
Artificial Floral Design
フローラルーム・アーティフィシャルフラワー・フローラルデザイン
花装飾作家 中山亜希子
これは富士山🗻です。
そう言われても、一見しただけでは富士山には見えないかもしれません。
私が描いたのは、私たちがよく知る裾野を広げた富士山ではなく、その頂を真上から見下ろした景色。
そして、その上空を一匹の龍が悠々と舞う姿です。
銀座での額画®GAKUE展でこの作品をご覧になった、ある著名な方から、
「葛飾北斎や横山大観でも描かなかった構図だね」
と仰っていただいたことがあります。
もちろん偉大な先人たちと比べるようなものではありませんが、その言葉は今でも心に残っています。
作品を作る時、私は「何を足すか」と同じくらい、何を見せないかを大切にしています。
富士山だからといって、すべてを描かなくてもいい。
花だからといって、たくさん使わなくてもいい。
足さないことで、かえって見えてくるものがある。
それが、私が作品づくりの中で大切にしている
*「引き算の美学」*です。
そしてこの作品には、富士山の麓の砂を実際に練り込んでいます。
見えるものだけではなく、素材そのものにも意味を持たせる。
皆さまには、この富士山🗻がどのように見えるでしょうか。
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