「家族の幸せなカタチ」
私自身の子どもの頃の出来事をひとつお話ししようと思います。
私が、今なぜ心理学と家づくりを結び付けようとしているのかの
種になっているとも思うので、ここで少しずつ自分のこともお伝え
していこうと思います。
特に、アドラー心理学の内容に関心を持っているのは、
「課題の分離」 「共同体感覚」 「劣等感」 といったテーマに
私自身の過去の経験が絡んでいると感じているからです。
私自身は、紡績業を営む自営業の家庭に生まれ育ち、小さい頃は
家にいても、すぐ隣の工場の「ガッチャンガッチャン」という機械が
動く音がずっと聞こえるような家でした。
もちろん、自宅と工場が隣り合わせの家業の工場ですので、父親も
すぐ近くにいるって感覚でした。
小学生の頃は、うちの工場には、色々と隠れる所が多いので、
友達を呼んでは、「探検しよう!」とか、「基地で遊ぼうぜ」とどちらかと
言うと、外で遊ぶ子どもでした。
外で遊んでは、疲れて帰ってくるので、そのまま居間のソファに座っては
テレビを見てるって生活をずっとしてました。
だから、あんまり小学校では勉強した記憶が無いんです(^^;)
そんな毎日に、うちの父親は、すぐ近くで僕たちを見ていたんでしょうね。
「お前たちは、全然勉強せえへんから、もうテレビは見たらあかん!」
といって、その頃も今の時代も珍しいかもしれませんが、うちの父親は
電気関係の工作が得意だったので、何を作るかと思えば、
「テレビの鍵」を作ったのです。
だから、僕たち子どもたちは、「子ども達は、テレビを見る事はならん!」
といって、テレビに鍵を掛けてしまったのです。
皆さん、「テレビに鍵??」 と思われるでしょう~
どういう構造になっているかと言いますと、テレビの電源コードの間に、
箱型の鍵で通電する「ボックス」を作ってテレビの電源の間に入れて
しまったんです。。。
鍵を付けて、玄関ドアみたいに、鍵を開けるとテレビに電気が入り、
テレビを見れるという代物だったんですね。
その当時、勿論珍しいから、友達に「うちの家には、テレビの鍵が
あるねん。テレビを見ようと思ったら、鍵差さないとテレビつけへんねん」
みんな、口をそろえて、「へえー!」と言います。
そのあと、だから友達には、「うちでは、テレビ見れへんから、あんたの
とこで、テレビ見せて!」って、私の小学校時代、テレビは友達の家で
見るような子どもでした・・・
でも、内心「なんでうちの家は、自分達の自由になれへんねん」
「ぜったいこんな家いやや。 僕がおとなになったら、子どもも含めて、
みんな楽しいおうちで過ごせるようにするんや!」
といっつも思ってました。
今から思うと、こんな経験も、私が建築士になって、「幸せをつくりたい
家族の家」を作って、家族のみんなが楽しく幸せに暮らせる家に
こだわるようになった理由の一つかもしれませんね。
このほんと、珍しい「テレビの鍵」のお話しは、まだウラ話もありますので、
また今度したいと思います。
ですが、実は親父との事件は、まだ中学生になっても続くのでした!
中学生で、それも中学校の3年でうちの父親は、僕に対してあっと驚く
ような事を言って、実際に実行に移るのでした。
この話は、次回にお話ししたいと思います(^^;)
では、今日はこのへんで。。。
暮らしデザインプロデューサー 今井カツノリ





