ベルリン・フィルは演奏技術レベルで世界1のオーケストラだと思いますし、このオケの楽団員の飲んでいるとインテリジェンスのレベルが高いです。ウィーン・フィルも素晴らしいオケですが、全員、基本的には国立歌劇場の楽団員で公務員扱いですが、ベルリン・フィルのメンバーの個々の活動もあるので、個人事業主のような感覚の楽団員が多いと思います。そのため、オケ以外のアーティスト活動やスポンサーのケアなど実務家としてしっかりやっている印象があります。そんなベルリン・フィルの楽団員と、日本で会食するタイミングを調整していたところ、来年のベルリン・フィルの来日公演の情報が何となく把握できました。2025年の海外オケの来日公演情報は以下のブログでも取り上げましたが↓、ベルリン・フィルだけは別格なので、筆者が聞いている範囲で少し細かくお伝えしたいと思います。

上記のブログに書いてあるように、天下のベルリン・フィルが来年は2回来日します。これはかなりレアなケースです。1回目は、来年のシーズン閉幕後の7月にドゥダメル指揮で、大阪と名古屋の公演があります。これは現地ベルリンで予定されているチャイコフスキー5番中心のプログラムです↓。



また、日本版のヴァルトビューネ・コンサートがあり、ドイツ以外で初めて実施されるものになるようです。これも来年の6月のベルリンでのヴァルトビューネ公演で予定されている曲目と同じで、ドゥダメル指揮の「ウェスト・サイド・ストーリー」を中心としたコンサートです↓。

この公演は東京ではないそうで(=河口湖ステラシアター)、7月の来日公演は東京公演はありません。そのため、ある楽団員から大阪に来れるか?と言われているくらいですが、大阪・関西万博の時期なので、ホテルや交通が混雑している中で、わざわざ大阪までドゥダメルのチャイコフスキーを聴きに行きたくはありません。


次の来日公演が来年の11月の東京と川崎あたりで5公演あるそうで、この時はK.ペトレンコ指揮で、地方公演は無いそうです。曲目は不明ですが、来シーズンで開幕コンサートのブルックナー5番は候補の一つだと言われてます。曲目の詳細は来年9月からのシーズン・プログラム次第で最終決定されるようです。昨年のBe Philのようなプロジェクト・コンサートは無いようです。


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