[満室経営 87] 営業マンが本音を語れる関係づくり | 『満室経営 365』 ~名古屋賃貸管理の現場から~

『満室経営 365』 ~名古屋賃貸管理の現場から~

リクルートで、不動産情報誌の仕事をトヨタ自動車で賃貸住宅部門の立ち上げに参画、現在は名古屋で不動産会社CLASS ONEを経営しています。実際に日々、賃貸管理、賃貸仲介、売買仲介を行っている立場から、実感した「空室対策」をほぼ毎日綴ります。


大家さんと仲介会社の営業マンの会話



・大家さん「なかなか空室が決まらんね、なんとか決めてよ」


・営業マン「もちろん、頑張りますよ。


      しかし、大家さん、最近、他の物件もかなり家賃を下げているので


      大家さんの物件は割高感がでているんですよね(遠慮気味に)」


・大家さん「何言ってるの!


      うちの物件は、クロスも張り替えたし、洗面も新しくしたし、


      凄くお金かけて綺麗にしてあるんよ!全然、割高じゃないよ!(強い口調で)」


・営業マン「わかりました・・・頑張ります・・」



 どうでしょう、こんな会話になっていませんか?


 このようなやりとりを続けていると、営業マンの心の中で、


 「この大家さんは何も聞いてくれない。言っても無駄だな」と決め付けてしまい、


 大家さんの物件に対して、何もアドバイスをくれなくなりますし、


 本音を話してくれなくなります。



 大家さんが自分の物件に自信をもつことは大変重要なことです。


 しかし、仲介の営業マンは、最新の賃料相場を最もよく把握しているのも事実。



 頭ごなしに営業マンの話を受けつけない、という態度ではなく、


 「一旦はしっかり受け止め、その上で判断する」


 というコミュニケーションをとることが大切です。


 

 この厳しい時代、自分ひとりで経営はできません。


 周囲の人間をパートナーとして協力を仰ぐこと、これを実行してください。





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