一昨日の東京都のリリースで2026年5月から3年間、東京文化会館が大規模改修がされることがやっと発表になりました↓。

再開予定日は決まってませんが、オペラ・バレエ・コンサート・春祭が3年間、ここで実施できないのは大きな影響ですが、当ブログでたびたび指摘しているように、文化会館のファシリティは昭和時代を感じさせるものですので、徹底的に設備などを新しくして欲しいです。特に昭和の映画館レベルの小さな椅子は、座席数を減らしてでもサントリーホールくらいのレベルにしてもらいたいですし、和式のトイレもあるので最新式の洋式にしてもらいたいです。ここまは最低限ですが、できればバーカウンターやクロークの増設を行ってもらいたいです。また、文化会館の大ホールと小ホール内のトイレまでには必ず階段があるので、本来はバリアフリーで階段無し(スロープ)にするのが理想ですが、これは建物の構造上の問題で難しいかもしれないので、車椅子や足が不自由の方などは引き続き、ホールを出た会館内のトイレを使うことになるかもしれません。


さらに今のところ、サントリーホールも2027年1月から同年秋頃まで全館改修工事が行われる予定と聞いてます。この改修工事は前回の2017年の改修工事レベルと思われます↓。

サントリーホールは前回の改修でオルガンのオーバーホールやトイレ増設がされました。東京文化会館とサントリーホール閉館で、クラシック業界はかなり痛手で、都市部だとクラシック専門のホールは東京オペラシティ、東京芸術劇場、NHKホールくらいしかありません。他に文京シビックなどあると思いますが、あまり行きたいホールではないです。上記のため、特に2027年1月から秋までは良質なコンサートが激減されると思いますが、海外アーティストでサントリーホール指定する方もいるからです。この期間は当ブログも休むかもしれません(海外に行くことも可能ですが、海外公演のブログは読まれる方が少ないからです)。できれば、サントリーホールは夏の暑い時期に集中して、改修期間を短くして欲しいものです。ヨーロッパでは公演に影響が出ないように、夏に集中してやることが多いてます。ヨーロッパは高速道路などの工事も夏に集中してやることが多く、これが夏の渋滞の原因でもありますが、雪の降る冬の期間が長いので、この時期しかないと聞いたことがあります。


他に、東京芸術劇場が2024年9月から2025年7月まで休館、紀尾井ホールが2025年8月から2026年12月末まで休館、東京オペラシティ(TOC)が2026年1月から半年間休館で、さらにミューザ川崎も2028年または29年あたりから改修工事と言う話もあり、コンサートホール改修のラッシュが続きます。2026年5月から数ヶ月は紀尾井、TOC、文化会館が同期間改修工事になりそうで、この期間は特にクラシック公演は不作になると思います。以上、東京のコンサートホールの休館情報ですが、室内楽などの小さなホールについては除外しています。「音楽の友」10月号に2026年の来日公演情報も書いてありましたが、上記の改修工事の影響で一部間違いがありますので、近日中にその間違いの指摘を含めて、ブログしたいと思います。


また、音楽の友の「レコード芸術オンライン」は失敗だと以前指摘しましたが↓、

当初、9/2からスタートする予定でしたが、諸事情で9/25からになり、さらに2度目の変更で10/1から正式創刊になりました↓。


あのクラウド・ファンディングの額ではきちんと運営できないと筆者は指摘しておりましたが、音楽の友の経営センスはかなり素人レベルと言って良いでしょう。いつも出版社の編集さんから締切に追われることは多いですが、出版社としては締切が絶対原則であるのに、2度も延期するのは出版社の編集として機能していないのでしょう。かつてなら「徹夜でも何とかしろ」みたいな社会でしたが、今の日本はそれも許容されない緩いビジネス社会なので、仕方ないかもしれないです。