毎年恒例のサマーセミナー。
今年は7月30日(土) 31日(日)に行われます。

プロの先生の演奏を聴いたり、音楽のお話を聴いたり、歌ったり・・のいつものセミナーの他に、
今年は希望者全員が個人レッスンを受けられます。申込は50人以上!

先生たちは早速、子供たちと相談しながら選曲にはいっています。

あれにしようかな~  それともこっちにしようかな~  って

曲決めるのって、楽しいよね。
3月20日日曜日に予定されていたPIARAグレード試験は、
震災のため、録画による審査という異例の方法で開催されました。
皆すごくがんばって、震災後の不便な生活を乗り越えて練習し録画をしてくれました。

その審査日が今日です。
審査員の先生たちが集まって録画ビデオを見てその場で審査します。
私も自分の生徒の審査はできませんがそれ以外の子供さんの審査をしました。

後で平均点を出す段になってみたら、私の点数が圧倒的に厳しかったです。
もちろん平均点で結果を出しますので、それが大きな影響を及ぼすことはありません。
未来のある子供たちには、自分に甘えることなく、やるべき努力をしていってほしいと思います。

いちばん気になるのは、旋律が歌えていないことでした。
ピアノは息継ぎなしてどんどん音を出せますが、実際の歌はそうではないでしょう?
どんなに初歩の子でも、メロディーの始まりと区切り、終わりはしっかり意識して歌って欲しいものです。

次に気になったのは、左手。
ベースライン、1・3の指で奏される三度の和音、時には重要な副旋律や場合によっては主旋律も奏でる左手。特にベースラインははずせないポイントだと思います。

美しい音を出していることに加えて、これらの事が「できている」ことが私にとっての演奏の最小の基準ラインです。

音楽が大好き! という気持ちが一番だと思います。
でも、その気持ちを人に伝えるテクニックを磨くのが、普段の練習。
できているかどうか、見直すのがグレード試験。
耳の痛いアドバイスから逃げないで、いっぱい弾いて上手になってね。
前の記事にも書いた通りまだ大変な状況ですが、
3月18日金曜日から、ピアノ教室を再開しました。

ガソリン不足で厳しい状況ですが、
日ごとに来られる生徒さんの数が増えています。
子供の足で片道30分以上ををお友達や姉妹で歩いてきた子供たちもいます。

ライフラインが通っていなかったり、ガソリンがなくて来られない先生。
「教室に行けないのは悲しいけど、ピアノに来れる子はがんばってね」と言ってくれました。
その先生たちのことを話して、心に思いながら皆ピアノを弾きました。

若い先生に代わって、私の代講だったので、
「やりずらいなー」って思った子もいたかもしれませんね。

みんな、ピアノからたくさん元気をもらってね。
その元気をおうちの皆さんや、お友達に分けてあげてね。

生活必需品がままならない中で、順番をつけるとしたら、
ピアノはずっと下の方かもしれない。
でも、私はピアノをやっていて本当によかった。
ピアノを弾けない時でも、音楽は頭の中で鳴らすことができます。
小さい時から馴染んできたたくさんのお気に入り曲が、
心の中で常に鳴っていて、私を慰めてくれました。
今回の地震で被害に遭われたたくさんの皆様に心からお見舞い申し上げます。
海岸地域に住む友人知人、かつての同級生も多く、心の痛む毎日です。

地震の後、学校はお休みになりました。
子供たちは歩いて新聞を取りに行ったり、買い物の列に並んだり、それぞれ自分のできる役割を果たしています。その笑顔と元気は私たちの救いです。

教室の先生も、まだ水もガスの出ない地域に住んでいたり、ガソリンがなかったりで、
とてもここまで来ることはできません。

幸いここは電気、ガス、水があって暖房を入れて子供たちを受け入れることができます。
ガソリンが不足しているので、ピアノ教室に来ることはきっと選択肢のずっと下の方なのだと思います。
でも私たちは教室を再開することにしました。
私と、近くに住んでいる先生とで代講にあたります。
いつもの先生のようには教えられないかもしれないけど、ここに来ればピアノのこと、音楽のことはやってあげられます。
子供たちに、普段の活気を取り戻してほしいと思いました。

こんな時ですが、教室再開します。
おとうさん、おかあさん方、ガソリン、食料と課題がいっぱいですから
無理はしないで下さい。

グレード試験やコンクールが間近だった子供たち、
毎週のレッスンを楽しみにしていた子供たちに、
私たちができる最大限のことをしたいと思います。
ピアノを専門に勉強したい人は・・・
音楽が好き・・・という気持ちが一番大切です。
コンサートやCDをたくさん聴いて音楽に親しみましょう。
ピアノが上手になりたい、音楽のことをもっと知りたい、いつも音楽に触れていたい、
将来音楽に携わる仕事につきたい・・・・という気持ちになったら
音楽大学や短大で専門の勉強をすることができます。
そのためには、準備が必要です。    例えば・・

♪ リズム・ソルフェージュ・聴音などをもっとたくさん勉強します。

♪ 楽典(通常レッスンのワークが基本です)をもっと詳しく勉強します。

♪ ピアノの練習は小学生で2時間以上、中学生なら3時間以上が必要の目安です。
  内容の濃い練習ができるよう、レッスンの中身も充実します。

♪ レッスンコースが変わります。現在の一回30分から一回60分に増えます。
  その他にもっとレベルアップを目指すことのできる先生のレッスンに定期的に
  通います。(Y先生、T先生、N先生など)

# いつでもスタートが可能です。
 本気で音楽の勉強をしたい、という気持ちになったらいつでもスタートができます。
どんな道を選ぶにも「遅すぎる」ことはないと信じていますが、早く決めるメリットは
大きいと思います。たとえばレパートリー曲数の多さ、音楽体験の豊富さ、出会える音楽家(人脈)の数など、早くからやればそれだけたくさん積み重ねができ、職業にしたときに大切な財産となって生きてきます。
 現実的には、中学校で部活を優先するとピアノの専門的な勉強は難しくなります。が、
皆さんの先輩で部活をしながらピアノも一生懸命やって音楽の道に進んだ人もいますので、本人のやる気と実行力次第かもしれません。好きでなければできない努力だと思います。


♯ ご家庭での協力が大切です(時間、経済、両面でのサポートを)
 毎日の練習、コンサートを聴く、CDを聴く、レッスン、各種講座への参加など、
家族の協力は不可欠です。ピアノ科を受験する際はグランドピアノでの練習が必要です。
 一般的に音楽大学は受験準備も含めて他の大学よりお金がかかります。
国公立の教育学部音楽科を志望する場合は音楽実技と学科の両方をクリアすることが必要です。


この文章はピアノをきちんと勉強「したい」「させたい」という意思表示をはっきり伝えて下さった方にプリントして渡しています。高学年のピアノの参観日資料としても使っています。
音髙、音大への進学は漠然とピアノを習っていてできるものではありません。
でもそういうことを知らないと
「10年もピアノを習っているのに、音大へは行けないのか!?」と思ってしまいますよね。
でも趣味で習うのとプロの道を進むのとは全然違うんです。
ソルフェージュも通常レッスンの中でもやっていますが、限界があります。

もちろん、レッスンのメニューだけの問題ではなく、
プロとして一つのことをやっていくには
「それが自分にとって、楽しいか、喜びであるか」に加えて
「どんなつらいことも、苦にならないか。先生やプロの気に助言が、自分の気に添わなくても受け入れる姿勢を持っているか(良薬は口に苦し。自分のしたいことだけしようという姿勢の人は伸びません)」が大切だと考えています。