賃貸経営を長くやっていると、
当然、建物も古くなりますし、設備も時代おくれとなります。
そうなると、賃料を下げないと入居者は決まりません。
多くの大家さんは、空室にしておくよりも良いと考えて、
募集賃料を下げて入居者獲得に動きます。
しかし、稀に、
「賃料を下げると、今の入居者からクレームが入るので、
広告に掲載する賃料は下げたくない。」とおっしゃる大家さんがいます。
「実際に賃料を下げるのはしかたないので、もし、お客様から要望があったら
交渉して下さい。でも表立った賃料は下げません。」 とおっしゃいます。
そうですね。
今の時代、インターネットでチェックすると、自分の住んでいる物件の家賃が
いくらになっているか、はすぐにわかりますので、、下げた賃料で広告すると
クレームになる可能性はありますし、実際にそういった話を聞くこともあります。
クレーム対応は大変ですし、億劫ですから、大家さんのお気持ちは良くわかります。
本当にお気持ちはよくわかりますが、
それでも、募集賃料(広告に掲載する賃料)を下げなければ、
なかなか空室は決まりません。
最近のお客様はインターネットの広告をじっくり見て、
「自分が内覧したい物件を絞り込んで」不動産会社に来店する方が多くなっています。
ですから、以前に比べて、他の物件の反響で来店したお客様を
別の物件に誘導するようなことは、非常に困難になっています。
「ネットに掲載されている情報で、判断される。」
という意識を持っておくことが重要です。
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