No.38 思いもよらない提案で心を掴む | パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

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株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ

1日で3200万円の売上げたという話を
昨日は書きましたが、
関連したエピソードをもう少し。


お客さまの身になって心地よい生活をイメージすると、
さまざまな提案が浮かんできます。
時には相手が思いもよらないような提案も。

 

3200万円のお客さまに対してもそうでした。
私が、思いつかないような提案をいくつもするので、

「そんなものを置くんだ。あ、こんな向きで家具を置くの?」

などと言って面白がってくれました。

 


また、有名画家の絵をお持ちで

「この絵をリビングの一番目立つところに飾ってほしい」

と言われました。

そこで、部屋に入ったときに見える真正面の壁に

絵をかけることにし、

絵が引き立つように、両側にブラケット(壁付の照明)を
付け、
そのまた両側に
アメリカの高級メーカーの大きな飾り棚を
シンメトリーに

配置することを提案しました。

 

「同じ飾り棚を、2つも置くの?」

「はい、そうすると格調高くなり、絵がさらに引き立つんです」

「面白いね、じゃあ、それにしよう!」

 


「主寝室のデスクは、ホテル風に

こちらに向けて斜めに置きましょう」


「いいね、そうしよう!」

 


そんなやりとりをする中で、信頼が深まり

家具を選ぶ楽しさや喜びが生まれていったようでした。

 

ところで、
絵の両側に1台づつ配置することにした飾り棚ですが、

納品の際、配送員が慌てた様子で私に駆け寄り、
耳打ちしました。

「すみません、間違って同じ飾り棚が2台もあるんです。

 1台は持ち帰ります」

間違いではないことを伝えると、配送員は
目を丸くしてキョトンとしていました。

今でもクスッと笑ってしまう思い出です。

 




そうそう、
35話でお話した設計の先生ですが、
インテリアが完成した直後の新居でお会いしました。

 

「先生、いかがですか? 素敵になりましたよね」

笑顔をつくって穏やかにお聞きしたところ、

「ああ」と頷きながらも

何ともいえない悔しそうな表情をされて席を
立っていかれました。

 

胸のつかえが取れました。


・・・明日もまた読んでくださいね


※文中の画像はイメージです


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