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和食は2013年に「ユネスコ無形文化遺産」に登録され注目を集めています。また、11月24日は「いい(11)日本食(24)」という語呂合わせで、和食の日が制定されたほどです。和食文化は世界に誇れる食文化です。海外からも人気の和食は、和食教室が開催されるほど人気を集めています。
和食の基本について
和食は「一汁三菜」が基本の食事スタイルです。一汁三菜とはごはん・汁物・香り物にいくつかの菜が添えられた献立のことをいいます。
主食は白米・玄米などの炭水化物、主采は肉・魚・豆腐・卵などのたんぱく質、副菜は野菜、豆・いも・海藻・きのこなどのビタミン・ミネラル・食物繊維、汁物は水分を摂ることができます。
一汁三菜という食事スタイルなので、一度に摂れる栄養も多く、他国の食事に比べると栄養バランスが優れています。人間に必要な三大栄養素のバランスは、たんぱく質:脂質:炭水化物=15:25:60が理想的です。
和食のおいしさの秘密
食材のおいしさは甘味・塩味・苦味・酸味・うま味で構成されています。その中でもうま味は日本人が発見したものです。1908年に東京帝国大学・池田菊苗博士が昆布だしの味の正体を追求し、グルタミン酸を発見しその味を「うま味」と名づけました。
和食は昆布やかつお節、干ししいたけ、煮干しなどうま味を引き出せる素材でダシを取り、料理に使うことで食材がもつ本来の味を引き立てています。グルタミン酸やイノシシ酸など1種類よりも、複数を組み合わせるとうま味が強くなります。
和食と1年の流れ
和食は、季節と年中行事に深い関わりがあります。和食は見た目や使用している素材で、その時々の季節を表現しています。季節感を表現するものに、「旬・走り・名残」と「季節の出会いもの」があります。
旬とは食材が食べごろを迎え、最もおいしく食べられる時期のことです。走りとは旬よりも前に初物、出始めもものを食べるという意味で、名残はそれとは逆で旬が過ぎてそろそろ終わりを迎える食材を惜しむという意味があります。
出会いものとは同時に出回る旬の食材で、料理の組み合わせが良い相性のことです。また、正月のおせち料理、大晦日の年越しそばなどは年中行事で欠かせません。行事の場で和食を一緒に食べ時間をともに過ごすことは、家族や地域との交流を深めるキッカケにもなっています。
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