生まれて初めての飛び込み営業で苦しみながらも、
成績も上がり、収入も安定してきたある日、
ふと考えた。
「仕事をする時間は1日の大半を占める。
その時間をお金を稼ぐことだけに費やしてしまってはもったいない。
もっと自分が楽しいと思えることを仕事にしたい。」
そう思うにはきっかけがあった。
その頃仲良くしていた友人達は、
カメラマン、撮影監督、ミュージシャン、画家、占い師、
音楽プロディーサー、デザイナー・・・・・・。
主婦の時には縁のなかった職業の人達と
なぜか仲良くなることが多かった。
彼らは皆「天職」に就いているという感じで
仕事に誇りを持ち楽しんでいた。
「私も天職に就きたい!!
私の天職ってなんだろう・・・・」
天職かどうかは分からないが、とにかく自分が一番好きなことを
仕事にしようと、食べていけるかは皆目見当がつかなかったが、
「インテリアの仕事に就く」と決めた。
子供の頃から住宅に関心が高く、インテリア雑誌を見ている時が
至福の時だったからだ。
「もっと堅実な仕事を選んだ方がいい」
と親や姉妹は心配して反対したが、迷いはなかった。
授業料の70万円はローンを組み、
働きながら週末はインテリアスクールに通い始めた。
そして毎日、仕事から戻って家事をやり、夜10時から
空が白々と明るくなるまで勉強をするという生活が始まった。
今から13年前のことだ。
向こう見ずな私に付いて来てくれた娘達に改めて感謝
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