働き始めた家具店には、当時私と同じパート社員が
30~40人ほどいました。
全員がインテリア関連の資格をもつ女性で、
多くはご主人がいて、扶養控除内で
土日だけ働くという方でした。
それで、正社員に比べると販売意欲が
強くないように感じました。
家計はご主人の収入でまかないながら、
インテリアを扱う仕事が好きだからやっている
という方が圧倒的に多かったのです。
そのため、数字を上げようという意識が強くありません。
また、担当するお客さまも
これから家を建てようという下見の方や、
予算のない単品買いの方を担当させられることが
多かったため、売上げ数字が低く、
ひと月に100万円いけばいいほう。
少ない人は20~30万円でした。
自分はけっこう売上げを出していたので、
パート社員のなかでは一番だろうと思っていました。
あるとき、初めて売上成績表を見ました。
すると、私より多く売っているパート社員の方がいたのです。
正確な数字は覚えていませんが、
私が月400万円だとしたら、その方は500万円で少し多い。
毎月そうでした。
控えめで派手さがなく、そんな売り上げを出すような
雰囲気の方ではなかったので余計に驚きました。
「私ももっと出せるかもしれない。
彼女を目標にして頑張ってみよう」
とそのとき初めて数字を目標にしてみました。
すると、急に売上げが伸びました。
数字を意識すると、数字はついてくることを実感しました。
目標をもつと、自然とそちらの方向に流れていくのだと。
私たちパート社員は会社から売り上げのノルマを
課せられることはありませんでしたが、
「今月は〇〇〇万円売る!」
という目標を自分のなかで毎月決めることにしました。
すると、毎月コンスタントに出せるようになっていきました。
それまでの私の売上には大きな波がありました。
売れるときはドカンと売れるけど、
売れない月は売れない・・・
そんな調子だったのです。
それからは、毎月少し無理かなと思う数字を
目標に決めました。
前月より少しだけ多い数字を。
すると、やはり数字はついてきてくれるのです。
犬や猫だって気にかけて愛してあげれば、
愛情を返してくれるけど、
嫌ったり無視したら、ついてきてくれないし、
ときには歯向かってくる。
お金や売上数字も同じなんだ。生きているんだ。
そう考えるようになりました。
…数字の話は明日に続きます。また読んでくださいね。
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