私の携帯の料金はどんどん上がった。
友人と連絡を取ることもあったが、ほとんど全て龍とのやりとりだ。
私が両親の不満を龍にこぼす度に、龍は今まで以上に優しくしてくれた。
龍「俺がいるよ」
その一言でとにかく舞い上がれた![]()
両親の不満を漏らしながら、私は両親を嫌いにはなれない。
龍と別れるなんて考えられない。
でも龍と一緒にいるということは両親に迷惑をかけてしまうということで、両親の言うことを聞くということは龍と別れるということ。
どちらかを取るなんて、そんな選択できなかった![]()
司がいなくなった時、龍は私にべったりとくっついたが、次は私が龍にべったりとくっついてしまった。
家庭の最悪な空気や反対される悲しみを、龍の優しさで癒されようと必死になった。
龍「傍にいるよ」
そんな甘ったるい言葉に踊らせられ、私は何度も龍の思い通りに体を開いた。
龍が裏に抱えた欲望にこの時気付き始めてはいたが…いや、正しくは気付いていたがそれに気付かぬフリをした。
龍が体目当てで、弱って龍にくっついた私を自分の欲望のはけ口にしていることなんて見て分かる。
その為に優しくしてくれる。
でもその優しさで自分の中のなにかが埋まるような気がした。
龍は本当に優しく、以前のような浮気をしているような素振りは見せない。
それだけでいいと思った。
今思うと私はただ逃げたかったのだ。
会えない日も携帯
で繋いだ。
携帯代が高くて取り上げられたことも何度かあったが、少しでも龍と繋がっていたかった。
龍と繋がっていれば幸せだと勘違いした。
勘違いだと気付いたのは、携帯への一本の着信だった。



を手に入れていたので、家では両親と話をすることよりも龍とメールしたり電話したりして部屋
に籠もった。
』
』
当時は真面目にそんなことを考えていて、両親の想いや考えなど聞く耳を持たなかった


