[満室経営 NO.88] お客様はネットの情報で判断する。 | 『満室経営 365』 ~名古屋賃貸管理の現場から~

『満室経営 365』 ~名古屋賃貸管理の現場から~

リクルートで、不動産情報誌の仕事をトヨタ自動車で賃貸住宅部門の立ち上げに参画、現在は名古屋で不動産会社CLASS ONEを経営しています。実際に日々、賃貸管理、賃貸仲介、売買仲介を行っている立場から、実感した「空室対策」をほぼ毎日綴ります。


賃貸経営を長くやっていると、


当然、建物も古くなりますし、設備も時代おくれとなります。


そうなると、賃料を下げないと入居者は決まりません。



多くの大家さんは、空室にしておくよりも良いと考えて、


募集賃料を下げて入居者獲得に動きます。



しかし、稀に、


「賃料を下げると、今の入居者からクレームが入るので、


広告に掲載する賃料は下げたくない。」とおっしゃる大家さんがいます。



「実際に賃料を下げるのはしかたないので、もし、お客様から要望があったら


交渉して下さい。でも表立った賃料は下げません。」 とおっしゃいます。



そうですね。


今の時代、インターネットでチェックすると、自分の住んでいる物件の家賃が


いくらになっているか、はすぐにわかりますので、、下げた賃料で広告すると


クレームになる可能性はありますし、実際にそういった話を聞くこともあります。



クレーム対応は大変ですし、億劫ですから、大家さんのお気持ちは良くわかります。



本当にお気持ちはよくわかりますが、


それでも、募集賃料(広告に掲載する賃料)を下げなければ、


なかなか空室は決まりません。



最近のお客様はインターネットの広告をじっくり見て、


「自分が内覧したい物件を絞り込んで」不動産会社に来店する方が多くなっています。



ですから、以前に比べて、他の物件の反響で来店したお客様を


別の物件に誘導するようなことは、非常に困難になっています。



「ネットに掲載されている情報で、判断される。」


という意識を持っておくことが重要です。





 名古屋での賃貸経営・管理のご相談は

 CLASS ONE(クラス・ワン)まで

 http://www.classone.co.jp/