
Deborah Nemtanu (vn)&(va), Sarah Nemtanu (vn)
Sascha Goetzel指揮
Orchestre de Chambre de Paris(パリ室内管弦楽団)
J. S. Bach - 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
J. S. Bach - ヴァイオリン協奏曲 第 2番 ホ長調 BWV 1042
J. S. Bach - 2声のインヴェンション 第 1番 ハ長調 BWV772
J. S. Bach - ヴァイオリン協奏曲 第 1番 イ短調 BWV 1041
Schnittke - 合奏協奏曲 第 3番
J. S. Bach - 2声のインヴェンション 第 8番 変ロ長調 BWV779
2014年録音
レーベル:Naive
演奏

(評価は5つ星が満点です)デボラ(姉)とサラ(妹)の姉妹ヴァイオリニストによるアルバムです。
第2番協奏曲はサラ、第1番協奏曲はデボラがソリストを務め、元々はピアノ曲であるインヴェンションをサラがヴァイオリン、デボラがヴィオラで演奏しています。
そしてシュニトケの合奏協奏曲は実質2つのヴァイオリンのための協奏曲と言える楽曲で、姉妹コンビのアルバムとしてはよく出来た選曲だと思います。
しかし演奏そのものは余り感心出来るものではなく、姉妹とも何故か弾き急いでいるかのような印象を受けますし、バッハを演奏するには踏み込みが浅いように思えます。
ジャケットは仲の良さそうな写真ですが、2つのヴァイオリンのための協奏曲でも、二人の響きに融和感は少なく、オーケストラとの協奏感も高いとは言えません。
楽曲を自分のものと出来ていない、そんな感触を受ける演奏で、シュニトケに関しても楽曲はとても興味深いものですが、本来の妙味を堪能出来るとは感じられません。
録音



(評価は5つ星が満点です)響きに厚みが感じられ、温度感も高い録音だと思います。
コントラバスの低域の豊かな響き、シュニトケの楽曲でのチェンバロやピアノの繊細で明瞭な音色がとても素晴らしいと思います。
定位も良く奥行き感も十全だと思いますが、やや低域の量感の高さがブーミーさを感じさせる側面もあるかのように感じます。
ソリストへのフォーカス感も悪くはないのですが、オーケストラとの強奏時にはやや埋もれかかっている印象もあり、それは演奏スタイルに起因するのかも知れません。
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