暮らしのデザインとは?


今回、皆さんにお伝えしたいのは、建築するときに作られる

設計図面をどう活かすか、簡単にお伝えしたいと思います。


こんな簡単なプラン図で、ものごとは進んでいきます。





家つくりの場合


①敷地があって、建築条件があります。

②建物の希望面積と概略予算計画を想定します。

③家が出来た時の、暮らしをイメージします。

④暮らしの中で、機能面を考慮して、プランニングしていきます。

⑤お部屋や部位でこだわりの部分について考慮します。

⑥プランニングして間取りのたたき案ができます。

⑦生活動線や暮らしぶりをシミュレーションします。

⑧プランを修正していきます。

⑨間取り図の設計プランができあがります。

⑩プランに合わせた工事金額概算を見積ります。

⑪予算が合えば、実施設計や申請などで進んでいきます。



このようなプロセスを一般的に踏んでいきますが、

ここまでのプロセスで一番見るのが、「平面図」です。


この「平面図」をもとに、どんどん、設計士やプランナー

と話をして、決めるところは決めていきます。



でも、ここで、本当に望んでいる「おうち」と「暮らし」

が表現されて、双方同じ価値観の認識の元、話がすすめ

られているのか。



この設計プランについて、次に少し説明していきましょう。






建築設計事務所は敷居が高い!?



私の住宅設計やお店設計は、やはりカフェ「イーズカフェ」のイメージ


が大きいのですが、また、お客様もカフェを見たイメージでとらえて


もらえるので、感覚を得やすいのだと思います。


(ハウスメーカーがこぞって、モデルハウスを建てる気持ちはわかる!)













家づくりを考えているお客様が1階にあるカフェで、うちのことを

知って、2階にある設計事務所を直接訪ねるなんて、とっても

勇気のいる行動です。



でも、そのハードルを越えて訪ねられるお客様は、感性とセンスが

私に近い人だと感じることもできます。


それと、本気な人しか来ません。



一般的に、設計事務所は、ビルやマンション、施設などを設計する

ところと思われてますので、個人の住宅を設計するなんて考えは

ふつう持ってないんです。


今でこそ、インターネットが普及して、いつでも、どこでも、

検索できる、される時代ですから、見えやすくなってきてますが、



ほんとに、事務所の扉の向こうでは何がおこなわれてるんだろう

って感覚ですね。


私は、お客さまとエモーショナルなおつきあい、仕事がしたくて、


イーズビルを建てて、イーズカフェとともに広告宣伝塔をつくり

ました。



一般のお客様と仕事をさせてもらうようになってからは、ほんと

エモーショナルなことが多いです。



今でも、建築設計事務所は、ビルやマンション、施設などの

新築設計を専門にやってるところも多いです。



私は、設計で言えば、住宅設計といより、家づくり、おうちづくり

と言った感じでとらえているので、設計とモノづくり。


リノベーションというジャンルも一般的になってきた今では、


設計というジャンルの仕事より、もっと、お客様に近い位置での

名前で、ジャンルが浸透していっても良いと思います。



私は、住宅設計は、ものづくりに始まって、お客様の幸せを

実現する暮らしをつくるナビゲーターだと思っています。



by「おうちプロダクション」 暮らしデザインプロデューサー 今井カツノリ


「それは、ひとつの気付きから始まった。」



私のスタイルの起点である、「E's style」のE'sビルは、私のチャレンジ

そのものです。


イーズビルでのプロセスは、ストーリーとしてこれから語っていきますが、

そこに作った、「イーズカフェ」。

ここには、リビングのようなカフェ空間がありました。



今から10年前、このカフェをスタートしたとき、あるお客様より、

「この空間を、わたしの家で作ってください。」と。


それまで、建築士としてキャリアを積んできましたが、リフォームの実績は

これからというとき、図面を書きましたが、「ひと部屋のリフォーム」なので、

図面より、どんな感じに仕上げるかの方が重要でした。


「イーズカフェ」の仕上げを、その部屋に持ち込んで思案の末、つくりました。

(イーズカフェも紹介していきます)


この時に、完成しないとその雰囲気、空間の感覚、風合い、質感はお客様に

伝わらない。でも、完成してお客様にその感覚が伝わった時、なんとも言えない

感覚が私自身も得ることができました。


お客様がこれから、どんな風に過ごしていくのか。暮らしのスタイルを

どのように変えていくのか、未来が見えていきました。


ビフォー リビング

アフター リビング





この時の感覚が、私のスタートだと思っています。

ひとつの部屋を仕上げるだけでも、大変な試行錯誤がありました。



ここでの大きな気付きは、お客様からもたらされました。


実は、最初はリフォームする天井は、色を塗り直し、照明器具を変えて

完成さす予定でした。



ところが、お客様より、「これじゃあ、以前と変わりません。」

「イーズカフェは、天井高いし、そのゆとりが私は好きなんです」

これらのやりとりから、私は、施工途中でデザインを変更し、天井を

解体して、コンクリートの天井裏をむきだしにしたのでした。


配線や、コンクリートの粗も目立ちましたが、吊り天井で間接照明を

作ったり、コンクリートのあらっぽさを、白く塗ることで個性の映える

凹凸のある表情を出していきました。



結果的に、ふところのある空間を作ることができ、よろこびの部屋が

できました。が、お客様の一声がなければ、こんな感覚は得られてません

でした。


ここでの気付きが、「一度決めても、もういっかい、新鮮な目で頭で

見てみる、考えてみる」という、私のあきらめない姿勢もできたのだと

思っています。



図面だけでは、お客様との「家つくり」のコミュニケーションツールには

程遠いことを学びました。もちろん、サンプルや、参考写真、自作パース

などを使って、理解してもらうようやっていきますが、



やはり。 「感覚」をどう形にしていくのか。


これは、


「人の暮らしを感性とともにイメージ化していく必要がある」


これを出発点としてはじめた 私自身でした。


「暮らしデザイン」


楽しくいきたいと思います。


by「おうちプロダクション」 暮らしデザインプロデューサー 今井カツノリ