数か月前、会社を辞めて研修トレーナーとして
独立しようかと迷っていた時に、
尊敬する大先輩から長いメールが届いた。
メールには
「研修トレーナーとして独立するのは止めた方がいい。
研修の講師はゴマンといて、競争は熾烈だから
成功するのは難しい。
モリクミは、インテリアデザインの仕事を選んだ方が安泰で
上手くいく。」
とハッキリとした口調で書いてあった。
それを読んで強いショックを受けた。
その方は超一流企業相手に研修講師している、
いわば研修トレーナーの成功者、
私の目標であり憧れの人でもある。
だからメールを読んで
『私には無理なんだろうか…・』
と自信を失いかけた。
メールを何度も読み返して、悩み、迷い、
考え続けた。
そしてたどり着いた。
『私のやりたいことは、インテリアをデザインして、
1年に数人の方に喜んでいただくことではない。
もっと多くの方に、生きる喜びや、勇気や希望を
与えたい。
食べるために生まれてきたのではなく、
自分を活かすために生れてきた。
出来るか出来ないかではなく、
やりたいかやりたくないかを判断の決め手にしていこう。
私は研修の仕事をやっていく!』
そうはっきりと思うことができ、迷いが無くなった。
最も尊敬する先輩から言われたからこそ、
本気で悩み、そして気づくことができた自分の気持ち。
その気持ちに気がついたら、
嵐の後の空のように、一点の曇りもない
すがすがしい気分になれた。
いろいろな方をお話をしていると、
「やっても成功する保証がない・・・」
「やりたいけど自分には無理かも・・・」
「もう年だから・・・」
そんな言葉を聞くことが多い。
そんな風に自分に制限を設けてしまったら勿体ない。
出来るかできないかではなく、
やるかやらないか、それだけだと思う。
やりたいことならきっと出来る