生きる大事、死ぬ大事
の続編です。
季節はちょうど今くらい、もうすぐ春というときに、
オジは末期癌で、「次の桜を見れるか分からない」と余命宣告を受けるのです。
私はそれを聞いて、いてもたってもいられず、広島で一人暮らしのおじに電話して、うち(大牟田)のサロンに来て欲しい!できる限りの事をさせて欲しいと懇願したのです。
オジは訳もわからないまま、その電話の翌日には、息子さんに連れられて大牟田に来てくれました!
何をするかも何も伝えてないのに、私の想いに応えようとしてくれたんだと思います。
それから、うちに滞在してもらい、サロンの営業前後の早朝と夜にハーブ蒸しをしてもらいました。
私が提供しているものはリラクゼーションや民間療法で治療を目的とするものではありませんが、
病気を治したいからではなく、痛みや不安が少しでも和らげばいい
オジが私にしてくれたように、ただ寄り添いたかった。
オジはもう奥さんが待つ天国に行っていいと言っていて、お酒が大好きだったので、末期癌を告知されても、肝臓に癌が転移してもお酒も変わらず飲んでいました。誰もそれを止めることもなく、私も一緒に楽しく飲みました。
ただオジに私ができる最大限の感謝と恩返し、オジが少しでも楽になってくれることを願い、オジのことを大切に思っていることを伝えたかったのです。
オジはハーブ蒸しや、たださするだけのマッサージをすると「こんなこと初めての体験!痛みが軽減されてすごく気持ちいいし、調子がいい」と喜んでくれました。
お遍路珍道中の話も尽きなくて、私も楽しかった。
そして、検査のために一旦広島に帰ることに。
ドキドキで検査結果の報告を待ちます。
そしてオジからの電話。
声から明らかに結果がいいことはわかったけれど…
「奇跡じゃー!」
予想外のことが起こりました。
ガンの数値は下がり、転移していたガンはなんと消えていた。
「1回目の検査は間違いだったのか?奇跡だ!この短期間に何があったのか?」
と、お医者さんもびっくりされたそうです。
そして余命宣告は撤回されたのです。
「病院に行く以外にこんな方法があるなんて全く知らなかった!死にかけていたのにありがとう!ちえこは私の命の恩人じゃ。本当にありがとう」
って言ってくれて、私のセラピスト人生で一番嬉しい瞬間でした。
ハーブ蒸しが病気を治したのではなく、私や周りの気持ちに応えたいって思ってくれたことでオジ自身の生きる気力を取り戻せたことで自然治癒力が高まったことで奇跡を起こしたのだと思います。
それからは、オジの方から「またハーブ蒸しを受けたい」と、広島から何度もサロンに来てくれるようになり、みるみる元気になりました。
私は、オジの寿命を延ばしたいと思ったのではなく、生きている今、病気のままのオジのことを受け入れて、心が楽に、幸せな気持ちになれるお手伝いがしたかったのです。
それから2年後、私が結婚した3ヶ月後、桜が満開の4月に、オジは旅の支度を整えてから、安心したようにご家族に看取られて、奥様が待っている天国に旅立ちました。
オジは、息を引き取る直前に私の名前を呼んでくれたと、後からご家族の方から聞いて胸がいっぱいになりました。
オジと過ごした3年間…不思議なご縁だったなぁ、って、亡くなって10年経った今でもこの季節が巡ってくる度にオジのことを思い出すのです。
よりよく生きること、そして
よりよく死ぬこと
生と死、命の輝きを見せてくれました。
オジは今でも天からいつも見守ってくれている、そう感じます。
オジが自分の背中で見せてくれた、伝えてくれたメッセージを大切にしたい…
だから私が自分らしく生きることを自己開示をすることで、そこに小さくても、人が光を感じてくださるような生き方をしたいと思っています。
これから一歩踏み出したい方、
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