
Herbert Von Karajan指揮
Berliner Philharmoniker(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
1981年録音
レーベル:Deutsche Grammophon
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
カラヤンは共産党員だったショスタコーヴィチを嫌って(彼自身、積極的な意思で共産党員になった訳ではないのですが)その作品を殆ど取り上げなかったと何かで読んだ記憶がありますが、唯一第10交響曲だけは録音を残しており、以前から興味があったので購入してみました。
楽曲としてカラヤンも認めたと言うべき第10交響曲、カラヤンとベルリンフィルが演奏すると、とても壮麗な交響曲に聴こえます。
演奏の巧さ、そしてダイナミックに盛り上げる展開はとても見事ですが、ショスタコーヴィチらしさは薄く、コアなショスタコ・ファンには受けが悪いかも知れません。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
SHM-CDもありましたが通常のCDを購入しました。
ワイドな広がりとしっかりとした迫力を感じさせる録音ですが、音場は少し平面的で奥行き感は十全とは言えません。
静寂感にも問題は無いのですが、音の見通し感にも少し物足らなさを感じます。
決して悪い録音ではありませんが、やはり録音された年代を感じさせるものはあります。
(画像をクリックして頂くと、HMVの当該サイトにリンクしています)

Solenne Païdassi (vn), Frédéric Vaysse-Knitter (p)
Stravinsky - ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント
Stravinsky - ヴァイオリンとピアノのためのイタリア組曲
Szymanowski - 神話-3つの詩 作品30
Szymanowski - 3つのパガニーニのカプリース 作品40
2014年録音
レーベル:Aparte
演奏




(評価は5つ星が満点です)1985年生まれのフランス人女性ヴァイオリニスト、ソレンヌ・パイダッシは初めて聴きましたが2010年のロン=ティボー国際コンクールで優勝したその実力は本物だと思います。
圧倒的と言えるほどの切れと力強さが感じられ、確かな音程と高い技術に裏付けられた自信溢れる演奏はオーラすら纏っているかのようです。
正に「強靭」と言える彼女のヴァイオリンには、一聴したところでは女性とは思えない雄々しさがありますが、決して粗暴さを感じさせることはなく、難曲と思えるシマノフスキの楽曲でも軽々と、そして訴えかけの強い演奏を披露しています。
録音



(評価は5つ星が満点です)漆黒の静寂に明瞭に浮かび上がるパイダッシのヴァイオリンには、その表現の細部までもが克明に伝わってくる実在感が漂っています。
ピアノの響きには少し音の輪郭の滲みを感じますが、全体的な音の見通し感に問題はなく、エネルギー感がある音響です。
ややソリッドな感触もありますが、肌触りの悪いものではありません。
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Lars Ulrik Mortensen指揮
Concerto Copenhagen(コンチェルト・コペンハーゲン)
ヴァイオリン協奏曲 第 1番 イ短調 BWV 1041
ヴァイオリン協奏曲 第 2番 ホ長調 BWV 1042
Fredrik From (vn)
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
Peter Spissky (vn), Bjarte Eike (vn)
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
Antoine Torunczyk (ob), Manfredo Krämer (vn)
2011年録音
レーベル:cpo
演奏



(評価は5つ星が満点です)なかなか骨太な演奏だと思います。
全体的に早めのテンポなので、重苦しさや暑苦しさはありませんが、一種独特の重厚感を感じる演奏で、アタックはやや強めで快活ですが、北欧のオーケストラによく感じられる冷ややかで爽やかな感触とは少し異なります。
ソリスト達はBjarte EikeとManfredo Krämer以外はコンチェルト・コペンハーゲンのメンバーですが、その技量に不満を抱かせるような演奏ではありません。
オーボエに関してはその柔らかな音色そのものは美しく魅力的だと思うのですが、オーケストラの快活な演奏に少し埋もれているようにも感じます。
録音


(評価は5つ星が満点です)量感あるコントラバスの響きが全体的な印象を豊かなものとしています。
音の見通し感はすっきりくっきりではありませんが、不満を感じるものではなく、全体的な響きの融合感が好ましく感じられる録音です。
ソリストへのフォーカスもソフトなものですが、チェンバロなどの綺羅びやかさはしっかり伝わってきます。
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