41.4.イギリス英語での country house, country gentleman


a country house, a country gentlemanを「国の家」「国の紳士」と訳す人がいるとすれば、これは問題外である。多くの日本人は、「田舎の家」「田舎の紳士」を訳すであろう。これは、米国などではそれでよいのであるが、英国では事情が違っていて、この訳語によってのみの理解では不適切である。


英国は、いわゆる階層社会(class sosciety)の伝統で来ていた国で、それすっかり消滅したという話しはk聞いたことがない。英国の上層階級は首都ロンドンんどに住んでいない。彼らは country areaに住んでいて、そこの地主になっていて、お城みたいな館(やかた)住んでいる。そこでゆったりした余裕ある、自然に囲まれた生活、そして知的な生活をしているのである。


したがって、country house は<上流社会のお屋敷>、country gentlemanは<田園生活をしている上流社会の紳士>といった意訳的理解が必要であろう。


41.1.country というところ

country という語には、「国」という意味と「田園地帯」という意味とがある。この二つの意味が相互に無関係であるはずはない。どういう共通項があるのか、語源からまずチェックしてみようと、語源情報を載せている英英辞典を引いてみると、country はもともとラテン語の contraから来たもので、<町から対しているところ><海などから対しているところ>ということであったようだ。

<海などから対しているところ>→「陸、島など」→国土
<町から対しているところ>→「自然がいっぱいあるところ」→田園地帯


41.2. out in the country

都会(町)から田園地帯を見た場合の表現の一つで、out は out of (the) town のこと。go out in the country / walk out in the country / drive out in the country など。

[注]walk | out in the country / drive | out in the country のように | のところでポーズを置く。でないと、walk out / drive out のように句動詞と思われてしまうからである。


41.3. rural; pastoral

country area は樹木、森、流れ(stream)、原(field)などがあり、田園的、牧歌的である。そういうところを形容する形容詞の代表的というか、典型的なものが、この2語である。




40.3. go to town; in town; out of town

いずれも、決まり文句的連語で、town に the がついていないのは慣用句化しているからである。こういう慣用句の中の town は「市」のことであるが、それも「中心街」のことである。


40.4. go on the town; enjoy your evening on the town

in the town (in town) と in が使われているなら、その意味は分かるが、on が使われている on the town は、どういうことなのか、正直なところ、どういうことか見当がつかななった。

この表現は、私が英米での国際学会に出席してプログラムを受け取ると、初日(Day 1)の夜の部に例えば次のように出ているのである。

 Enjoy your first night on the town.

COBUILD English Dictionaryで見出語 town のところを見ると on the town というフレーズがきちんと出ていて、<街の歓楽街で楽しくすごす>時にこの表現を使うということが分かる。