かつて、昭和30年代、40年代に多くの吹奏楽の楽譜を出版し、演奏されていた共同音楽出版社ですが、
今から50年以上前の広告に、軍艦行進曲についての記述があります。
以下は引用です。
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▼「軍艦行進曲」は共同版だけが標準本格編曲であります。
瀬戸口先生の「軍艦行進曲」は、海軍軍楽隊で編曲してこれが制式となりました。リズムの入れかた、楽器の扱いかたに於て、この名行進曲を百パーセント生かして、正に威風堂々たるスタイルであります。
第一テーマ第四小節の下降のスケールは、バリトンやテナーサキソホンでやるのが正しく、サーカス等ではクラリネットでやったりしますが、そんな真似をすると聴衆の失笑を買いバンドが軽べつされます。またトリオの変奏は、コルネットが絶対に吹かなくてはなりません。バリトンやトロンボーンの旋律をコルネットが一緒にやると、「軍艦行進曲」の良さがなくなります。この変奏は四小節づつを、毎日練習して片づけて行けば、半月もすれば中学二年生位の奏者なら、誰でも出来るようになりますし、またこれが非常によい運指とタンギングのレッスンになります。
コルネットで、これが出来ないバンドで、無理にごまかしの演奏をするほどなら「軍艦行進曲」は演奏しない方がよいと思います。日本を代表する世界的な名行進曲を原曲を充分尊重して芸術的に演奏することが、私達吹奏楽演奏者の本分だと思います。
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当時、他社である「音楽之友社」からも出版されていたことから、そちらへの批判なのかもしれません(楽譜未確認)が、時代を感じる、現在では考えられないような広告や言い回しです。