飛込み営業で学んだこと その2 | パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

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株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ

飛込み営業の仕事を始めて数ヶ月が過ぎた頃、

忘れられない出来事があった。


その日は住居数200戸あまりの大型マンションの前で、

「このマンションのすべてのお宅にセールスをする」

と自分にノルマを課した。


1階の端から、1軒づつインターホンを押していく。


売上成績は上位になっていたが、相変わらずインターホンを前に

心臓がばくばく指が震えてしまう私だった。



冷たく拒絶されるのも怖いが、もし赤ちゃんや病人が寝ていて、

チャイムの音で起こしたら申し訳ないと考えてしまう。


勇気を出してチャイムを押すが、インターホン越しに

断られることが続く。 留守のお宅も多い。


この日は特に成果の上がらない日だった。


1階から2階へ、2階から3階へ、3階から4階へ・・・・

ほとんどのお宅で断わられた。


「もうやだ、止めよう、もう止めよう」

と何度思ったことか・・・


でも決めたからには最後までやろうと鞭打ちながら

9階まで来て、あと残り3軒というところで奇跡が起きた。


「は~い、ちょっとお待ちくださぁい」

と明るい声で

ドアを開けてくれたのは、20代後半の可愛い主婦、

化粧品が大好きで、家にいながら仕事をしたいと言う。


私の本来の仕事は化粧品を売ることだけではなく、

セールスレディを発掘し、教育・管理することだったのだが、

結局その女性はその後にとても優秀なセールスレディに

育ってくれた。


最後まで諦めずにやり通したから、

天がご褒美をくださったのだと感じ、心から嬉しかった。


その経験は私の宝となった。

売上成績が伸びない時、仕事に行き詰った時、

「今は苦しいけれど、この後に大きな幸運が控えているんだ。」

と思えるようになった。
そして実際にその通りの人生を過ごすことができている。



今日の名言


 ◆夜明け前が一番暗い


 ◆成功者は例え不運な事態に見舞われても、

 この試練を乗り越えたら必ず成功すると考えている。

 そして、最後まで諦めなかった人間が成功しているのである。

                        本田宗一郎



すべての出会いと経験に心から感謝虹



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