家づくりを考え始めた時に、まず情報収集やイメージを固めるという
話をしました。もちろん、皆がやっている当たり前の事ですが、
このイメージを固めるというところが、明快な方法がなく、なんとなく
好きな写真を眺めて集める、スクラップする、みたいな事をやっている
と思います。
以前、私の元に訪れたお客様で、「こんなイメージが好きなんです~」
是非理想の家を建てたいので、お話しを聞いてもらえませんかと。
そのスクラップされている、雑誌の切り抜きや写真などを見せられて、
いったいどんな家になるんだろうかと、全然想像がつかなかった
ことがあります。もちろん、お客様に聞いても、具体像が湧かなかった
のはもちろんです。
それは、どんな事を言われたかというと、
「和風っぽい玄関が好き」
「全体的には洋風の外観が好きです。」
「でも、部分的にはモダンなところを取り入れたい」
「でも、自分自身に一番合うのはナチュラルな、自然っぽい感じなんだと
思います。」
「お店に行くと、シンプルでかっこいいデザインも好き」
「カントリーっぽい雰囲気も好き」
「古民家風の佇まいの座敷なんか、居心地よく落ち着けそう」
・・・・
と、こんなありさま。
もちろん、色んなものが好きといったことはすぐ分かりました。
そこで、一番感じられたことは、何を見ても、いいなと思う人なんだなと
いう印象でした。
まあ、こんなに極端なお客様もめったにいないと思いますが、
実は、このお客様には落ちがあって、
結局1年くらいかけて、プランも提示したり、イメージも伝えたりで、
やりとりしてお話しを進めました。 が、
ご破算になりました(>_<)
最後に何を言われたかというと、
「あなたのところでは、私の理想とする家は建たない」と
言われたんです。
このブログで言うには、私自身のスキルの無さか、自分の提案力が
無かったのか、営業的な押しが足りなかったのか、あまり語るには
辛いところでもありますが、
実際、ここで勉強させられたことは、「人は色々」
こういった経験が、家を作る前に、家づくりのコツをお伝えし、
まず、家のコンセプト、家族の幸せなカタチとはどんなカタチかという
暮らしのライフスタイル像を具体的に、イメージして、絞っていく
という「コンセプトづくり」が大事だというところにも、影響しているんだと
思います。
最初に具体的であればあるほど、やはり、いいものができることは
色々と経験してきて思うことです。
では、どうしたら、そのコンセプトづくりができるのか、ひとつずつ、
お伝えしていこうと思います。
よろしくお願いします。
暮らしデザインプロデューサー 今井カツノリ



