前回書き忘れていたが、説明会があったのは1997年の冬。
合宿があるのは1998年の春である。
説明会は度々行われていたが、私とAちゃんはその一回しか参加することはなく
そのまま合宿当日を向かえることとなった。
1998年3月下旬、合宿当日の朝![]()
荷物を詰め込んだ大きなリュックを背負い、集合場所の駅へ向かう。
集合場所は駅のホーム。
私が着くとAちゃんはすでに荷物を下ろして参加者の女の子と楽しそうにお喋りをしていた。
私に気付いたAちゃんはすぐに私に駆け寄り、そのままお喋りしていた女の子を紹介してくれた。
年上の優しそうな女の子で安心したが、Aちゃんはもう一人紹介したい人がいる!と
私の手を引っ張って近くの自動販売機まで連れて行った。
「ハル、この人が司(つかさ)だよ
」
自動販売機まで行き、傍でしゃがみこんでいる男性をAちゃんはそう説明する。
司という男性は機嫌が悪いのか、立ち上がることもなくちらりとこちらを見て
小さくペコリと首を動かすと、またも目線を元に戻してしまった。
私「初めましてっ」
私も慌てて小さく挨拶をしたが、どうやら届いてはいないようだ。
まじまじと顔を見てみると、司は中性的で綺麗な顔をしている。
少しだけ長めの髪は黒くサラサラとしていて、肌は白くて細めではあるが
開いた胸元のシャツから見える体は丁度いい筋肉がついているのが分かる。
『私のスケベっ
』とは思ったが、今までこんな綺麗な男性に会ったことがなく、
ついつい目がいってしまう…![]()
挨拶を終えて元に戻った私たちはまたお喋りを始めた。
すると「おーはよー
」と間延びした声と共にあの男性が現れた。
龍である。
途端にホームにいた参加者たちの空気がワァッと明るくなる。
どうやら「龍」という男性はこのサークルのムードメーカ的な存在らしい。
あっという間に参加者たちに囲まれている。
気付けばそこに司も加わっていた。
が、私たちは近寄ることも挨拶をすることもなく遠くでそれを見ているだけだった。
しばらくして「じゃぁ出発するよ~
」という声と共に電車へ乗りこみ、
まだ慣れない私たちは少し離れたところに座り、お喋りに花を咲かせた。
あっけなかったが、これが11年後に夫となる司との初対面だった。





昨日は旦那が帰って来てからお買い物に行ってきたよ




対決をすることになったんだ

も服
もなかったから、地元に戻って安いものをまとめ買い




だったの
忘れちゃって
焦ったけど、まぁ今度ね








