[満室経営 365] 仲介の営業マンの「本当」を引き出す。 | 『満室経営 365』 ~名古屋賃貸管理の現場から~

『満室経営 365』 ~名古屋賃貸管理の現場から~

リクルートで、不動産情報誌の仕事をトヨタ自動車で賃貸住宅部門の立ち上げに参画、現在は名古屋で不動産会社CLASS ONEを経営しています。実際に日々、賃貸管理、賃貸仲介、売買仲介を行っている立場から、実感した「空室対策」をほぼ毎日綴ります。

以前も触れたかもしれませんが、


仲介の営業マンは大家さんに本当のことを言ってくれない時があります。


誤解しないで下さい。


決して悪口ではありません。


この意味は、例えば、


大家さんが、「うちの物件はどうして決まらないのかな?

         家賃が高いのかな?もう古いから?」


と聞いたとします。


そうすると、


「そうですね。現在の近隣相場は000円がボリュームゾーンなので

大家さんの物件は明らかに市場相場より高くなっています。」


とか、


「そうですね。ダイニング床のクッションフロアや、水回りが時代を

感じさせていますね。内見者の印象を悪くしていますよ。」


とか、


ズバッと思っていることを言ってくれるでしょうか?


残念ながら、ほとんどの営業マンは大家さんに気を使って

本当のことを話してくれません。


仲介会社としては、大家さんの機嫌を損ねて

物件紹介ができなくなることが困るので、よほど信頼関係ができて

いないと本当のことを話せないことが多いのです。


しかし、「市場の現状」を最も理解しているのは仲介会社の営業マンです。


なんとか本当の話を引き出したいものですね。



その方法、実は簡単なんです。



それは、


「営業マンの話に対し一切反論せず、素直に意見を聞く姿勢を見せること」


です。



意見の中には、納得いかないこともあるでしょが、その場で1度でも

反論すると、その営業マンは2度と本当を話してくれません。


意見をそのまま採用するかどうかはともかく、

話を真剣に素直に聞く姿勢を続けていると、真実の情報が入ってきます。



簡単で、効果絶大です。



是非お試し下さい。





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