No.39 まさか、仲間がお客さまを横取り? | パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

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株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ

お客さまが予想できないような提案を
いつも1つ加えて
いたということを昨日は書きました。
その提案が的を射たものであれば
お客さまは感動して信頼してくださいます。

 


別のお宅のケースですが、
4人家族で輸入住宅を建築中のお客さまでした。

私が担当になり、何度かお店の中を案内して、
いろいろな家具と、
カーテンや照明までほぼ決まって、
次回の来店時には、最終決定をして伝票を
上げることになっていました。

家一軒分、かなりの金額になる予定でした。


ところが、そのお客さまは、
約束とは違う日にいらっしゃいました。

私が休みの日でした。


家にいると、お店から電話がかかってきて、、

「坂本さんのお客さんが来てますけど、どうしますか?」



「え? そのお客さま、今日いらしたのですか。
 次回いらしたときには決めるとおっしゃっていたから、
 すぐに行きます。
 1時間くらいかかりますけど、
 お待ちいただけるかどうか話してください」

「じゃあ、その間、他の人に接客してもらいます」

ということで慌ててお店にかけつけました。




「お待たせしました」

と、代わりに接客してくれていた販売員と交代すると
お客さまの様子が少し違います。

いつものようににこやかにしていらっしゃるのですが、
少し申し訳なさそうです。

明らかにこれまでの雰囲気と違っています。
どうされたのかな、と思っていると、

「今接客してくれた人、すごい人だね。
 海外経験が豊富で、雑誌にも出たんだってね。
 その人が自分だったらこうします、って
  新しい提案をしてくれて、
 それもいいような気がしてきちゃったんだ」



お客さまの目はハートになっていました。

半分、心ここにあらずという感じです。



正直あわてました。


一生懸命対応し、お客さまも私のことを信頼して
くださっていたはずなのに・・・。

どうして?



心臓がチクチクしてきました。

いっしょに働く仲間に、
お客さまを取られるような経験は
それまで1度もなかったのです。


専業主婦歴が長く世間知らずの私は、何かと
初めての経験が多いのですが、
こういうことは特に堪えます。


お客さまには何も悪いところはありません。
私より経験豊富なベテランの販売員が現れたら、
心も奪われることでしょう。



私は気持ちを落ち着けました。

「お客さまが本当に気に入ったものだったら、
それでいいのですけれども」

そう言いつつ、最終的な提案を用意していたので、


「一応、私の提案も聞いてくださいませんか。
そのうえでお決めください。
もちろん、お客さまがご満足できることが一番ですから、
どちらに決めていただいてもかまいません」


私は用意していた提案ボードを広げて、
提案を話し始めました。


・・・明日につづきます。また読んでくださいね

文中の画像はイメージです


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