プラスの言葉で育った私 | パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ

もし・・・・・

自分の子供が、水泳やピアノ、お習字など
何やっても続かなくて、ある日、


「ピアノを辞めてバレエを習いたい」


と言ってきたらどんな言葉を返すだろうか。



「何をやっても長く続かなくて、飽きっぽいわね、

何でも中途半端で、どうせ今度も続かないんでしょう。

こんなことでは何もできない大人になっちゃうわよ!」



こんな風に言われた子供は



『自分はだらしない、中途半端な人間だ』

と自分自身に自信を無くしていくだろう。



そして、

『こんな自分はろくな大人にならない』

と未来の自分にもマイナスのイメージを持ってしまうかもしれない。



でも・・・・・・・



「きみは好奇心が旺盛なんだね、

だから新しいことに興味が湧くんだね。

興味を持ったことにどんどんチャレンジして本当に

好きなことを続けたらいいよ。」



こう言われたら、どんなに嬉しいだろう。



そして好奇心を持つこと、チャレンジしていくことは

いいことなんだと認識し

知的好奇心はさらに伸びていくだろうし、

自分を支持してくれる親に対しても信頼感を持つだろう。



実は、私はどんな事もすぐに飽きてしまう根性のない子供だった。



ピアノも、そろばんも、絵画教室も、習字も、自分から習いたい

と言っておきながら1年も続かなかった。



子供の頃の我が家は母子家庭で、経済的な余裕が

まったくなかったが、母は私が習いたいというものを

必ずさせてくれた。

ピアノを習った時には苦しい家計の中からオルガンも買ってくれた。



そのピアノのおけいこも1年足らずで飽きて止めてしまった。



しかし、母はどんな時も一度も責めたり怒ったりしなかった



子供心に、中途半端で止めてしまうことに後ろめたさがあったから

もし母から

「おまえは飽きっぽくてダメな子だ。もう何も習わせないよ!」



と責められていたら、私の好奇心は委縮してしまったに違いない。





母は出来の悪い私に対して、口癖のように



「久美子はホントは優秀なんだよ」



「大きくなったら美人になるよ」



「大人になったら幸せになるよ」



と言ってくれていた。

私はそれを信じて育った。



50代になった今でも新しいことに挑戦することが大好きだ。

新しい事を始める時に恐怖心より期待感の方が大きい。



そして、自分の未来をいつも明るくイメージできる。



それらは母が私に否定的な言葉を使わずに

プラスの言葉を投げかけ続けてくれたお陰だ。


子育て中の親の言葉は大切だ。


今年83歳の母に改めて感謝虹