エレベーターで、上司と二人きりになる。
ドアが閉まって、少しの間、どちらも何も話さない。
その数秒が気まずくて、
「最近、寒くなりましたね」「あ、そういえば昨日の会議の件ですけど……」と、
とにかく何か話さなきゃと、思いついたことを次々に口にしてしまう。
そして席に戻ってから、
「あんなこと、わざわざ言わなくてもよかったな」と、少し後悔する。
会話の沈黙が怖くて、つい話しすぎてしまうこと、ありませんか。
今日は、沈黙が気まずくて話しすぎてしまう人が、
少し落ち着いて会話できるようになる話をしていこうと思います。
■沈黙を気まずいと感じているのは、自分だけのことも多い
沈黙が怖いのは、どこかで「会話は途切れずに続いていないといけない」と思っているからです。
そう思っていると、会話が止まった時に
「自分の話がつまらなかったかな」
「何か話さないと、気まずい人だと思われるかも」
と、急に落ち着かなくなってしまいます。
でも、相手の方は、その沈黙を気まずいとは思っていないことも多いんです☝🏻
次に何を話そうか考えていたり、さっきの話を頭の中で思い返していたり、
ただ単に、ぼーっとしていたりするだけかもしれません。
こちらが「何か話さなきゃ」と焦っている数秒は、
相手にとっては、ひと息ついている時間だったりするんです。
■焦って話すと、言わなくていいことまで言ってしまう
沈黙を急いでなくそうとすると、
頭に浮かんだことを、そのまま口に出してしまいやすくなります。
すると、まだまとまっていない仕事の話をしてしまったり、
誰かのうわさ話に乗ってしまったりして、
あとから「なんであんなこと言ったんだろう」と、帰り道まで気になってしまうんです。
■沈黙になったら、まずは一呼吸おいてみる
そこで、会話が止まった時は、
何か話す前に、ゆっくり一呼吸してみてください。
息を吸って、吐く。それだけで十分です。
僕は野球をしていた頃、打席に入る前に、いつも決まった呼吸をしていました。
呼吸を意識すると、「打てなかったらどうしよう」と先のことばかり考えていたのが、
「今」に戻ってこられて、今の自分のことだけを考えられるので、
周りからの視線が気にならなくなって、自然と落ち着けるようになりました。
会話でも同じで、一呼吸すると「早く何か言わなきゃ」という焦りが少しおさまるので、
次に何を話すかを、落ち着いて選べるようになります。
■話すことは、相手の話から1つ拾えばいい
一呼吸したあとに話すことは、新しい話題を探さなくて大丈夫です。
さっき相手が話していたことから、1つだけ拾って聞いてみます。
「さっきの出張の話、どこに行かれてたんですか?」
「週末は、ゆっくりできましたか?」
相手の話から拾えば、自分で話題を作らなくていいので、気持ちがラクになりますし、
相手も「ちゃんと聞いてくれていたんだな」と分かるので、うれしくなって話しやすくなります。
なので、沈黙を全部なくす必要なんて、これっぽっちもないんです。
少し黙っている時間があっても、会話は自然と続いていきますし、
僕は、沈黙も会話の一部だと思っています。
■沈黙に慌てなくなると、人と会う時間が楽しみになる
沈黙が怖いのは、「会話は続いていないといけない」と思って、黙っている数秒に焦ってしまうからです。
だから、沈黙になったら、まずは一呼吸。
そして、相手の話から1つだけ拾って聞いてみる。
そうやって沈黙に慌てなくなると、話したいことを落ち着いて選んで話せるようになるので、
帰り道にも「今日は話せてよかったな」と思えるようになっていきます。
ランチや飲み会の予定が入っても、「何を話そう」と構えずに、
会うこと自体を楽しみにできるようになります。
月曜日、誰かとの会話がふと止まったら、
何か言う前に、ゆっくり一呼吸してみませんか。
沈黙が怖くなる理由には、「黙っていたら嫌われるかも」という気持ちが隠れていることもあります。
その気持ちがいつからあるのかは、一人で考えていても、なかなか分かりにくいところなので、
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