。

そして、河合楽器が管楽器事業から撤退したのが2000年代半ばですから、多少は影響があったのかも知れません。

90年代のカタログに載っており、末期のカタログからは無くなっている機種が、イタリア・グラッシー製のもの、
最後まで残っている機種がドイツ・B&S製だったのかなとも思われます。
2005~6年あたりだったでしょうか。河合楽器が管楽器から撤退しました。
ヤマハが自社でどんどん管楽器を開発する一方で、カワイは他社が製作したものを販売していたようです。
B&Sのサックスやトランペットは有名ですね。

カワイの管楽器も、もっと注目されても良かったように思いますが・・・

販売終了してしまったためか、カワイのクラリネットは情報が少なく検索しても出てこないことが多いため、以下にまとめてみます。(2000年代)

カワイB♭クラリネット
KCL-411Ⅱ ABS樹脂製、洋白ニッケルメッキキー   70,000円
KCL-85 グラナディラ製、洋白銀メッキキー   98,000円
KCL-136 グラナディラ製、ベルのみABS樹脂製、洋白銀メッキキー  160,000円
KCL-510S (メタルクラリネット) イエローブラス・銀メッキ製、洋白銀メッキキー  200,000円
KCL-217 高級グラナディラ製、洋白銀メッキキー、Ab/Ebレバー付   265,000円


ORSIのクラリネットとして

<E♭クラリネット>

O-21E 高級グラナディラ製、洋白銀メッキキー  250,000円

<B♭クラリネット>
O-21S 高級グラナディラ製、洋白銀メッキキー、Ab/Ebレバー付   246,000円
O-VB 管体:ココボロ製、洋白銀メッキキー、Ab/Ebレバー付   480,000円

<Aクラリネット>

O-VA 管体:ココボロ製、洋白銀メッキキー、Ab/Ebレバー付   480,000円 (B♭管と同じ価格な所が良いです)

<アルトクラリネット>

O-34A グラナディラ製、洋白銀メッキキー   650,000円

<バスクラリネット>

O-44A グラナディラ製、洋白銀メッキキー Low Eb、ダブルレジスターキー  745,000円

<コントラバスクラリネット>

O-47SS 管体:イエローブラス製銀メッキ、洋白銀メッキキー、Low Eb  920,000円
(ルブランの真鍮製コントラバスクラより安く買えたのではないでしょうか)

また、レジェールのリードもカタログには載っておりました。現在はグローバル社が扱っていますが、かつては河合楽器が扱っていたのでしょうか。
Vandoren 社のクラリネット用マウスピースやリードは、昔から定番となっております。
むしろ、マウスピースはセルマー、リードはグロタンくらいしか他に選択肢がそれほどなかったのもあるでしょう。

発売年など、分かる範囲でまとめてみます。

バンドレン・マウスピース

・5RV:1930年代にRobert Van Dorenによって作られた。そのため「RV」なのでしょう。
 以前は2RVだったこともある。
 初心者の定番の1つですが、開きが狭いモデルのため、良い個体を選ばないと、ティップレール幅が太かったり、開きやフェイシングのバランスが悪かったりするものもある。そういうものは、青箱3番のリードでやっと吹ける程度だったりします。

・5RV Lyre(5RVライヤー):ジャック・ランスロ氏(Jacques Lancelot)からの依頼で、5RVよりわずかに開きが大きくフェイシングもわずかに長いライヤーを、Robert VanDorenが開発。
 こちらも世界的に初心者の定番となっているが、やはり良い個体を選ばないと上達の妨げになります。5RV同様に本当にひどいものはひどく、価格が1万円近くするにもかかわらず、店の売れ残りなんかは見るからに作りが雑なものもあるため注意。

 リードは青箱(トラディショナル)3→4推奨となっているが、個体差によって、ティップレール幅が本来のものより広くなっているだけで柔らかいリードしか使えなくなるし、左右のバランスが悪くても息が入らなくなるため口が疲れたりします。

・B45:1965年に、Bernard Van Dorenによって開発された。「B」はBernardのBなのでしょう。
 なお、「B45・」というモデルは、チェンバーの形状が異なり、“丸い音”とのこと。B40はレールが広くなっている。
 開きが大きいため、息が入りやすい。エスクラのB40は高音も吹きやすく安定しています。

・Profile 88 シリーズ:1988年に発売。そのため88とついているのでしょう。歯並びや骨格により、合う人・合わない人が大きく分かれるのではないかと思います。
 プロファイル88の方が音が明るいとか、音色に差はないとか、様々な情報がありますが、吹奏感は確実に異なります。開きの大きいマウスピースは、こちらの方が楽なような気がします。

・M15、M30:2000年代初頭(2002年頃?)に発売。
 フェイシングが長く、開きは狭くてもこちらも息が入りやすい。
 ただ、特にM15は開きが狭いため、5RV同様に良いものをしっかり選ばないと息が入らない。

・B40ライヤー:2005年頃発売
 ロングフェイシングのマウスピース。そのため、コントロールがやや難しい。また、高音域が吹きやすいが、B40の丸い音色よりやや硬く鋭い感じがあるように思います。

・M30ライヤー:2010年頃発売
 ロングフェイシングのマウスピース。息が入りやすいが、高音域がぶら下がりがち。

◎B40ライヤー、M30、M30ライヤーともにロングフェイシングです。
 どれも楽に息は入りやすいです。音色は芯があり、硬めな音や、楽器によっては鋭い音になるような気がします。


なお、セルマーのマウスピースは、昔は日本でよく使われていたが、いつからかヴァンドレンばかりになり、人気低迷のためか、C~HS★などのスタンダードシリーズはB♭/A管用がなくなりました。


リード

Vandoren V12:80年代の終わり頃発売。なお、アルトサックス用は比較的最近の2000年代後半に発売された。
56 Rue Lupic:1999年発売。
V21:2015年発売。
これら3つともヒールが厚い。

Rico グランドコンサートシリーズ:2000年頃からヤマハにて輸入が始まり、定番となった。